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ザビット・マゴメドシャリポフ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ザビット・マゴメドシャリポフ
2018年
本名 ザビット・アフメドヴィチ・マゴメドシャリポフ
(Zabit Akhmedovich Magomedsharipov)
生年月日 (1991-03-01) 1991年3月1日(33歳)[1]
出身地 ソビエト連邦の旗 ソビエト連邦
ロシア・ソビエト連邦社会主義共和国
ダゲスタン自治ソビエト社会主義共和国ハサヴユルト[1]
通称 ザビースト
(ZaBeast)
オネスト・ゼイブ
(Honest Zabe)
居住 ダゲスタン共和国ハサヴユルト
国籍 ロシアの旗 ロシア
身長 185 cm (6 ft 1 in)
体重 66 kg (146 lb)
階級 フェザー級
リーチ 185 cm (73 in)
チーム ダッグファイター
ヒカルド・アルメイダ柔術
ニック・カトーネMMA
トレーナー マンスール・ウチャカエフ
ヒカルド・アルメイダ
ニック・カトーネ
マーク・ヘンリー
ランク 散打 (スポーツマスター)
現役期間 2012年 - 2019年
総合格闘技記録
試合数19
勝利18
ノックアウト6
タップアウト7
判定5
敗戦1
タップアウト1
著名な親族 ハサン・マゴメドシャリポフ (弟)
ウェブサイト https://zabitmma.com/
総合格闘技記録 - SHERDOG
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ザビット・マゴメドシャリポフロシア語: Забит Магомедшарипов, ラテン文字転写: Zabit Magomedsharipov1991年3月1日 - )は、ロシア男性総合格闘家ダゲスタン共和国ハサヴユルト出身。ヒカルド・アルメイダ柔術所属。元ACBフェザー級王者。

来歴

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ソビエト連邦ロシア・ソビエト連邦社会主義共和国ダゲスタン自治ソビエト社会主義共和国(現ダゲスタン共和国)でアヴァール人の家系に生まれた。10歳からレスリングを、その後、散打を始め、2003年から国立の学術機関である全寮制の武術学校「Пять сторон света(Five Directions of the World)」に入学。1日に3回訓練が行われ、帰宅を許されるのは月に1日のみという厳しい環境で10年間以上過ごした[2]。散打では欧州選手権とワールドカップで優勝し、2012年にプロ総合格闘技デビューした[1]

ACB

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2014年11月14日、ACBフェザー級グランプリ1回戦でオルジュ・ザマノフと対戦し、ギロチンチョークで2R一本勝ち。2015年3月21日、準決勝でアルタク・ナザリャンと対戦し、棄権により2RTKO勝ち。10月24日、決勝でアブドゥル=ラクマン・テミロフと対戦し、ギロチンチョークで1R一本勝ち。グランプリ優勝を果たした。

2016年3月9日、ACBフェザー級王座決定戦でシェイク=マゴメド・アラプカノフと対戦し、左フックで1RKO勝ち。王座獲得に成功した[3]

2016年9月17日、ACBフェザー級タイトルマッチでJungle Fightフェザー級王者ヴァウジネス・シウバと対戦し、パウンドで1RTKO勝ち。王座の初防衛に成功した。

UFC

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2017年9月2日、UFC初参戦となったUFC Fight Night: Volkov vs. Struveでマイク・サンティアゴと対戦し、リアネイキドチョークで2R一本勝ち。パフォーマンス・オブ・ザ・ナイトを受賞した。

2017年11月25日、UFC Fight Night: Bisping vs. Gastelumでシェイモン・モラエスと対戦し、アナコンダチョークで3R一本勝ち。パフォーマンス・オブ・ザ・ナイトを受賞した。

2018年4月7日、UFC 223カイル・ボフニャクと対戦し、1Rと2Rは圧倒し、3Rに激しい打撃戦を繰り広げて3-0の判定勝ち。ファイト・オブ・ザ・ナイトを受賞した。

2018年9月8日、UFC 228でブランドン・デイビスと対戦し、バックからの膝十字固めハムストリングを極めて2R一本勝ち[4]

2019年3月2日、UFC 235でフェザー級ランキング6位のジェレミー・スティーブンスと対戦し、3-0の判定勝ち。

2019年11月9日、UFC Fight Night: Zabit vs. Kattarでフェザー級ランキング11位のカルヴィン・ケイターと対戦し、3-0の判定勝ち。ファイト・オブ・ザ・ナイトを受賞した。

2020年8月29日、UFC Fight Night: Smith vs. Rakićでフェザー級ランキング5位のヤイール・ロドリゲスと対戦予定であったが、ロドリゲスが足首を負傷し中止となった。

2022年6月15日、UFCへ引退を通知したことが発表された[5]

人物・エピソード

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  • 同じく総合格闘家のハサン・マゴメドシャリポフは実弟[6]

戦績

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総合格闘技 戦績
19 試合 (T)KO 一本 判定 その他 引き分け 無効試合
18 6 7 5 0 0 0
1 0 1 0 0
勝敗 対戦相手 試合結果 大会名 開催年月日
カルヴィン・ケイター 5分3R終了 判定3-0 UFC Fight Night: Zabit vs. Kattar 2019年11月9日
ジェレミー・スティーブンス 5分3R終了 判定3-0 UFC 235: Jones vs. Smith 2019年3月2日
ブランドン・デイビス 2R 3:46 膝十字固め UFC 228: Woodley vs. Till 2018年9月8日
カイル・ボフニャク 5分3R終了 判定3-0 UFC 223: Khabib vs. Iaquinta 2018年4月7日
シェイモン・モラエス 3R 4:30 アナコンダチョーク UFC Fight Night: Bisping vs. Gastelum 2017年11月25日
マイク・サンティアゴ 2R 4:22 リアネイキッドチョーク UFC Fight Night: Volkov vs. Struve 2017年9月2日
ヴァウジネス・シウバ 1R 1:54 TKO(パウンド) ACB 45
【ACBフェザー級タイトルマッチ】
2016年9月17日
シェイク=マゴメド・アラプカノフ 1R 4:19 KO(左フック) ACB 31: Magomedsharipov vs. Arapkhanov
【ACBフェザー級王座決定戦】
2016年3月9日
アブドゥル=ラクマン・テミロフ 1R 4:16 ギロチンチョーク ACB 24: Grand Prix Berkut 2015 Final
【フェザー級グランプリ 決勝】
2015年10月24日
ムハメド・ココフ 2R 3:57 TKO(腕の負傷) ACB 20: Sochi 2015年6月14日
アルタク・ナザリャン 2R 4:08 TKO(棄権) ACB 15: Grand Prix Berkut 2015 Stage 2
【フェザー級グランプリ 準決勝】
2015年3月21日
オルジュ・ザマノフ 2R 1:11 ギロチンチョーク ACB 11: Vol. 1
【フェザー級グランプリ 1回戦】
2014年11月14日
サルマト・ホドフ 5分3R終了 判定3-0 Oplot Challenge 88 2013年11月16日
セルゲイ・ソコロフ 2R 2:49 リアネイキッドチョーク Fight Nights: Krepost Selection 1 2013年9月20日
× イゴール・エゴロフ 3R 1:27 腕ひしぎ十字固め ProFC 47: Russia vs. Europe 2013年4月14日
イフティコホル・アルボボフ 2R終了時 TKO(ドクターストップ) ProFC 44: Rumble in Chekhov 2012年12月2日
アブケリム・ユヌソフ 2R 1:56 ギロチンチョーク ProFC 42: Oplot 2012年10月13日
ティムル・ボラトフ 5分2R終了 判定3-0 Liga Kavkaz 2012 2012年7月3日
ズマゲルジー・ゼトピスバエフ 1R 3:30 TKO(パンチ連打) Odessa Golden Cup 2012年5月9日

獲得タイトル

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  • ACBフェザー級グランプリ 優勝(2015年)
  • 初代ACBフェザー級王座(2016年)

表彰

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  • UFC ファイト・オブ・ザ・ナイト(2回)
  • UFC パフォーマンス・オブ・ザ・ナイト(2回)

脚注

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関連項目

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外部リンク

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