サンフランシスコ市庁舎
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サンフランシスコ市庁舎 | |
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San Francisco City Hall | |
概要 | |
建築様式 | バロック建築 |
所在地 | アメリカ合衆国 カリフォルニア州 サンフランシスコ |
座標 | 北緯37度46分45秒 西経122度25分09秒 / 北緯37.77919度 西経122.41914度座標: 北緯37度46分45秒 西経122度25分09秒 / 北緯37.77919度 西経122.41914度 |
着工 | 1913年 |
完成 | 1916年 |
高さ | |
最頂部 | 93m |
技術的詳細 | |
階数 | 5階 |
床面積 | 46,000㎡ |
サンフランシスコ市庁舎(サンフランシスコしちょうしゃ)は、アメリカ合衆国のサンフランシスコ市郡の庁舎。ダウンタウン南西の「シビックセンター」と呼ばれる官庁街に位置している。
歴史
[編集]シビックセンターは1890年代の「都市美運動」の風潮の中で計画された街区である。景観が重視され、建造物は緑地と一体的に整備された。しかし、1899年に完成した旧市庁舎は1906年のサンフランシスコ地震で全壊してしまった[1]。1915年にサンフランシスコ万国博覧会が予定されていたため、直ちに復興計画が策定され新市庁舎建設が準備された。市庁舎の完成は博覧会に間に合わなかったが、市街地の再建は大方完了し「復興」を印象付ける良い機会となった。
1989年、サンノゼ市の南を震源とするロマ・プリータ地震が発生した。この地震により市庁舎は損傷を受けた。地震後、専門家により建物の安全性が調査され、免震装置の設置が必要という結論になった。大型の建造物への免震装置の組み込み(レトロフィット)はあまり前例がなかったが1999年に工事は無事完了した。
建築
[編集]市庁舎は幅120m、奥行き83m、ドームはパリのオテル・デ・ザンヴァリッドをモデルとしている。高さは93mでワシントンの連邦議事堂より高い[2]。構造体はアメリカン・ブリッジ社の鉄骨が使われ、外装は州内のマデラ郡の石材、内装はアラバマ州、コロラド州、バーモント州の石材が使われている。堂々たる建築だが旧市庁舎より一回り小さい。
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1906年の旧市庁舎の惨状
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広場から
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エントランスホール
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照明
脚注
[編集]- ^ “San Francisco Attractions: City Hall”. A View on Cities (2009年). 2022年10月16日閲覧。
- ^ Gosciniak, Gregor (26 June 2005). “San Francisco City Hall”. CityMayors 2022年10月17日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]ウィキメディア・コモンズには、サンフランシスコ市庁舎に関するカテゴリがあります。