ザグルカ
ザグルカ | |||||||||
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デリック・スミスの勝負服 | |||||||||
欧字表記 | The Gurkha[1] | ||||||||
品種 | サラブレッド | ||||||||
性別 | 牡[2] | ||||||||
毛色 | 鹿毛[2] | ||||||||
生誕 | 2013年3月31日[2] | ||||||||
父 | Galileo[2] | ||||||||
母 | Chintz[2] | ||||||||
母の父 | Danehill Dancer[2] | ||||||||
生国 | アイルランド | ||||||||
生産者 | Chintz Syndicate[2] | ||||||||
馬主 |
Derrick Smith, Mrs. John Magnier, & Michael Tabor[2] | ||||||||
調教師 | エイダン・オブライエン( アイルランド) | ||||||||
競走成績 | |||||||||
生涯成績 | 6戦3勝[2] | ||||||||
獲得賞金 | £996,217[2] | ||||||||
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ザグルカ (The Gurkha[1]) はアイルランドの競走馬、種牡馬である。主な勝ち鞍は2016年のプール・デッセ・デ・プーラン(GI)、サセックスステークス(GI)。
戦績
[編集]2016年4月にデビュー。2戦目の未勝利戦を9馬身差で圧勝すると、次戦のプール・デッセ・デ・プーラン(仏2000ギニー)でも5馬身半差で圧勝し、デビューから僅か一月余りでクラシックホースの座に上り詰めた[3]。
ロイヤルアスコット開催のセントジェームズパレスステークスでは同年の英2000ギニー勝ち馬ガリレオゴールドに1馬身1/4差及ばず2着となる。陣営は続く一戦に中距離のエクリプスステークスを選択したが、勝ち馬ホークビルとの競り合いの末、半馬身差の2着に惜敗した。直線入り口でホークビルが外に寄れた影響でやや外に振られ気味になった場面があり、騎乗していたライアン・ムーアは不満を示したが、妨害とは認められなかった[4]。
距離をマイルに戻したサセックスステークスでは得意とする速い馬場ではなく柔らかい馬場で行われたが、ガリレオゴールドにクビ差競り勝って雪辱を果たし、G1・2勝目を挙げた[5]。
しかし、8月上旬に疝痛を発症。手術が行われ[6]、無事に回復を果たしたものの、そのまま現役を引退することが発表された。引退にあたって、クールモアスタッドのデビッド・オロックリン氏は「彼はグッドルッキングかつ動きも良い馬で、フランケルに似た配合。2歳重賞勝ちの母の子で、ファミリーには名種牡馬のグリーンダンサーがいる。そして欧州の3歳チャンピオンマイラーになった。これ以上何を望めるだろうか?」とコメントした[7]。
競走成績
[編集]以下の内容は、Racing Post[2]の情報に基づく。
出走日 | 競馬場 | 競走名 | 格 | 距離 | 着順 | 騎手 | 着差 | 1着(2着)馬 |
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2016. 4. 6 | レパーズタウン | 未勝利 | 芝8f | 3着 | J.ヘファーナン | 6馬身1/4 | Claudio Monteverdi | |
4.17 | ナヴァン | 未勝利 | 芝8f | 1着 | R.ムーア | 9馬身 | (Saafarr) | |
5.15 | ドーヴィル | プール・デッセ・デ・プーラン | G1 | 芝1600m | 1着 | R.ムーア | 5馬身1/2 | (First Selection) |
6.14 | アスコット | セントジェームズパレスステークス | G1 | 芝8f | 2着 | R.ムーア | 1馬身1/4 | Galileo Gold |
7. 2 | サンダウン | エクリプスステークス | G1 | 芝10f | 2着 | R.ムーア | 1/2馬身 | Hawkbill |
7.27 | グッドウッド | サセックスステークス | G1 | 芝8f | 1着 | R.ムーア | クビ | (Galileo Gold) |
種牡馬時代
[編集]2017年からアイルランドのクールモアスタッドで種牡馬入り[7]。初年度の種付料は2万5000ユーロに設定された[8]。初年度産駒は2020年にデビューを迎える。
血統表
[編集]ザグルカの血統 | (血統表の出典)[§ 1] | |||
父系 | サドラーズウェルズ系 |
[§ 2] | ||
父 Galileo 1998 鹿毛 |
父の父 Sadler's Wells1981 鹿毛 |
Northern Dancer | Nearctic | |
Natalma | ||||
Fairy Bridge | Bold Reason | |||
Special | ||||
父の母 Urban Sea1989 栗毛 |
Miswaki | Mr Prospector | ||
Hopespringseternal | ||||
Allegretta | Lombard | |||
Anatevka | ||||
母 Chintz 2006 鹿毛 |
Danehill Dancer 1993 鹿毛 |
Danehill | Danzig | |
Razyana | ||||
Mira Adonde | Sharpen Up | |||
Lettre d'Amour | ||||
母の母 Gold Dodger1994 黒鹿毛 |
Slew o' Gold | Seattle Slew | ||
Alluvial | ||||
Brooklyn's Dance | Shirley Heights | |||
Vallee Dansante | ||||
母系(F-No.) | 16号族(FN:16-c) | [§ 3] | ||
5代内の近親交配 | Northern Dancer3×5=15.63%、Buckpasser5×5=6.25% | [§ 4] | ||
出典 |
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脚注
[編集]- ^ a b Form and Entries for Horse The Gurkha (IRE). Irish Racing. 2019年9月25日閲覧
- ^ a b c d e f g h i j k The Gurkha | Race Record & Form. Racing Post. 2019年9月25日閲覧
- ^ Gurkha heads Derby market after smooth Guineas win (2016年5月16日). “Gurkha heads Derby market after smooth Guineas win”. independent.ie. 2019年9月25日閲覧。
- ^ “William Buick wins Eclipse on Hawkbill after thrilling duel with The Gurkha”. The Guardian (2016年7月2日). 2019年9月25日閲覧。
- ^ “The Gurkha beats Galileo Gold in Sussex Stakes at Glorious Goodwood”. The Guardian (2016年7月27日). 2019年9月25日閲覧。
- ^ “Blow for Coolmore after French Guineas hero The Gurkha has surgery”. The Guardian (2016年8月13日). 2019年9月25日閲覧。
- ^ a b c “The Gurkha to retire to Coolmore in 2017”. Coolmore (2016年9月21日). 2019年9月25日閲覧。
- ^ Martin Stevens (2016年11月3日). “The Gurkha's first fee set in Coolmore's prices for 2017”. Racing Post. 2019年9月25日閲覧。
- ^ “Form and Entries for Horse Chintz (IRE)”. irishracing.com. 2019年9月25日閲覧。
外部リンク
[編集]- 競走馬成績と情報 netkeiba、JBISサーチ、Racing Post
- The Gurkha - クールモアスタッドによる紹介