シティ・ハスマ
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シティ・ハスマ(マレー語: Siti Hasmah Mohamad Ali、1926年7月12日- )はマレーシアの第4代および第7代首相、マハティール・ビン・モハマドの妻[1][2][3]。1981年7月から2003年10月および2018年5月から2020年3月まで、ほぼ24年にわたりマレーシアの首相の配偶者の役割を果たした[4]。
2003年、夫であるマハティールとともに、ヤン・ディ=ペルトゥアン・アゴンから最高の名誉称号である「トゥン」(Tun) を授与された[5]。
2018年11月6日、安倍昭恵総理夫人は,マハティール首相の訪日に同行したシティ・ハスマと懇談を行った[6]。
2019年8月21日、ハスマはアジア戦略・リーダーシップ研究所(ASLI)主催の2019年国際女性デー祝賀ガラディナーで、「Ibu Negara」(国家の母)の称号を授与された[7]。ASLIの会長でありJeffrey Cheah基金の創設者であるJeffrey Cheahは、ハスマがマハティールを首相として国を建設する旅で示した注目すべき犠牲に対する認識として、この賞が授与されたと述べた[8]。
2019年11月24日、ハスマはバンコクに本拠を置く国家建設国際研究所(NBII)から女性のための国家建設賞を受賞した。NBIIは、この賞がシティ・ハスマの麻薬乱用の抑制、女性の健康、家族計画、マレーシアの農村女性の発展、および成人の識字に対する貢献を認識したものであると述べている[9]。
2020年1月13日、シティ・ハスマは医院を訪れ、バドミントン選手桃田賢斗を見舞った[10][11]。
家族・親族
[編集]- 夫 - マハティール・ビン・モハマド
- 長女 - マリナ・マハティール
- 二男 - モクザニ・マハティール
- 三男 - ムクリズ・マハティール
著書
[編集]- 「2つの時代を生きる女性」(2000年)[12]
脚注
[編集]- ^ “Don't forget Dr Siti Hasmah” (英語). New Straits Times (2003年10月30日). 2003年10月30日閲覧。
- ^ “Thanks also to Dr Siti Hasmah” (英語). New Straits Times (2003年10月31日). 2003年10月31日閲覧。
- ^ “〔雨期乾期〕ハスマ・マハティール首相夫人、92歳に”. NNA.ASIA (2018年7月16日). 2018年7月16日閲覧。
- ^ Asia, Tatler. “Tun Dr Siti Hasmah” (英語). Tatler Asia. 2023年12月2日閲覧。
- ^ “Dr Mahathir, Dr Siti Hasmah conferred Tun title” (英語). New Straits Times (2003年11月1日). 2003年11月1日閲覧。
- ^ “安倍昭恵総理夫人とシティ・ハスマ・マレーシア首相夫人との懇談” (2018年11月8日). 2018年11月8日閲覧。
- ^ “Siti Hasmah is the 'mother of the nation'” (英語). The Star (2019年8月21日). 2019年8月21日閲覧。
- ^ “Dr Siti Hasmah named ‘Ibu Negara’ for contributions to country” (英語). Malay Mail (2019年8月22日). 2019年8月22日閲覧。
- ^ DZULKIFLY, DANIAL (2019年11月24日). “Bangkok-based institute to honour Dr Siti Hasmah with nation building award” (英語). Malay Mail. 2019年11月24日閲覧。
- ^ “マハティール首相の妻、事故で負傷した桃田賢斗を見舞う”. 朝日新聞デジタル (2020年1月13日). 2020年1月13日閲覧。
- ^ “交通事故で負傷の桃田、マレーシア首相夫人もお見舞い”. スポニチ Sponichi Annex (2020年1月13日). 2020年1月13日閲覧。
- ^ “首相夫人の伝記、英語版発売” (jp). NNA.ASIA (2000年3月24日). 2000年3月24日閲覧。