サルサカルーソ

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カペレッティ・アッラ・サルーソの例
トルテリーニ・アッラ・サルーソの例

サルサカルーソイタリア語: Salsa alla Caruso英語: salsa Caruso英語: Caruso sauce)はウルグアイで考案されたソース。生クリーム、タマネギ、キノコ、ハム、肉で作られる[1]。名称はテノール歌手エンリコ・カルーソーに由来する[1]

イタリア料理を元にした新しい料理として考案された[1][2]

イタリアナポリ出身のテノール歌手エンリコ・カルーソーは1910年代に南米で人気を博して、ウルグアイを訪問したこともあり、カルーソーに敬意を表して命名されたものである[1][2]

ウルグアイの首都モンテビデオのレストラン「Mario y Alberto」のRaymundo Montによって1950年代に考案されたとされる[2]ベシャメルソースのバリエーションとして考案されたが、風味は異なる[2]

ウルグアイでは食文化としてサルサカルーソを重視しており、ウルグアイ美食協会(Associazione uruguaiana di gastronomia)はウルグアイ全土にサルサカルーソを推奨するよう活動している[2]

ウルグアイのみならず、ブラジルアルゼンチンでも人気があるソースで、ブエノスアイレスでサルサカルーソを用いたメニューを提供するレストランも珍しくはない。

使用したパスタの例[編集]

あらゆるパスタに適すると言われるソースであるが、特にラビオリのように詰め物をしたパスタ、トルテリーニカペレッティ英語版が合うとされる。

出典[編集]

  1. ^ a b c d 「ウルグアイ」『W26 世界の麺図鑑: 59の国と地域の多彩な麺料理230種類を旅の雑学とともに解説』地球の歩き方、2022年、186頁。ISBN 978-4059206002 
  2. ^ a b c d e Salsa Caruso” (スペイン語). Montevideo Gastronómico. 2023年5月30日閲覧。

外部リンク[編集]