サ・イラ〜希望あれ
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『サ・イラ〜希望あれ』 | ||||
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ロジャー・ウォーターズ の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
ジャンル | オペラ | |||
時間 | ||||
レーベル | ソニーミュージックエンタテインメント | |||
プロデュース | ロジャー・ウォーターズ | |||
チャート最高順位 | ||||
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ロジャー・ウォーターズ アルバム 年表 | ||||
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『サ・イラ〜希望あれ』(サ・イラ きぼうあれ、原題:Ça Ira)は、2005年9月27日に発売されたロジャー・ウォーターズによるオペラ・アルバム。
概要
[編集]フランス革命を題材にしたオペラ作品。ピンク・フロイド時代の『ザ・ウォール』のようなロック・オペラではなく、純粋なオペラ作品であり、多数の実力派オペラ歌手とオーケストラが招かれている。ウォーターズ自身はボーカルを採っていない。
本作を制作することになった経緯は、ウォーターズと1960年代からの親友であるフランスの脚本家エティエンヌ・ローダ=ジルとその妻であるナディーンの2人が作成したオペラの原案(文章や挿し絵)に感銘を受けたことに始まる。そのフランス語で書かれた脚本を英語に翻訳し、そこにウォーターズが曲を付けながら楽曲制作を開始した。1980年代から1990年代にかけて断続的に楽曲制作が続けられ、2000年代になってから本格的なレコーディング作業へと入っていった。しかし、この制作途中でエティエンヌとナディーンの2人は亡くなっており、最終的な完成作品を見ることはなかった。
CDは2枚組で、ボーナス・ディスクとしてドキュメント映像やウォーターズを始めとする関係者のインタビューを収めたDVDが付属された。
収録曲
[編集]ディスク1
[編集]- 第1幕
- ギャザリング・ストーム
- 序曲
- 1765年、ウィーンの庭園
- 「アントワン嬢、アントワン嬢…」
- 王と棒と鳥
- 「正直な鳥、どこにでもいる普通の鳥…」
- 「私は国王になりたい…」
- 「盾という盾を…」
- 民衆の不平不満
- 無秩序状態のフランス
- 「笑うとはどのように生きるかを知ること…」
- 「近くにいる奴隷商人や地主や偏見を持った人々…」
- バスティーユの陥落
- 「真夜中に凍え…」
- 「土砂降りの雨が街通りを濡らす…」
- 第2幕
- 踊りと行進
- 「ここで発表をいたす!…」
- 「ワインで顔を赤くした…」
- 手紙
- 「スペインにいる親愛なる我が従兄弟のブルボンよ…」
- 「国家という船は航海に出ている…」
- 銀と砂糖とインディゴ
- 「変化の風が…」
- 法王の布告
- 「パリでは地下で轟音がしている…」
ディスク2
[編集]- 第3幕
- 逃亡する国王
- 「だがブイエ侯爵には奥の手があった…」
- 「帽子を脱ぐというのは…」
- 「一斉射撃のこだまは一向に消えない…」
- パリ・コミューン
- 「パリ・コミューン万歳…」
- 「国民議会は混乱している…」
- ルイ・カペの処刑
- 「さようならルイ、もうこれであなたはおしまい…」
- マリー・アントワネット―この世での最後の夜
- 「さようなら、私の優しい妹よ…」
- 自由
- 「大虐殺を生き延びた茂みの中で…」