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シヤチハタ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
シヤチハタ工業から転送)
シヤチハタ株式会社
Shachihata Inc.
名古屋本社
名古屋本社
種類 株式会社
本社所在地 日本の旗 日本
451-0021
愛知県名古屋市西区天塚町四丁目69番地
北緯35度12分6.8秒 東経136度53分37.5秒 / 北緯35.201889度 東経136.893750度 / 35.201889; 136.893750座標: 北緯35度12分6.8秒 東経136度53分37.5秒 / 北緯35.201889度 東経136.893750度 / 35.201889; 136.893750
設立 1941年9月24日[1]
(シヤチハタ工業株式会社)(創業:1925年1月)(舟橋商會株式会社、シヤチハタ商事株式会社)
業種 その他製品
法人番号 4180001025735 ウィキデータを編集
事業内容 スタンプ台・筆記具・インク浸透印の製造・販売
代表者 代表取締役会長 舟橋紳吉郎
代表取締役社長 舟橋正剛[1]
資本金 1億円[1]
発行済株式総数 1,475万1,600株[2]
売上高 連結 189億48百万円
単独 173億33百万円
(2015年3月期)[2]
純資産 連結 226億65百万円
単独 195億59百万円
(2015年3月期)[2]
総資産 連結 282億71百万円
単独 239億45百万円
(2015年3月期)[2]
従業員数 連結 1,085名、単独 468名
(2015年3月31日現在)[2]
決算期 3月31日
主要株主 株式会社TEC 13.14%
舟橋 正剛 10.93%
(2015年3月31日)[2]
主要子会社 シヤチハタテクノ株式会社 100%[2]
関係する人物 舟橋金造(創業者)
外部リンク www.shachihata.co.jp ウィキデータを編集
特記事項:1999年10月1日にシヤチハタ工業株式会社から商号変更。
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シヤチハタ株式会社(シャチハタ、: Shachihata Inc.)は、愛知県名古屋市西区に本社を置く、印章・スタンプ・文房具等を製造販売する企業である。

概要

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1965年にシヤチハタ工業株式会社(当時)がインキ浸透印の開発に成功し市場に広く普及、インキ浸透印の最大手に成長した。この事から、「シヤチハタ」がインキ浸透印の代名詞となった[注釈 1]。正式な商品名は、Xスタンパーである。

沿革

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愛知万博のパビリオン「夢見る山」の夜バージョン
  • 1925年大正14年)1月 - 名古屋市で前身の舟橋商會が創業[2]。インク補充不要のスタンプ台「萬年スタンプ臺(台)」の販売を開始[3]
  • 1940年昭和15年)12月 - 販売部門の新会社、シヤチハタ商事を設立[2]
  • 1941年(昭和16年)9月 - 舟橋商會の社名をシヤチハタ工業に変更[2]
  • 1959年(昭和34年)2月 - セントラル事務機設立[2]
  • 1960年(昭和35年) - 名古屋市西区那古野2-12-10に本社ビルを新築。
  • 1965年(昭和40年)11月 - 看板商品となるインキ浸透印「Xスタンパー」発売[2]
  • 1992年平成4年) - CIの導入に伴いロゴを現在のものに一新(ロゴ内のシヤチハタの文字の表示は消えて英字のShachihataになる)[3]
  • 1999年(平成11年)10月 - シヤチハタ工業とシヤチハタ商事が合併し、社名をシヤチハタ株式会社に改称[2]
    • 12月 - 本社を現在地に移転[2]
  • 2005年(平成17年) - EXPO2005日本国際博覧会(愛・地球博)・夢見る山に出展参加[3]
  • 2008年(平成20年)10月 - 子会社のシヤチハタマテリアル株式会社を吸収合併[2]
  • 2012年(平成24年)3月 - 子会社の株式会社東京ポーラスは社名をシヤチハタテクノ株式会社に改称[2]

ブランド名の由来

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当初は、日の丸旗(ハタ印)がトレードマークであった。しかし、広告業界から日の丸を登録商標にしてはならないとの反発を受け[4]、創業者である舟橋金造の、名古屋のシンボルは名古屋城金鯱であるとの判断から、シャチホコが描かれた旗に変更した。これがシヤチハタ というブランド名の由来とされる[5]

表記

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社名の正式な日本語表記は「シチハタ」であり、小字を用いた「シチハタ」ではない。この表記は、ロゴとしてバランスを取るためというデザイン上の理由で継続されている[注釈 2][6]

インキ浸透印

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印面はスポンジ状の多孔質ゴムで出来ており、内部にインキを染込ませることで朱肉やスタンプ台なしでの押印を可能にしている。製法は、ゴム、カーボン食塩を練りこんだ原料を型につめて成形し、煮熟することで内部の食塩を溶かし、多孔質のスポンジ状印面をつくる。

浸透印タイプの印章は公文書などへの使用は認められていないことが多い[注釈 1]。これは、素材がゴムであるため押し方や経年変化による劣化などにより同一スタンプでも印影が変わる可能性があること、時間が経過するとインキが薄くなること、大量生産であるために別のスタンプでも同じ形状の文字が押印できること、などが理由である。

代表的な使用例としては、社内での確認印や、宅配便の受取印、認印などである。希少苗字の印の特注もできる。

代表的な商品

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スタンプ台

印章・スタンプ

  • Xスタンパー
  • ネームペン(印章とボールペンの組み合わせ商品)
  • 回転印(データーネーム・データースタンプ)
  • サインペン(アートライン)
  • 電子印鑑(デジタルネーム・パソコン決裁)
  • 特殊インキ(TATタート)
  • スタンキー(QRコードスタンプ)

筆記具

  • Artline「アートライン」(油性マーカーペン・ホワイトボードマーカーペン「乾きまペン」)
  • POPMATE「ポップメイト」(水性顔料マーカーペン)

テレビ番組

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スポンサー番組

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現在

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  • 無し

過去

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CMに起用された人物

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  • 大野しげひさ - 「シヤチハタネーム」のCMに出演。同商品の知名度向上に貢献した。シヤチハタ提供の「マゴベエ探偵団」にも出演していた。
  • 石田夏子 - 「ネームペン」のCMに出演。
  • 清水美砂 - 「シヤチハタボールペン」のCMに出演。
  • 唐沢寿明 - 「電子印鑑」のcmに出演。

国内関連会社

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[8]

  • シヤチハタテクノ株式会社
  • シヤチハタビジネスアンドカスタマーサポート株式会社
  • シヤチハタエンジニアリング株式会社

脚注

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注釈

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  1. ^ a b 公文書などの注意書きでは、インキ浸透印の使用は不可という意味で「シヤチハタ不可」などと書かれることがある。
  2. ^ 同様の理由で小さな「ャ」の代わりに大きな「ヤ」を使用する企業にキヤノンジヤトコがあるほか、小字を使わない他の企業にキユーピー(マヨネーズ・調味料メーカー)、富士フイルムなどがある。

出典

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  1. ^ a b c 会社概要”. シヤチハタ株式会社. 2016年3月10日閲覧。
  2. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p 有価証券報告書-第74期(平成26年4月1日-平成27年3月31日)”. EDINET. 2016年3月10日閲覧。
  3. ^ a b c シヤチハタのあゆみ”. シヤチハタ株式会社. 2016年3月10日閲覧。
  4. ^ 朝日新聞2006年5月12日11面
  5. ^ http://www.shachihata.co.jp/shirushi/shirushi.html
  6. ^ 「シャチハタ」じゃなく「シヤチハタ」です 発表文に毎回表記する訳”. withnews. 朝日新聞社 (2019年5月6日). 2019年5月6日閲覧。
  7. ^ 最強のブランドを作れ! ~自己否定から新商品が生まれる~ - テレビ東京 2010年12月16日
  8. ^ 会社概要”. シヤチハタ株式会社. 2024年10月16日閲覧。

外部リンク

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