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シネマ・クレール

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
シネマ・クレール
Cinema Clair
シネマ・クレール丸の内
地図
情報
正式名称 シネマ・クレール
完成 2001年
開館 2001年7月20日
収容人員 (2館合計)170人
設備 ドルビーデジタル5.1ch、DLP
用途 映画上映
運営 有限会社シネマ・クレール
(代表:浜田高夫)
所在地 700-0823
岡山県岡山市北区丸の内1丁目5-1
位置 北緯34度39分52.1秒 東経133度55分50.4秒 / 北緯34.664472度 東経133.930667度 / 34.664472; 133.930667 (シネマ・クレール)座標: 北緯34度39分52.1秒 東経133度55分50.4秒 / 北緯34.664472度 東経133.930667度 / 34.664472; 133.930667 (シネマ・クレール)
最寄駅 岡山電気軌道東山本線城下停留場より南へ徒歩2分
最寄バス停 岡電バス「城下」停留所
外部リンク 公式サイト
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入場券の半券

シネマ・クレール(英文名称:Cinema Clair)は、岡山県岡山市中心街に存在するミニシアターシネマ・クレール石関(いしぜき)とシネマ・クレール丸の内(まるのうち)の2館体制だったが、石関は2008年9月21日をもって閉館(後述)している。

概要

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シネマ・クレールの創業者である浜田高夫は、岡山ガスに勤務する傍ら、1981年頃から自主上映サークルを作り[1]、市内の美術館などで上映会を行っていた[2]。その後1994年12月、同市石関町にシネマ・クレールを設立し映画館業務を開始[1][2]。多忙を極めた浜田は岡山ガスを退社し、その退職金で丸の内に新館を建設[1]。以後2館体制で業務を続けたが、2008年に石関の旧館を閉じ、丸の内の新館に一本化された[1]。創業当初から大型館では上映しないミニシアター系映画、アニメーション映画を多く上映している。

座席は全席自由となっている。ただし、上映開始時刻の5-10分前に設定される入場開始時には、チケットに印字された入場番号(発券順に付番)の順に入場する。ロビーには飲み物の自動販売機があるが、座席への飲食物の持ち込みは不可である。

チケットの発売(前売券等との引き換えを含む)は、上映日当日朝の開館時からそれぞれの館の受付でのみ行う。一部のシネコン等で導入されている「先売券」の制度や、「オンラインチケット予約」は、現状ではない。

年会費制の会員制度があり、会員になると「割引料金の適用」「上映予定表の郵送」「会員のみのミーティングへの参加」等の特典が得られる。また、この会員証を、同じ岡山市内中心部にある映画館「岡山メルパ」及び「ジョリー東宝」で提示すると、入場料が割引となる。逆に、「岡山メルパ」等でのスタンプカードを当館で提示すれば同じように入場料が割引となる(※割り引かれる金額は異なる)。

それぞれの館には、敷地内に有料駐車場があるが、駐車可能台数は多くない。周囲に有料駐車場は多数有るが、多くの映画館で実施されている「駐車券を提示すれば入場料割引」という制度は、現状ではない。

毎月第3木曜日の17時45分頃から岡山シティーエフエム(レディオモモ)の夕刊ラジオレディオモモ内で15分間の上映案内のコーナーがある。

沿革

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  • 1994年12月 - 岡山市石関町にシネマ・クレール(後のシネマ・クレール石関)が開業。初上映作品は『トリコロール/青の愛』。
  • 2001年7月20日 - 岡山市丸の内に新館が完成。シネマ・クレール丸の内と命名される。同時に従来のシネマ・クレールは、シネマ・クレール石関と改称。
  • 2006年 - シネマ・クレール丸の内に第2のスクリーンが完成(以降、従来のスクリーンを「1」とし、第2のスクリーンは「2」と呼び分けている)。
  • 2008年9月19日 - シネマ・クレール石関の通常興行が終了。翌9月20日と9月21日には「さよなら石関映画祭」と題して、『ニュー・シネマ・パラダイス』など3本を上映し閉館を迎えた。
  • 2019年12月 - 創業25周年を迎える。
  • 2020年12月25日 - オフィシャル書籍『シネマ・クレール物語』が吉備人出版から発売される[3]

スクリーンの特徴

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シネマ・クレール石関は、元々が事務所として使われていた3階建ての小規模ビルの1階を内部改装したものだった。改装時には、床を掘り下げて半地下状態にして、できるだけ天井高を取るなどの工夫が凝らされた。スクリーンは小さめだが、その分明るく、また、解像度が高い。

シネマ・クレール丸の内2も、スタジアム形式となっている。また、座席数60にしては大きめのスクリーンであるが、そのために座席配列が、おおむね12席×5列という、やや扁平な形となっている。さらに、最前列は完全にスクリーンを見上げる形となる。丸の内1と同じく、自動リクライニング式のシートとなっているが、オープン時からDVD上映に対応済。

所在地・シアター設備

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シネマ・クレール石関(閉館)

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シネマ・クレール丸の内

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脚注

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  1. ^ a b c d 中村建太 (2020年5月3日). “岡山)つぶれる…ミニシアター悲痛 支援の動きも”. 朝日新聞 (朝日新聞社). https://www.asahi.com/articles/ASN52664KN4TPPZB00G.html 2022年1月25日閲覧。 
  2. ^ a b 毎日新聞元・気・人『年間200本「感動の場に」 シネマ・クレール社長 浜田高夫さん』 /岡山』(インタビュアー:高橋祐貴)、毎日新聞社、2018年1月30日https://mainichi.jp/articles/20180130/ddl/k33/040/551000c2022年1月25日閲覧 
  3. ^ シネマ・クレール物語”. 吉備人出版 (2020年12月25日). 2022年1月25日閲覧。
  4. ^ 営業拠点”. 日本都市工学設計. 2022年1月25日閲覧。 “本社周辺地図”

外部リンク

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