コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

シマダイカー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
シマダイカー
シマダイカー
シマダイカー Cephalophus zebra
保全状況評価[1]
VULNERABLE
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 哺乳綱 Mammalia
: 偶蹄目/鯨偶蹄目
Artiodactyla/Cetartiodactyla
: ウシ科 Bovidae
: ダイカー属 Cephalophus
: シマダイカー C. zebra
学名
Cephalophus zebra Gray, 1838[1][2]
和名
シマダイカー[2][3]
英名
Banded duiker[1][3]
Zebra antelope[1]
Zebra duiker[1][2][3][4]

シマダイカーCephalophus zebra)は、哺乳綱偶蹄目(鯨偶蹄目とする説もあり)ウシ科ダイカー属に分類される偶蹄類。

分布

[編集]

ギニアコートジボワールシエラレオネリベリア[1]

形態

[編集]

頭胴長(体長)85 - 90センチメートル[2][3]。体高40 - 50センチメートル[2][3][4]体重15 - 20キログラム[2][3]。頭頂部の体毛はあまり逆立たないか、ほぼ逆立たない[2]。背面は淡赤褐色で、12 - 15本の横縞が入る[2][3]。頭部や頸部・臀部・四肢は、赤褐色[4]

雌雄共に角があり[3]、断面は円形[2]。角長オス4 - 4.8センチメートル、メス2 - 2.5センチメートル[2][3]

生態

[編集]

主に一次林に生息するが、山地林や二次林・農耕地でみられることもある[3]

木の葉や果実などを食べる[4]

繁殖様式は胎生。妊娠期間は221 - 229日[4]

人間との関係

[編集]

生息地では食用とされることもある[4]

食用(ブッシュミート)の狩猟[3]、森林伐採や農地開発による生息地の破壊などにより、生息数は減少している[1]。生息地の一部は、サポ国立公園(リベリア)やタイ国立公園(コートジボワール)などの国立公園や保護区に指定されている[1]

出典

[編集]
  1. ^ a b c d e f g h IUCN SSC Antelope Specialist Group. 2016. Cephalophus zebra. The IUCN Red List of Threatened Species 2016: e.T4153A50184648. https://doi.org/10.2305/IUCN.UK.2016-1.RLTS.T4153A50184648.en. Downloaded on 16 June 2020.
  2. ^ a b c d e f g h i j 今泉吉典 「ダイカー亜科の分類」『世界の動物 分類と飼育7 (偶蹄目III)』、東京動物園協会、1988年、27-35頁。
  3. ^ a b c d e f g h i j k 小原秀雄 「シマダイカー」『動物世界遺産 レッド・データ・アニマルズ6 アフリカ』小原秀雄・浦本昌紀・太田英利・松井正文編著、講談社、2000年、160頁。
  4. ^ a b c d e f Michelle Mijal, 2000. "Cephalophus zebra" (On-line), Animal Diversity Web. Accessed June 16, 2020 at https://animaldiversity.org/accounts/Cephalophus_zebra/

関連項目

[編集]