シュタンゲ
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シュタンゲ(ドイツ語: Kölner Stange、Kölschstange)はケルシュ専用のビアグラス[1][2]。
「シュタンゲ」は「棒」の意味で、細長い円柱形をしたビアグラスである[1]。容量は200ミリリットル[1][3]。
飲食店ではケルシュが注がれたシュタンゲを何本かまとめて乗せることができる円形の把手付きのトレイであるクランツ(ドイツ語: kranz、「花環」の意)を持ったウェイターが店内を巡回し、テーブルで空になったシュタンゲを見つけると、客からの追加オーダーが無くともケルシュの入ったシュタンゲと交換する[1](客にお代わりの確認をする店もある[2])。なお、飲み放題というわけではなく、その都度、コースターに線が書き込まれて、伝票代わりとなる[1][2]。お代わりが欲しくない客はシュタンゲの上にコースターを置いて蓋をしておくと、以降は新しいケルシュは提供されなくなる(日本のわんこそばの作法にも似る)[1][2][3]。
日本においては、上記のようなケルシュの提供スタイルを行う店はほとんど見られない(2019年時点)[3]。
出典
[編集]- ^ a b c d e f 「ドイツの“わんこビール”」『日本ビール検定公式テキスト』(2022年5月改訂版)マイナビ出版、2022年、174頁。ISBN 978-4839978853。
- ^ a b c d たぐちあつし (2019年1月21日). “【ビアライゼ】ドイツのケルンで、ケルシュを楽しもう!”. 日本ビアジャーナリスト協会. 2023年9月22日閲覧。
- ^ a b c ヨシダイト (2019年7月25日). “【イラスト解説】夏こそ飲みたい!ドイツ生まれの「ケルシュ」ってどんなビール?どこで飲める?”. ビール女子. 2023年9月22日閲覧。