カール・シュエレブ
カール・R・シュエレブ[1](マルタ語: Karl R. Xuereb)は、マルタの会計士、独立経営コンサルタント、元銀行員、元外交官。バレッタ銀行(BOV)など金融業界を渡り歩いた後、外交官に転身して、北京常駐の在中華人民共和国大使兼非常駐の駐日大使、在大韓民国大使、在朝鮮民主主義人民共和国大使、在パキスタン高等弁務官、次いでベルリン常駐の在ドイツ大使を務めた[2]。
学歴
[編集]経歴
[編集]金融業
[編集]1993年から1998年にかけて、バレッタ銀行(BOV)戦略企画部次長[2]。
1998年から1999年にかけて、中央地中海銀行(英語: Mid-Med Bank、現・HSBC銀行マルタ)欧州ビジネス部長[2]。
2000年から2002年にかけて、フォーラム・マルタ・ファンドマネジメント(英語: Forum Malta Fund Management)常務取締役兼最高経営責任者(CEO)[2]。
2002年から2005年にかけて、クレディットインフォ・マルタ(英語: Creditinfo Malta)常務取締役[2]。
外交官
[編集]クレディットインフォ・マルタ退社後、外務・欧州省に入省して外交官に転身[2]。
2006年3月から2010年6月にかけて、北京常駐の在中華人民共和国大使兼非常駐の駐日大使、在大韓民国大使、在朝鮮民主主義人民共和国大使、在パキスタン高等弁務官[2]。
2006年6月28日、北京の人民大会堂で胡錦涛国家主席に信任状を捧呈した[3]。
2009年3月19日、駐日大使として東京を訪問し、皇居で信任状を捧呈した[4]。形式上は、後任のアンドレ・スピテリ大使が信任状を捧呈する2014年7月8日までシュエレブが駐日大使であった[5]。
2010年7月、ベルリン常駐の在ドイツ大使を拝命[2]。同年8月3日、クリスティアン・ヴルフ大統領に信任状を捧呈して[6]、2013年7月まで在ドイツ大使を務めた[2]。
退官後
[編集]退官後、シュエレブは再び金融業界に戻る。彼は様々な金融機関で要職を歴任した後、2017年3月に独立して経営コンサルタントを務めている[2]。
出典・脚注
[編集]- ^ 他にカール・アール・シュエレブ、あるいは単にカール・シュエレブ(マルタ語: Karl Xuereb、簡体字中国語: 卡尔·雪瑞布)と呼ばれることも少なくない。
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p Karl Xuereb FCA, MBA - Independent Management Consultant and Company Director - Working with a number of leading Groups | LinkedIn
- ^ 胡锦涛接受8国新任或首任驻华大使国书 | 中国政府网_中央人民政府门户网站
- ^ 外務省: 新任駐日マルタ共和国大使の信任状捧呈について
- ^ 新任駐日マルタ共和国大使の信任状捧呈 | 外務省
- ^ Akkreditierung von Botschaftern | Der Bundespräsident
公職 | ||
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先代 ウィリアム・スピテリ |
在ドイツ連邦共和国マルタ大使 2010年 - 2013年 |
次代 アルバート・フリギエリ |
先代 セイヴァー・F・ボルグ(北京常駐) |
駐日マルタ大使 2009年 - 2014年 |
次代 アンドレ・スピテリ(バレッタ常駐→東京常駐) |
先代 セイヴァー・ガウチ |
在中華人民共和国マルタ大使 2006年 - 2010年 |
次代 ジョセフ・カッサル |