サム・ハスキンス
サム・ハスキンス(Samuel Joseph Haskins、1926年11月11日 - 2009年11月26日)は、南アフリカ出身の写真家。本名はサミュエル・ジョーゼフ・ハスキンス。
人物・来歴
[編集]モンタージュ写真で知られる。その代表作は『Cowboy Kate』(1965年)、『Haskins Posters』(1973年)。2000年以降は、ヴォーグ、ハーパース・バザー、アリュール Allure、ニューヨーク などのファッション誌を中心に活動。
1945年-1948年に、The Johannesburg Technical Collegeに学び、芸術一般を学び、写真のパートタイムコースを履修する。その後、1949年-1951年にはロンドンのボルトコート (Bolt Court) にあるLondon School of Printing and Graphic Arts(後にLondon College of Printingと改名。現在のロンドン・カレッジ・オブ・コミュニケーション )に学ぶ。
1952年に、アリダ・エルサビ・ヴァン・ヒエルデン(Alida Elzabe van Heerden)と結婚。長男ルードヴィッヒ(Ludwig、1955年8月4日 - )、次男コンラッド(Konrad、1963年1月26日 - )の二人の息子を持つ。妻アリダは、サムの仕事上のパートナーとして活動するため、結婚後まもなく、ファッション業界の仕事を辞める。アリダは、サムが無名の写真家時代に『Five Girls』を出版するためにエージェントを務め、サムが写真家としてキャリアを形成する出発点で重要な役割を果たす。以後アリダは、ハスキンスの全ての出版物に関し、世界中の出版社との交渉を担当している。
1953年にヨハネスブルグにて、広告写真家として活動を始める。アフリカではおそらく最初であろう近代的なフリーランス広告写真スタジオを経営する。商業写真家としては多岐にわたり、静物、商業写真、ファッション、航空写真などに及び活躍をしている。芸術写真家としての最初の活動は、1960年、ヨハネスブルクのデパート、ジョン・オーズ(John Orrs)で開催した個展である。スタジオで撮影したモデルのモノクロ写真に加え、若き芸術家、エリザベス・ラングシュ(Elisabeth Langsch)の制作した人形を撮影した作品も展示。ラングシュは、後年、スイスを代表する陶芸家となる。
1960年代に出版した主な4つの作品集は、ハスキンスの国際的知名度を確立すると同時に、以後の方向性も決定付ける。『Five Girls』(1962年)では、女性ヌード写真への斬新なアプローチをしている。初期モノクロ写真の重要な作品が見られ、構図のカットや書籍デザインには、以降の作品すべてに共通する要素がある。『Cowboy Kate』(1964年)は、表現とイメージデザインの手段としてモノクロ写真を採用した、20世紀でおそらく最初の芸術的モノクロ写真集である。当時多大な影響を与え、全世界で約100万部が売れた同作品は、1964年にフランスのナダール賞(Prix Nadar)を受賞。出版から50年以上を経た今も、写真家、映画監督、ファッションデザイナー、メークアップアーチストなどに影響を与え続けている。
初版本は部数が少なく、コレクターの間では3,000USドル近くで売買されていたため、ハスキンスは、デジタルリマスターの「ディレクターズカット」版を、2006年10月にニューヨークのリソリ社(Rizzoli)から出版。新版『Cowboy Kate』には、イメージ編集とレイアウト修正に加え、新しい作品が16ページ分追加されている。
『November Girl』(1966年)には、1970−1980年代のグラフィック作品やシュールレアリストの実験スタイルの多くの土台となるコラージュ作品の数々が見られる。『African Image』(1967年)は、サハラ以南のアフリカの人々、文化、風景、野生動物へのオマージュ的作品。躍動感と刺激にあふれる世界を撮るという、ハスキンスの生涯にわたる興味と、アフリカの工芸品を正式に記録することに向けられた情熱の結晶である。
1968年に、ハスキンスはロンドンに移住し、キングスロード近くのグリーブプレイス(Glebe Place)にスタジオを開く。広告写真家として、国際的企業向けの作品を数多く制作する。顧客は、アサヒペンタックス、バカルディ、カティサーク・ウィスキー、ホンダ、BMW、ヘイグ・ウィスキー、デビアス、ブリティッシュエアウェイズ、ユニリーバ、ザンダーズ(Zanders)など。これらの企業のカレンダーのアートディレートクションと写真撮影も専門に行った。特にペンタックスなどのカレンダーを手がけた。1960年代後半から1970年代初頭までの短期間はハッセルブラッドを支持していたが、ペンタックスの6X7中判カメラとレンズに強い愛着を持ち、製造会社のペンタックスとハスキンスとの間には、長年にわたる稀有な関係が築かれる。旭光学は、1970年から2000年までに30点のカレンダーを作成したが、ハスキンスは、このうちミレニアム版を含む15点の写真撮影とアートディレクションを行った。2回以上カレンダーの写真撮影を担当した写真家は、他にいない。現在も東京のペンタックスフォーラムギャラリーの運営に携わり、ここで個展も開催している。旭光学との最初の出会いは、1967年のこと。ハスキンスがアフリカの写真を複数の他社製品で撮影したことを知った同社が、35ミリカメラを進呈したことにはじまる。
1972年、初のカラー写真集『Haskins Posters』を出版。同作品は大判で、厚い紙のページに片面のみの印刷、柔らかい糊を使った無線綴じ[1]のため、一枚ずつ外してポスターのように使うことができる。ハスキンスと妻アリダは、自らの出版社、ハスキンス・プレスから同作品を自費出版し、国際的な成功を収める。New York One Showでは金賞を受賞。同作品中の最も有名な一枚は、リンゴの画像に若い女性の顔を重ね、リンゴの茎の近くに蜂がいる作品で、世界中のほぼ全ての主要写真雑誌の表紙や論説記事に登場した。この作品は、1970年代に広く公表された、リンゴのテーマを使った視覚的なグラフィック実験の一部であり、しばしの間写真ジャーナリストは、ハスキンスに「Sam the Apple man」というニックネームを付けた。
『Haskins Posters』には多様な創造的テーマがあるが、その全てが、以降30年間にわたる活動を通じて、ハスキンス独自のイメージが構築され追求されている。力強い構図で、モデルの自然な個性を表すヌード作品である一方、イメージを構築する際に、グラフィックの実験や、ユーモア、官能的なエロチシズムを追求している。ハスキンスは、写真作品の表面、つまり平面的なグラフィック要素に、3D的な明暗法で緊張感を創造するというテーマを繰り返し用いている。(同じ主題の繰返しは、画家として教育を受けたことに根ざしている。)洗練された照明や二重露出のテクニックが、このような効果を可能にしている。照明は、非常に創造的であると同時にデザインを考慮して設定され、スタジオ撮影・屋外撮影を問わず、ほぼ全ての作品で重要な役割を果たしている。ハスキンスは、ひとつのショットのために複雑な照明を編み出すことが多く、同じ設定は二度と使わない。このような照明の最近の例は、「ニューヨーク」誌の75周年記念号に掲載されたファッション写真に見られる。撮影は、2006年8月、ニューヨークのPier 57(第57埠頭)にあるスタジオで行われた[2][3] 。
ハスキンスは、写真作品のために自身で彫刻やイラストレーションを創作することが多く、シュールレアリズム、イラスト、映画、グラフィックデザインなどの組合せから新たな着想を得ている。
『Haskins Posters』と、それに関連する、ロンドンのPhotographer’s GalleryとNational Theatreで開催された展覧会で初めて見られるグラフィック的実験は、後に『Photo Graphics』(1980年)という書籍にまとめられる[4] 。この題名は写真に関する新語となり、以来広く使われている。
次の作品集、『Sam Haskins á Bologna』(1984年)は、ボローニャ市長から招待を受けて市内を撮影した作品。出版と同時に、同市内で展覧会が開かれた[5] 。このプロジェクトは、同様の撮影を、風光明媚なバルセロナ(1991年)とカシミール(1992年-1994年)で行うことにつながった。
2002年、ハスキンスと妻アリダはオーストラリアのサザン・ハイランドに移住し、3番目の住居兼スタジオを建てる。ロンドンからの脱出は、ハスキンスのファッション写真に再生をもたらす。ハスキンスは、キャリアの初期からファッションへの情熱を持ち続け、『Cowboy Kate』に影響を受けたファッションデザイナー達は、その影響に対する謝辞を示している。しかし、当時のファッション業界の主流層は、ハスキンスへの敬愛を示さなかった。ハスキンスも、彼らの賞賛を得ようとは努めなかった、と言って差し支えないだろう。ハスキンスは、2002年にパリで撮影したイブ・サンローランの写真で「再発見」され、その後、ロンドン、ニューヨーク、東京、シドニーで、ファッションデザイナーとファッション誌から数多くの仕事を受ける。
2006年12月、80歳の誕生日の1か月後に、ポートレイトを中心とする最初の回顧展が、オーストラリアのキャンベラにあるナショナル・ポートレイトギャラリーで行われた。これは、国立の美術館またはギャラリーで開催された、初めてのハスキンスの展覧会でもある[6] 。同展は、2007年4月22日まで4ヶ月にわたり開催された。
展示作品の中には、それまで姿が公表されなかったアーチストのポートレイトが数点ある。うち1点は、ハスキンスが崇拝するグラフィック・アーチスト、ジャン=ミシェル・フォロン(Jean-Michel Folon)の肖像である。ポートレイト作品は、1、2点を除き大部分が未発表作品。長年にわたる芸術家達との出会いと友情から生まれた数多くの作品の中で、静かに発表の時を待っていた作品である。現在、ハスキンスは、50年にわたる活動を集約する本の制作と、展覧会の準備に注力している。同時に、第一線のモデルと女優、そして新人のファッション撮影も、選りすぐって行っている。
影響
[編集]サム・ハスキンスは、デザイナーとしての評価も得ている、特異な写真家である。様々な機会に自身が影響を受けた人々として、次に挙げる人々に対し、幾敬意を表している。写真家: アーヴィング・ペン、リチャード・アヴェドン、エドワード・スタイケン、アンリ・カルティエ=ブレッソン。デザイナー/タイポグラファー: McKnight Kaufer、ポール・ランド、Louis Dorfsman、Willy Fleckhaus、アレクセイ・ブロドヴィッチ、ハーブ・ルバリン、ミルトン・グレイザー、ソール・バス。画家/絵画: ルネ・マグリット、シュルレアリズム、ダダイスム、印象派、後期印象派、20世紀パリの芸術、ポップアート。映画監督: フェディリコ・フェリーニ、キャロル・リード『第三の男』に対し)、セルゲイ・アイゼンシュタイン(主に『Strike』に対し)
主な作品
[編集]主な作品は次の通り(ハスキンス自身のサイトへのリンクあり)。これらの作品はすべて、雑誌・書籍編集者に好評をえて、幾度も出版・公表されている。
- 『Five Girls』(1963年)より、ジルの横顔[7]
- 『The Cowboy Kate』(1965年)、ガンベルト、正面より撮影[8]
- 『The Cowboy Kate』(1965年)、ガンベルト、背面より撮影[9]
- マサイ族とポンド族の女性、『African Image』(1967年)を再構成した見開きページ(2006年)[10]
- 「Mood swings(気まぐれ)」 最近の作品で、『Haskins Posters』(1973年)の表紙と、『November Girl』(1966年)の有名な表情豊かなイメージとを並べたもの[11]
- 「The Apple Face」『Haskins Posters』(1973年)[12] ハスキンス作品の中で最も数多く複製された作品だろう。
- 「Lindy Run」『Haskins Posters』(1973年)[13] ハスキンスの力強いファッション写真の代表作。
- 「Delia with two fish(デリアと二匹の魚)」ペンタックス社カレンダー[14] セイシェル共和国で撮影(1973年)
- 「Cityscape montage」 『サム・ハスキンス á Bologna』(1984年)[15]
- 「Maria Carla Boscono」『ヴォーグ・ジャパン』(2002年)ロンドンで撮影[16]
スライドショー
[編集]ハスキンスは、約500の作品で構成される中判のスライドショーを作成した。各作品の表示時間は7秒で、音楽に合わせて進行する。ハスキンス自身が、暗室タイマーを使って手動プロジェクターを操作した。1970年にブライトンで開催された国際写真カンファレンスで初公開され、絶大な人気を博す。その後、世界各地の50以上の都市に巡回し、劇場、映画館、写真カンファレンス会場、公開パフォーマンス会場などは満員の観客で埋まった。当時、ハスキンスはハッセルブラッドとローライフレックスで撮影していたため、初版スライドのサイズは中判の6cm x 6cm。ハスキンスは、彼の最初のペンタックス6x7を1970年に東京で受け取ったが、6x7スライド用の作品群の製作には数年を要した。初版スライドは1975年に6x7判に変換され、さらに多くの国々で公開できるようになる。
教育・評価活動
[編集]1975年、母校のThe London College of Printingに戻り、1982年まで写真履修コースの外部評価委員を務める。1980年から1985年にかけて、オスロのノルウェーテレビの研修スクールで、作家、撮影カメラマン、ディレクター、舞台装置家を対象に、1週間のワークショップを行う。70年代には、イタリア、スウェーデン、南アフリカ共和国でも、専門家やprosumerを対象に、1週間のワークショップを行う。その他の教育活動は、主に、写真カンファレンスでの1日ワークショップと、自身のスタジオへのグループ見学である。また、米国のシラキューズ大学と長年にわたり交流関係を持ち、1975年から1988年までの毎夏、学生グループのスタジオ見学を開催した。
著作目録
[編集]書籍
[編集]Five Girls [17] | |
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企画、写真、デザイン | サム・ハスキンス |
判型 | 144p、350x270mm、箱入り、オフセット印刷 |
Images | モノクローム |
印刷 | アメリカ合衆国 |
アメリカ議会図書館分類番号 | 62-20049 |
序文 | Aaron Sussman |
ハードカバー 1962年出版 | |
Crown Publishing Inc. | ニューヨーク |
Bodley Head | ロンドン |
Europäische Bücherei Hiernonimi | ボン |
ペーパーバック | |
Bantam Books | ニューヨーク |
Corgi | ロンドン |
Cowboy Kate [18] | |
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企画、写真、デザイン | サム・ハスキンス |
判型 | 160p、350x270mm、箱入り、グラビア印刷 |
Images | モノクローム |
印刷 | Heliographia S.A.、ローザンヌ |
アメリカ議会図書館分類番号 | 67-112870 |
序文 | Norman Hall |
本文 | Desmond Skirrow |
ハードカバー 1964年出版 | |
Crown Publishing Inc. | ニューヨーク |
Bodley Head | ロンドン |
Edition Prisma | パリ |
Europäische Bücherei Hiernonimi | ボン |
Besige Bij | アムステルダム |
ペーパーバック | |
Bantam Books | ニューヨーク |
Corgi | ロンドン |
Europaische Bucherei | ボン |
サイン入り限定本 1974年出版 | |
Haskins Press | ロンドン |
November Girl [19] | |
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企画、写真、デザイン | サム・ハスキンス |
判型 | 129p、350x270mm、箱入り、Gravure |
Images | モノクローム |
印刷 | Heliographia S.A.、ローザンヌ |
アメリカ議会図書館分類番号 | 71-385000 |
本文 | Desmond Skirrow |
ハードカバー 1966年出版 | |
Grossett & Dunlap | ニューヨーク |
The Bodley Head | ロンドン |
Edition Prisma | パリ |
Europäische Bücherei Hiernonimi | ボン |
'ペーパーバック | |
Bantam Books | ニューヨーク |
Corgi | ロンドン |
African Image [20] | |
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企画、写真、デザイン | サム・ハスキンス |
160p、350x270mm、箱入り、グラビア印刷 | |
Images | モノクローム |
印刷 | Heliographia S.A.、ローザンヌ |
アメリカ議会図書館分類番号 | (no number assigned) |
序文 | L. Fritz Gruber |
ハードカバー 1967年出版 | |
Thomas Crowell | ニューヨーク |
Bodley Head | ロンドン |
Haskins Posters [21] | |
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企画、写真、デザイン | サム・ハスキンス |
表紙デザイン / タイポグラフィ | Alan Fletcher at Pentagram |
判型 | 32p、480x350mm、ソフトカバー、removable pages |
Images | カラーとモノクローム |
印刷 | Lichtdruck AG、Dielsdorf |
アメリカ議会図書館分類番号 | 73-176000 |
序文 | サム・ハスキンス |
Softback (main edition)(1972年出版) | |
Haskins Press | ロンドン |
Thomas Crowell | ニューヨーク |
Fitzhenry | トロント |
Westside Ltd | トロント |
KKK | 東京 |
Europäische Bücherei Hiernonimi | ボン |
Limited Edition Hardback Published 1972 | |
表紙デザイン | Paul Colsell at Pentagram |
Photo Graphics [22] | |
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企画、写真、デザイン | サム・ハスキンス |
判型 | 100p、310x245mm、箱入り、オフセット印刷 |
Images | カラーとモノクローム |
印刷 | Rotovision、ジュネーヴ |
アメリカ議会図書館分類番号 | 82-126090 |
ハードカバー 1980年出版 | |
Rotovision S.A. | ロンドン |
Rotovision S.A. | ジュネーヴ |
Colucci Edizione | ミラノ |
Nippon Geijutsu Shp. | 東京 |
Sam Haskins a Bologna [23] | |
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企画、写真、デザイン | サム・ハスキンス |
88p、280x240mm、ソフトカバー、オフセット印刷 | |
Images | カラーとモノクローム |
印刷 | ボローニャ |
アメリカ議会図書館分類番号 | (該当番号なし) |
序文 | Profs. Carlo Gentile & Renzo Renzi |
ハードカバー 1984年出版 | |
Graphis Edizione | ボローニャ |
Cowboy Kate (Director's Cut) * [18] | |
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企画、写真、デザイン | サム・ハスキンス |
判型 | 194p、350x270mm、箱入り、オフセット印刷 |
Images | モノクローム |
印刷 | 中国 |
アメリカ議会図書館分類番号 | 2006923016 |
序文 | Philippe Garner |
序文 | Norman Hall |
本文 | Desmond Skirrow |
Hardcover Published 2006 | |
Rizzoli | ニューヨーク |
- 『Cowboy Kate and other stories - Director's Cut』2006年発行は、オリジナル版に著者によりマスターをデジタル処理し、新たに16ページが追加されている。スイスで印刷された初版のグラビア印刷写真とは異なり、オフセット印刷となっている。
Fashion Etcetera サム・ハスキンス著 | Author's Edition |
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企画、写真、デザイン | サム・ハスキンス |
判型 | 316p、359x271mm、箱入り、オフセット印刷 |
表紙 | French Fold Jacket |
Images | カラーとモノクローム |
印刷 | 中国 |
アメリカ議会図書館分類番号 | 2009924427 |
序文 | トミー・ヒルフィガー |
序文 | Michael Arts |
著者による全七章の紹介 | Sam Haskins |
ハードカバー 2009年出版 | |
The Haskins Press | Bowral、オーストラリア |
Fashion Etcetera サム・ハスキンス著 | 特別版 |
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企画、写真、デザイン | サム・ハスキンス |
判型 | 316p、359x271mm、箱入り、オフセット印刷 |
表紙 | French Fold Jacket |
Images | カラーとモノクローム |
印刷 | 中国 |
アメリカ議会図書館分類番号 | トミー・ヒルフィガー店にて販売 |
序文 | トミー・ヒルフィガー |
序文 | Michael Arts |
著者による全七章の紹介 | Sam Haskins |
ハードカバー 2009年出版 | |
トミー・ヒルフィガー | ニューヨーク |
- Fashion Etceteraの二つの判は表紙以外全く同じである。
サム・ハスキンスの写真が掲載された書籍
[編集]発行年 | 出版地 | 題名 | 編集者/著者 |
---|---|---|---|
1964 | 東京 | Photography of the World | 平凡社 |
1966 | ケープタウン | Silver Images | Dr A Bensusan |
1966 | ロンドン | British Journal of Photography Annual | Arthur Dalladay |
1966 + '68, '71-'75, '77-'82, '84 | チューリッヒ | Photographis | Walter Herdeg |
1968 | ロンドン | British Journal of Photography Annual | Arthur Dalladay |
1970 | ジュネーヴ | Art Director's Index to Photographers1 | Rotovision |
1970 +'71, '73, '75, '77 | 東京 | ペンタックスフォーラム | ペンタックス |
1970 | ミュンヘン | 4 Meister der erotischen Fotografie | Photokina |
1970 | ケルン | Photokina Bilder und Texte | Photokina |
1971 | ロンドン / ニューヨーク | Views on Nudes | Bill Jay |
1972 | ロンドン | The Century - 100 Years of Posters | Bevis Hillier |
1974 | チューリッヒ | Graphis Posters | Walter Herdeg |
1974 | ニューヨーク | The One Show | new York Art Director's Club |
1974 | チューリッヒ | Graphis Posters | Walter Herdeg |
1975 | フライブルク | Friburg International Trienalle | Friburg Museum of Art |
1976 | ロンドン | Graphis Glamour Calendar Art | Michael Colmer |
1977 | ロンドン | Photography 35mm Camera | R H Mason |
1977 | 東京 | Asahi Pentax Annual | ペンタックス |
1977 | ケルン | Geschichte der Fotografie im 20 Jh. | Peter Tausk |
1977 | ロンドン | Masterpieces of Erotic Photography | Aurum Press |
1978 | フライブルク | Friburg International Triennale | Friburg Museum of Art |
1978 | ブルノ | Brno Biennale '78 | 8th Graphic Art |
1978 | ケルン | Dumont Foto 1 | Fotokunst Int. |
1978 | ロンドン | The Visual Dictionary of Sex | MacMillon |
1978 | ロンドン | Modern Publicity | Van Nostrand Reinhold |
1979 | ロンドン | The Erotic Arts | Peter Webb |
1980 | チューリッヒ | Graphis、Photographics | William B McDonald |
1981 | ミラノ | Women in the Magic Mirror | Bert Hartkamp |
1982 | ロンドン / ニューヨーク | The Dictionary of Visual Language | Philip Thompson & Peter Davenport |
1983 | ケンブリッジ | The Autograph Book | |
1984 | ハンブルク | Die Schönen Geschöpfe - Tierfotos | Stern |
1984 | ハンブルク | Der Erotische Augenblick | Stern Bibliothek |
1985 | ミュンヘン | Das Aktfoto | Münchner Stadtmuseum |
1985 | ロンドン | Photographers Encyclopedia International 1893 to the Present | Michele Auer & Michel Auer |
1986 | Schaffhausen | Ansichten vom Körper | Michael Kohler |
1987 | ロンドン | The Naked and the Nude | Jorge Lewinsky |
1987 から 1997 | 東京 | Pentax Annual | ペンタックス |
1989 | ローチェスター | Professional Photographic Illustration | LoSapio |
1990 | ニューヨーク | Angels - An Endangered Species | Malcolm Godwin |
1990 | North Abbot | The Tree | Peter Wood |
1995 | ミュンヘン | Twen、Revision einer Legende | Michael Koetzle |
1995 | ロンドン | Contemporary Photographers 3rd Edition | Martin Evans |
1997 | パリ | Love in the 20th Century | F. Montreynaud |
1997 | ミュンヘン | Willy Fleckhaus | Michael Koetzle & Carsten M Wolf |
2000 | ニューヨーク | Cross | Kelly Klein |
2000 | アメリカ合衆国 | Emerging Bodies / ポラロイド | Barbara Hitchcock |
2004 | Piermont | Mary McFadden、High Priestess of High Fashion、A life in Haute Couture | Mary McFadden & Ruta Saliklis |
2004 | パリ | Belles en Vogue | Florence Müller |
2006 | パリ | Nus : Les plus grands photographes du monde | Anthony LaSala |
2007 | パリ | Livres de nus | Alessandro Bertolotti |
2008 | シドニー | 10 Years of Fashion Photography | Harper's Bazaar |
2008 | ニューヨーク | Horse | Rizzoli |
2008 | ミラノ | photo20esimo (maestri della fotografia del XX secolo exhibition) | Silvana Editoriale |
2009 | ミュンヘン | Nude Visions (Münchner Stadtmuseum exhibition) | Kehrer |
2010 | バリトン | 25 Years of colouring in (Paul Martin Design Company) | Grantchester Editions |
(1) 「The Art Director's Index」は、費用を支出する出版物であるが、この時は出版社からサムに掲載の依頼があった。
サム・ハスキンス - 写真史と批評
[編集]発行年 | 発行都市 | 書籍名 | 著者 | 出版社 |
---|---|---|---|---|
1976 | パリ | La Photo | Chenz & Jeanloup Sieff | Denoël |
1980 | ロンドン | Photography in the 20th Century | Petr Tausk | Focal Press |
1983 | ロンドン | How Famous Photographers Work | Jack Schofield | Watson-Guptil |
1985 | プラハ | Creative Colour Photography | Petr Tausk | Focal Press |
1986 | フランクフルト | Modern Colour Photography '36-'86 | ||
1987 | ロンドン | Masters of Photography | D. Mrazkova | Hamlyn |
1996 | ニューヨーク | Art Fundamentals - Theory & Practice | Otto Ocvirk | McGraw Hill |
1997 | オックスフォード | The Story of Photography | Michael Langford | Focal Press |
1998 | ミュンヘン | Nude Photography - masterpieces from the past 150 years | Peter-Cornel Richter | Prestel |
2001 | ニューヨーク | Masters of the 20th Century(1) | Mervyn Kurlansky | Graphis |
2004 | ヨーテボリ | The Open Book - A history of the photographic book from 1878 | Andrew Roth | ハッセルブラッド |
2005 | スイス | The World's Top Photographers - Nudes. | Anthony la Sala | Rotovision |
(1) 「Masters of the 20th Century」は、グラフィックデザイナーとタイポグラファーを紹介している書籍であり、写真家はサム・ハスキンスとRankin Waddell二人しか取り上げられていない。この書籍においては、写真を用いたイラストレーターとして扱われている。
受賞
[編集]年 | 都市 | 賞 | Presented for; | Award Organisation |
---|---|---|---|---|
1964 | パリ | Prix Nadar | Cowboy Kate and other stories | Prix Nadar |
1969 | イスラエル | 銀賞 | African Image | International Art Book Competition |
1974 | ニューヨーク | 金賞 | Haskins Posters | New York Art Director's Club |
1980 | ニューヨーク | Book of the Year | Photo Graphics | コダック |
個展
[編集]開催年 | 開催地 | 展覧会名 | 会場 |
---|---|---|---|
1960 | ヨハネスブルグ | Photographic Illustration | Orrco Theatre |
1970 | 東京 | Sam Haskins | ペンタックギャラリー |
1970 | 東京 | Sam Haskins '70 | 伊勢丹ギャラリー |
1972 | ロンドン | Haskins Posters | Photogephers Gallery |
1973 | パリ | Haskins Posters | FNAC Gallery |
1973 | 東京 | Haskins Posters | 伊勢丹ギャラリー |
1974 | アムステルダム | Haskins Posters | Canon Gallery |
1974 | ロンドン | Pentax Calendar '75 | ペンタックギャラリー |
1976 | 東京 | Scandinavian Landscapes | 伊勢丹ギャラリー |
1976 | ロンドン | Calendar '77 | ペンタックギャラリー |
1979 | ロンドン | New Work | ペンタックギャラリー |
1980 | ロンドン | Photo Graphics | National Theatre |
1980 | ロンドン | Photo Graphics | Kodak Gallery |
1980 | Norwich | Photo Graphics | Sainsbury Centre |
1980 | Bath | Photo Graphics | RPS Gallery |
1981 | グラスゴー | Photo Graphics | Hillhead Gallery |
1981 | ロッテルダム | Photo Graphics | ペンタックギャラリー |
1981 | チューリッヒ | Photo Graphics | ペンタックギャラリー |
1981 | 東京 | Photo Graphics | ペンタックスフォーラム |
1981 | ニューヨーク | Photo Graphics | Neikrug Gallery |
1984 | ボローニャ | Sam Haskins a Bologna | Galleria d'Accursio |
1985 | 東京 | The Best of Sam Haskins | ペンタックスフォーラム |
1986 | 大阪 | The Best of Sam Haskins | プランタン |
1987 | ロンドン | Graphic Work | Saatchi & Saatchi |
1987 | 東京 | Calendar '88 | ペンタックスフォーラム |
1990 | 東京 | The Image Factor | ペンタックスフォーラム |
1990 | 大阪 | The Image Factor | ペンタックスフォーラム |
1991 | オークランド(Auckland) | The Image Factor | Conference Centre |
1991 | シドニー | The Image Factor | Conference Centre |
1991 | 香港 | The Image Factor | Conference Centre |
1992 | 東京 | Remember Barcelona | ペンタックスフォーラム |
1992 | 大阪 | Remember Barcelona | ペンタックギャラリー |
1992 | グラスゴー | Now & Then | MNS Photocolor |
1993 | 東京 | Hearts | ペンタックスフォーラム |
1993 | 大阪 | Hearts | ペンタックギャラリー |
1996 | 東京 | Sam Haskins - Monochrome | ペンタックスフォーラム |
1996 | 大阪 | Sam Haskins - Monochrome | ペンタックギャラリー |
1999 | ロンドン | Innovations & other stories | Focus Gallery |
2000 | ベルリン | Image² | Gallery Argus Fotokunst |
2003 | ニューヨーク | Sam Haskins | Michael Gallagher Gallery |
2004 | パリ | Sam Haskins | Marlat |
2004 | アムステルダム | Sam Haskins | Gallery Wouter van Leeuwen |
2006-2007 (12月8日 - 4月22日) | キャンベラ | Sam Haskins - Portraits & Other stories[24] | National Portrait Gallery |
2009 (9月19日 - 10月26日) | ニューヨーク | Sam Haskins - Fashion Etcetera | Milk Gallery |
2010 (7月9日 - 8月21日) | パリ | Sam Haskins - Calendars & other stories | Ofr. Bookshop & Gallery |
グループ展
[編集]開催年 | 開催地 | 展覧会名 | 会場 |
---|---|---|---|
1970 | ケルン | 4 Masters of Erotic Photography | Photokina '70 |
1970 | ヨーロッパ | 4 Masters of Erotic Photography | (ヨーロッパ巡回) |
1972 | ロンドン | Who Are You | Gimpel Fils Gallery |
1973 | ハミルトン | Top 10 Photographers | Mc Masters University |
1985 | ミュンヘン | Das Aktfoto | Münchner Stadtmuseum |
1986 | ドイツ | Das Aktfoto | (ドイツ巡回) |
1986 | ケルン | 50 yrs. Modern Colour Photography | Photokina |
1989 | プラハ | 150 Years of Photography | Narodni Gallery |
1995 | ミュンヘン | Twen Magazine | Münchner Stadtmuseum |
2005 | ニューヨーク | The Open Book: A History of the Photographic Book from 1878 to the Present | International Center of Photography |
2007 | ロンドン | Fashion [26] | Michael Hoppen Gallery |
2008 | ルガーノ | maestri della fotografia del XX secolo [27] | Museo d’Arte |
2009 | ミュンヘン | Nude Visions | Münchner Stadtmuseum |
美術館所蔵作品
[編集]- ヴィクトリア&アルバート博物館、ロンドン
- オーストラリア国立美術館、キャンベラ
- ボローニャ市常設コレクション、イタリア
- ミュンヘン市立博物館、ドイツ
- ルガーノ美術館、スイス
ドキュメンタリー
[編集]年 | 発行地 | 題名 | 制作会社 |
---|---|---|---|
1973 | ロンドン | Sam Haskins | William Webb |
1987 | ロカルノ | Grandii Fotografi | Polyvideo SA |
1990 | ロンドン | Sam Haskins - Pentax 67 | Luke Jeans |
2002 | ロンドン | Oral History of British Photography [28] | British Library Sound Archives |
出典・脚注
[編集]- ^ Perfect Bindingと呼ばれる、ペーパーバックや雑誌を綴じる方法
- ^ http://nymag.com/fashion/06/fall/borrowthis/ Fashion shoot]
- ^ anniversary
- ^ Photo Graphics
- ^ Sam Haskins á Bologna
- ^ Exhibition National Portrait Gallery - Canberra. First retrospective show.
- ^ http://www.haskins.com/Sam_Haskins_famous_photographs/Gill-Curl-02.jpg
- ^ http://www.haskins.com/Sam_Haskins_famous_photographs/Kate-gunbelt-front-01.jpg
- ^ http://www.haskins.com/Sam_Haskins_famous_photographs/Kate-gunbelt-rear-01.jpg
- ^ http://www.haskins.com/Sam_Haskins_famous_photographs/Masai-and-Pondo-ladies.jpg
- ^ http://www.haskins.com/Sam_Haskins_famous_photographs/Mood-Swings.jpg
- ^ http://www.haskins.com/Sam_Haskins_famous_photographs/Big-Apple-Face.jpg
- ^ http://www.haskins.com/Sam_Haskins_famous_photographs/Lindy-Run.jpg
- ^ http://www.haskins.com/PentaxCal/Pentax_01.html
- ^ http://www.haskins.com/Sam_Haskins_famous_photographs/Angel-over-House-Bologna.jpg
- ^ http://www.haskins.com/Sam_Haskins_famous_photographs/Maria-Carla-for-Vogue.jpg
- ^ http://www.haskins.com/FiveGrls/FiveGirls_p01.html
- ^ a b http://www.haskins.com/CbyKate/Kate_p01.html
- ^ http://www.haskins.com/NovGirl/NovGirl_p01.html
- ^ http://www.haskins.com/AfrImge/AfrImg_p01.html
- ^ http://www.haskins.com/HsksPstr/HsksPstrs_p01.html
- ^ http://www.haskins.com/PhtGrphcs/PhtGrphcs_p01.html
- ^ http://www.haskins.com/Bologna/Bologna_p01.html
- ^ http://www.portrait.gov.au/static/Sam_Haskins.php
- ^ http://www.icp.org/site/c.dnJGKJNsFqG/b.855945/k.9B6E/The_Open_Book.htm
- ^ http://www.michaelhoppengallery.com/exhibition,past,1,0,0,0,5,0,0,0,fashion.html
- ^ http://www.mdam.ch/eng/default_eng.html
- ^ http://www.bl.uk/reshelp/findhelprestype/sound/ohist/ohcoll/ohart/arts.html Oral History of British Photography