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シクロドデカノン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
シクロドデカノン
識別情報
CAS登録番号 830-13-7 チェック
PubChem 13246
ChemSpider 12690
UNII WL053118A9 チェック
特性
化学式 C12H22O
モル質量 182.3 g mol−1
外観 白色固体
融点

60.8 °C, 334 K, 141 °F

特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

シクロドデカノン(Cyclododecanone)は、化学式(CH2)11COの有機化合物である。環状ケトンであり、室温では白色固体である。シクロドデカンの酸化から、シクロドデカノールを介して作られる[1]

シクロドデカノンは、主に、1,12-ドデカン二酸ラウロラクタムの前駆体として用いられる。また、香料等の成分の1つとして用いられるシクロヘキサデカノンに変換されることもある[2]

出典

[編集]
  1. ^ Schiffer, T.; Oenbrink, G. "Cyclododecanol, Cyclododecanone, and Laurolactam" in Ullman’s Encyclopedia of Industrial Chemistry: Wiley-VCH, 2009. doi:10.1002/14356007.a08_201.pub2
  2. ^ Johannes Panten and Horst Surburg "Flavors and Fragrances, 2. Aliphatic Compounds" in Ullmann's Encyclopedia of Industrial Chemistry, 2015, Wiley-VCH, Weinheim.doi:10.1002/14356007.t11_t01