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Cities: Skylines II

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
シティーズ: スカイライン 2
Cities: Skylines II
ジャンル 都市開発シミュレーション
対応機種 Microsoft Windows
PlayStation 5
Xbox Series X/S
開発元 コロッサル・オーダー
発売元 パラドックスインタラクティブ
人数 1人
発売日 Windows
2023年10月24日
PlayStation 5・Xbox Series X/S

未定
対象年齢 ESRBE(6歳以上)
PEGI3
USK:0
ACB:G
IARC:3+
エンジン Unity
売上本数 100万本[1]
対応言語 日本語英語フランス語イタリア語ドイツ語韓国語ポーランド語ロシア語スペイン語ポルトガル語中国語簡体字繁体字
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動作環境
最小動作環境 推奨動作環境
Microsoft Windows
OS Windows 10 64bit Windows 10 64bit / Windows 11
CPU Intel Core i7-6700K / AMD Ryzen 5 2600X Intel Core i5-12600K / AMD Ryzen 7 5800X
メモリ 8GB 16GB
HDD
空き容量
60GB
グラフィック
カード
NVIDIA GeForce GTX 970 4GB / AMD Radeon RX 480 8GB NVIDIA GeForce RTX 3080 10GB / AMD Radeon RX 6800 XT 16GB[2]

Cities: Skylines II』(シティーズ:スカイライン ツー)は、フィンランドゲームデベロッパーであるコロッサル・オーダーが開発した都市開発シミュレーションゲーム販売元はスウェーデンのゲームパブリッシャーパラドックスインタラクティブ[3][4]

2015年に発売されたCities: Skylinesの続編として開発され、グラフィックの大幅な強化や経済、交通要素、市民の行動シミュレーションなど各機能が強化されたほか、前作にはなかった四季の変化などの新要素も追加された[5]

発売時期

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発表当初からWindows版、PlayStation 5版、Xbox Series X|S版での発売が予定されており、Windows版は2023年10月24日Steamを通して発売されている。

PS5版及びXboxX|S版に関してはSteam版と同時期の発売になるはずだったが2024年に一度延期され、その後発表された情報のリリースによって現状では発売日が未定となっている[6]

パフォーマンス

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グラフィックやシミュレーションが前作より大幅に強化された影響か、リリース前の9月28日に推奨スペックが大幅に引き上げられ[7]、この時点でミドルレンジ相当のPCでは快適に動作できるかどうかが焦点になった。その影響もあってからかリリース後からパフォーマンスが問題になっており、ハイエンドGPUのNVIDIA RTX4090を搭載したPCでもフレームレートが20程度になる不具合が話題になった[8]。既に修正パッチが配信されたがまだ完全な解決には至っていない。

その他、自由度が高かった前作と比べてリリース時点のMOD非対応やシミュレーションに関してなどでユーザーからの不満が多発し、Steamのカスタマーレビューでは賛否両論となっている。

前作からの変更点

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道路[9]
  • 交通事故が実装され、危険運転をする車両が事故を発生させる。また、雨や雪の日などの道路状況が悪い時は事故の発生確率が上がる。
  • 高速道路の本線とランプを綺麗に繋げるようになった。
交通システムの改善
  • 市民の経路探索のアルゴリズムが年齢層によって異なる。Teen(10代)はできるだけ費用を抑えて移動するようになり、社会人は時間、高齢者は快適性を重視する[10]
  • 前作の路面電車、バス、タクシーに加え、新たに鉄道、地下鉄の車両基地が新たに追加される。これにより路線を敷く際には車両基地を設置する必要がある。また、1つの車両基地から出せる車両数に制限が追加される[11]
四季の変化の実装
  • 四季の変わり方にはマップによって異なり、変化に富んだ四季のある「Temperate」、季節や昼夜の寒暖差が大きい「Continental」、長い冬が続く「Polar」の3種類が存在する[12]
  • 夏と冬にはエアコンの使用量が増え電気使用量が増加し、冬には雪が降るので道路の管理を怠ると自動車事故が発生する確率が高くなるなど、様々な影響をもたらす[13]
  • 季節が変わると、日照時間、雲量、気温、降水量が変化するようになる[14]
開発ポイントによる道路や施設のアンロック[15]
経済要素の大幅強化
  • 多種多様な産業が追加され、その産業ごとに税率を割り当てることができる。また、その産業をもっと成長させたい場合は、減税したり、または「マイナス税」を課す事によって補助金を出すことができる[16]
  • 会社の経営が立ち行かなくなると、社員を解雇することがある[17]

区画

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住宅ゾーンの種類の追加
  • 前作からある「低密度住宅」「高密度住宅」に加え、新たに「中密度テラスハウス(長屋)」「中密度住宅」「混合住宅」「低家賃住宅」の4種類が追加された[18]
オフィスゾーンの種類の追加
  • 前作からあったオフィス区画が「低密度オフィス」と「高密度オフィス」に分けられた。
自然災害の追加[19]
  • 森林火災は乾燥した天候で起こりやすく、都市に広がると都市に大混乱をもたらす可能性がある。
  • 竜巻は建物を破壊するなど、広い範囲に被害を及ぼす。

その他の変更点

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  • 日本語に正式対応。
  • マイルストーンシステムの大幅な改良[20]
  • マップタイル1つの大きさは前作より約3分の1のサイズになり、最大441タイルを開発可能。孤立したマップタイルを取得可能になり、高さ制限も緩和され、前作の約5倍の面積を開発できる[21]
  • グラフィックの大幅な強化。

エディション

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配信開始時にアメリカドルイギリスポンドユーロ以外の通貨を対象とした値上げが行われている[22][23]

通常版

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通常のゲームのみ。事前注文の場合特典としてコロッサル・オーダーの本拠地であるフィンランドのタンペレのマップとランドマークの建物が付属している[24]。価格は6,990円。事前注文時の価格は5,390円だった。

Ultimate Edition

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通常のゲームに加え、いくつかのダウンロードコンテンツが付属している[24]。価格は11,990円。事前注文時の価格は9,690円で上記の事前注文の特典も付属している。

ダウンロードコンテンツ

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San Francisco Set
「Expansion Pass」の購入特典。サンフランシスコをテーマにしたセット。マッスルカーのガレージ建物、マッスルカーモデル5種、警察車両などを追加。ゴールデンゲートブリッジやサンフランシスコのマップも含まれている。
Beach Properties Asset Pack
ウォーターフロントに活気をもたらすDLC。ぜいたくな海辺の住宅エリアを作れる膨大なアセットコレクション。
Urban Promenades/Modern Architecture
30種以上のアセットが収録されたパック2点。
Bridges & Ports Expansion
街に活気ある港を作り、跳ね橋や灯台などの新たな装飾を加えることができるDLC。100種以上の新アセットと海運産業が含まれている。
Deluxe Relax Station/Soft Rock Radio/Cold Wave Channel
各ラジオパックには、新しい司会者のトークと60分間の楽曲を収録。

元々DLCの発売は当初から予定があったものの、ゲームのリリース後パフォーマンスが不安定でかつSteamカスタマーレビューが不評に近かった事で「パフォーマンスの最適化に満足するまで実現しない」[25]とSteam内で発表をしていた。しかしパフォーマンスが未だ安定していない中2024年3月25日に上記のBeach Properties Asset Packがリリースされたが、このDLC自体も内容が淡泊であり評価が不評であったことから同年4月にSteamストアでの販売を中止し、アップデートを介してゲーム本編に導入された。

脚注

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  1. ^ 都市開発シム『Cities: Skylines II』は100万本売り上げていた。しかし販売元CEOは「複雑な気持ち」と明かし改善を誓う”. AUTOMATON (2024年2月7日). 2024年2月7日閲覧。
  2. ^ Cities: Skylines II”. Steam. 2024年2月7日閲覧。
  3. ^ Cities: Skylines II - Paradox Interactive” (英語). paradoxinteractive.com. 2023年9月28日閲覧。
  4. ^ Cities: Skylines II - Console Release Window FAQ”. パラドックスインタラクティブ. 2023年10月6日閲覧。
  5. ^ Kawase, Ayuo (2023年3月6日). “『Cities: Skylines II』ついに発表、日本語対応。超人気街づくりシム、グラフィックが大進化し超リアル・壮大さで展開”. AUTOMATON. 2023年9月28日閲覧。
  6. ^ Paradox Forum - Console Development Status (英語)”. Paradox Interactive. 2024年10月15日閲覧。
  7. ^ 株式会社インプレス (2023年10月3日). “都市開発シム「Cities: Skylines II」PC版動作環境が大幅に引き上げ。「RTX 3080」推奨に”. GAME Watch. 2023年10月30日閲覧。
  8. ^ 都市建設シミュレーション「Cities Skylines 2」がNVIDIA GeForce RTX 4090搭載環境でもカクカクしてしまうと話題に、修正パッチは配布済み - GIGAZINE”. gigazine.net (2023年10月27日). 2023年10月30日閲覧。
  9. ^ (英語) Traffic AI I Feature Highlights #2 I Cities: Skylines II, https://www.youtube.com/watch?v=wgjpo2lKt7I 2023年7月11日閲覧。 
  10. ^ [1]
  11. ^ [2]
  12. ^ [3]
  13. ^ [4]
  14. ^ (英語) Climate & Seasons I Feature Highlights Ep 8 I Cities: Skylines II, https://www.youtube.com/watch?v=CRMnKiogYBM 2023年10月14日閲覧。 
  15. ^ (英語)『Transportation is fun? | Developer Insights #3 | Cities: Skylines IIhttps://www.youtube.com/watch?v=thFDgrQcV982023年7月11日閲覧 
  16. ^ [5]
  17. ^ [6]
  18. ^ [7]
  19. ^ [8]
  20. ^ [9]
  21. ^ [10]
  22. ^ MattiasPDX (2023年9月14日). “Regional price adjustments for selected upcoming titles”. Paradox Forum. Paradox Interactive AB. 2023年11月8日閲覧。
  23. ^ K.K. (2023年9月15日). “『Cities: Skylines II』含むパラドックス新作が日本円で最大30%増の価格調整実施”. Game*Spark. 株式会社イード. 2023年11月8日閲覧。
  24. ^ a b Cities: Skylines II - Paradox Interactive” (英語). paradoxinteractive.com. 2023年9月29日閲覧。
  25. ^ Steam - Colossal Orderの今週の呟き#4”. 2024年7月22日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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