サン=ジェルマン=デ=プレ教会
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サン=ジェルマン=デ=プレ教会は、パリ6区にある教会である。サン=ジェルマン=デ=プレ地区の中心にあり、サン=ジェルマン=デ=プレ駅のすぐ近くに位置している。
543年にパリ王キルデベルト1世が聖遺物を納めるために修道院の付属教会として建造した。キルデベルトはこの修道院に埋葬され、その後、メロヴィング朝の霊廟に定められた。自身が同修道院に埋葬された王家の最初の人となった。576年にパリ司教聖ジェルマンが葬られこの名がついた。
フランス革命前はセーヌ川左岸の広大な地を占める大修道院で、畑や牧草地を含んでいた。17世紀に濠、城壁が築かれた。
現在残る教会はパリ最古の教会である。990年に再建が始まり、1163年に完成したロマネスク様式の建築で、17世紀に身廊の天井がゴシックのヴォールトに改造された。革命時に一部を焼失し、1821年以降に修復された。考古学者E・ルフェーブル=ポンタリスによれば、「パリで最も修復を受けた宗教記念物」とも考えられる[1]。