シャルル・エミール・レイノー
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シャルル・エミール・レイノー(Charles-Émile Reynaud 、1844年12月8日 - 1918年1月9日)は、フランスの理科教師であり発明家。テアトル・オプティークを用いた世界初の動画上映により、レイノーはアニメーション映画の先駆者であったと考えられている。
レイノーは1877年にプラキシノスコープを発明し、1888年にはプラキシノスコープの像をスクリーンに上映する装置テアトル・オプティークを発明した。そして1892年10月28日にパリのグレヴァン蝋人形館で、テアトル・オプティークを用いた世界最初のアニメーション作品『哀れなピエロ』(原題:Pauvre Pierrot)を上映した。この作品では世界で初めてフィルム・パーフォレーションが用いられていた。
作品
[編集]- 『一杯のビール』(原題:Un bon bock、1892年)
- 『哀れなピエロ』(原題:Pauvre Pierrot、1892年)
- 『道化師と犬』(原題:Le clown et ses chiens 、1892年)
- 『炉縁の夢』(原題:Rêve au coin du feu、1894年)
- 『脱衣所のまわりで』(原題:Autour d'une cabine、1894年)
記憶遺産
[編集]『哀れなピエロ』(Pauvre Pierrot)と『脱衣所のまわりで』(Autour d'une cabine)が、2015年にユネスコ記憶遺産に登録された[1]。
脚注
[編集]- ^ The moving picture shows of Émile Reynaud Memory of the World - UNESCO