ザ・ダイナマイツ
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ザ・ダイナマイツ | |
---|---|
出身地 | 日本 |
ジャンル | グループ・サウンズ |
活動期間 | 1965年 - 1969年 |
レーベル | 日本ビクター |
メンバー |
瀬川洋 山口冨士夫 吉田博 大木啓造 野村光朗 |
ザ・ダイナマイツ(The Dynamites)は、1965年に結成されたグループ・サウンズのバンド。1967年11月に、シングル「トンネル天国」でデビュー。1969年解散。
メンバー
[編集]- 瀬川洋 チロちゃん(瀬川のあだ名)(ボーカル、ギター)1947年4月14日 -
- 山口冨士夫(ボーカル、ギター)1949年8月10日 - 2013年8月14日
- 吉田博(ボーカル、ベース)1950年1月10日 -
- 大木啓造(ギター)1949年1月26日 - 2007年2月10日
- 野村光朗(ドラムス)1946年12月2日 -
概要
[編集]1965年、東京都杉並区阿佐ヶ谷の幼馴染みで結成された「モンスターズ」が母体。米軍キャンプやジャズ喫茶を中心に活動し、1967年11月、日本ビクターの目に留まり、提示された三択の中より「ザ・ダイナマイツ」へと改名させられた上で、シングル「トンネル天国」でデビュー。同社が新設したポップス系のレーベル・「VP番帯」の第1号アーティストの内の1組であり、同時デビューのザ・モップス、ザ・サニー・ファイブと共に「ビクター3大ポップス・サウンド!!」と称し抱き合わせで売り出された。
デビュー曲はオリコンチャート73位にチャートインしたものの、その後はヒットに結びつかず、5枚のシングルと1枚のアルバムを発売した後、事務所の魂胆(馬車馬の如く働かせ雀の涙ほどの給料や望まない音楽性への強要)に嫌気が差したことやメンバー内の方向性の違いも生じ、1969年末を以って解散した。解散後、瀬川と野村は元ザ・サマーズのメンバーらと共にニュー・ダイナマイツを結成したがレコードデビューには至らなかった。
大きなヒットには恵まれなかったものの、R&Bを主体とした演奏が人気を博し、山口冨士夫の卓越したギターテクニックもあいまって、玄人好みのバンドとして一部では熱烈な人気を博した。
ディスコグラフィー
[編集]シングル
[編集]※ すべてビクターレコード
発売日 | 規格 | 規格品番 | 面 | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
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1967年11月 | EP | VP-2 | A | トンネル天国 | 橋本淳 | 鈴木邦彦 | ザ・ダイナマイツ | |
B | 恋はもうたくさん | |||||||
1968年3月 | VP-6 | A | ユメがほしい | 橋本淳 | すぎやまこういち | |||
B | 大人の戦争 | |||||||
1968年6月 | VP-9 | A | 真夏の夜の動物園 | 橋本淳 | 鈴木邦彦 | |||
B | 毛皮になったしま馬 | 林春生 | ||||||
1968年9月 | VP-14 | A | 恋は?(クエッション) | 瀬川洋 | 近藤遥 | |||
B | 世界中にほゝえみを | |||||||
1969年5月 | VP-17 | A | バラと悪魔 | 笠井継程 | 服部克久 | |||
B | 夢でもいいさ | 三谷けい子 |
アルバム
[編集]発売日 | アルバム | 規格 | 規格品番 | レーベル | 備考 |
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1968年4月5日 | ヤングサウンドR&Bはこれだ! | LP | ビクターレコード | 「トンネル天国」「恋はもうたくさん」はシングルと別テイク。 | |
1990年1月1日 | CD | PLP-7714 | |||
1995年7月5日 | VICL-18213 | ||||
2011年2月21日 | SJV357 | ||||
2017年3月8日 | CD(紙ジャケット) | VICL-64736 | |||
1989年6月7日 | VINTAGE COLLECTION | CD | VDR-25187 | ||
1998年6月17日 | LIVE AT THE "GO GO ACB" 1969 | GOODLOV001 | グッドラビンプロダクション | 当時のファンがジャズ喫茶で録音していたテープをCD化したもの。 | |
2002年9月21日 | ザ・ダイナマイツ・コンプリート・コレクション | VICL-60947 | ビクターレコード | ||
2005年9月22日 | <COLEZO!>ザ・ダイナマイツ VINTAGE COLLECTION | VICL-41245 |