シチ川 (ヴォルガ川水系)
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シチ川 | |
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水系 | ヴォルガ川 |
延長 | 159 km |
平均流量 | 13.4 m3/s |
流域面積 | 1900 km2 |
河口・合流先 | ルィビンスク貯水湖 |
流路 | ルィビンスク貯水湖→ヴォルガ川→カスピ海 |
流域 | ロシア:トヴェリ州・ヤロスラヴリ州 |
シチ川(シチがわ、ロシア語: Сить)はロシアのトヴェリ州・ヤロスラヴリ州を流れる川である。
地理
[編集]全長159km、流域面積1900km²、平均水量は13,4m³/ 秒である[1]。水源はヴェジェツク高地(ru)(トヴェリ州ソンコヴォ地区(ru))であり、トヴェリ州を東進、ヤロスラヴリ州を北上してルィビンスク貯水湖(ru)に至る。河川は11月下旬には凍結し、4月に融解する。川幅は上流域では5 - 10m、中流域では30 - 40m、ルィビンスク貯水湖との合流地点では1.5kmに達する。河口にはブレイトヴォ村(ru)(セロ)があり、保養地や釣り人のための宿泊施設が多くみられる。
歴史
[編集]1238年、シチ川河畔において、ウラジーミル大公ユーリー率いるウラジーミル大公国軍が、ルーシに侵攻してきたモンゴル帝国軍に敗れた。世にいうシチ川の戦いである。ただしその正確な戦場に関しては諸説あり、確定には至っていない。
15世紀には、モロガ公国の分領公国としてシチ公国が成立し、シチ川流域を統治した。
また、シチ川流域には、周辺とは異なる小規模な民族的集団(諸説あるが500 - 2000人と見積もられる)が居住していた形跡があり、彼らはシチカル(ru)と呼ばれている。19世紀後半にシチカルに関する多くの研究・論述がなされた。
出典
[編集]参考文献
[編集]- ソビエト大百科事典
- Воронов Ю. Б. 100 избранных маршрутов для путешествий на байдарке М.: Мир, 1993.
- Гречухин В. А. По реке Сить. М. «Искусство», 1980