シュモクドリ
シュモクドリ | ||||||||||||||||||||||||||||||
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シュモクドリ Scopus umbretta
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保全状況評価 | ||||||||||||||||||||||||||||||
LEAST CONCERN (IUCN Red List Ver.3.1 (2001)) | ||||||||||||||||||||||||||||||
分類 | ||||||||||||||||||||||||||||||
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学名 | ||||||||||||||||||||||||||||||
Scopus umbretta Gmelin, 1789 | ||||||||||||||||||||||||||||||
和名 | ||||||||||||||||||||||||||||||
シュモクドリ | ||||||||||||||||||||||||||||||
英名 | ||||||||||||||||||||||||||||||
Hammerhead Hammerkop |
シュモクドリ(撞木鳥、Scopus umbretta)は、ペリカン目シュモクドリ科シュモクドリ属に分類される鳥類。本種のみでシュモクドリ科シュモクドリ属を形成する。
分布
[編集]アンゴラ、イエメン、ウガンダ、エチオピア、ガンビア、エリトリア、ガーナ、ガボン、カメルーン、ギニア、ギニアビサウ、ケニア、コートジボワール、コンゴ共和国、コンゴ民主共和国、サウジアラビア、ザンビア、シエラレオネ、ジブチ、ジンバブエ、スーダン、スワジランド、セネガル、ソマリア、タンザニア、チャド、中央アフリカ共和国、トーゴ、ナイジェリア、ナミビア、ニジェール、ブルキナファソ、ブルンジ、ベナン、ボツワナ、マダガスカル、マラウイ、マリ共和国、南アフリカ共和国、モザンビーク、ルワンダ、レソト
サハラ砂漠以南のアフリカ全土、マダガスカル、アラビア半島西南部に分布する。
形態
[編集]全長58cm。全身は褐色の羽毛で覆われる。後頭部の羽毛は伸長しており、真っすぐに伸びた嘴と合わせて頭部がハンマー(撞木)のように見えることが和名や英名の由来。
嘴と後肢の色彩は黒い。趾には部分的に水掻きがある。
生態
[編集]草原や水辺などに生息する。雨季にできた水溜りに飛来することもある。
食性は動物食で、魚類、両生類、昆虫類などを食べる。採食は主に明け方と夕方に行う。
繁殖形態は卵生。繁殖期は地方によって異なり、ナイジェリアでは1-4月、南アフリカでは7-1月である。樹上(木がない場合は地表にも作る)に木の枝などを泥で固めて布や骨などで装飾したドーム状の大型の巣を雌雄共同で作る。巣を作るのに30-40日かかる。通常2-3個の巣を作りその内の一つを繁殖やねぐらに使用する。また、一度使った巣は数年間使用する。1回に3-7個の卵を産む。雌雄交代で抱卵を行い、抱卵期間は約30日。雌雄で育雛を行う。雛は孵化してから約1か月で巣立つ。
亜種
[編集]以下の2亜種に分類される。
- Scopus umbretta umbretta シュモクドリ
- Scopus umbretta minor ギニアシュモクドリ
- 亜種シュモクドリよりもやや小型で、体色が濃い。
人間との関係
[編集]民家の近くでゴミを漁ることもある。人をあまり恐れない。
生息地では本種を殺すと不幸が訪れると信じられている。
関連項目
[編集]参考文献
[編集]- 『原色ワイド図鑑4 鳥』、学習研究社、1984年、129、200頁。
- 黒田長久監修 C.M.ペリンズ、A.L.A.ミドルトン編 『動物大百科7 鳥I』、平凡社、1986年、88、92-93頁。
- 『小学館の図鑑NEO 鳥』、小学館、2002年、130頁。
- 『世界の動物|分類と飼育 コウノトリ目+フラミンゴ目』、財団法人東京動物園協会、1985年、46-47頁
外部リンク
[編集]- IUCN 2008 Red List - Home Page -
- BirdLife International 2008. Scopus umbretta. In: IUCN 2008. 2008 IUCN Red List of Threatened Species.