シュヴァリエ・ポール (大型駆逐艦)
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シュヴァリエ・ポール (Chevalier Paul) はフランス海軍の大型駆逐艦。ヴォークラン級。
艦歴
[編集]1931年2月28日起工[1]。1932年3月21日進水[1]。1934年7月20日就役[1]。
第5駆逐隊に所属して1940年はノルウェー作戦に参加し、その後6月14日には重巡洋艦「アルジェリー」、「フォッシュ」等と共にイタリアのヴァード・リーグレ、サヴォーナ砲撃に参加した(ヴァード作戦)。
1941年6月、イギリス軍はフランス領シリアへの侵攻を開始(エクスポーター作戦)。6月11日、5.45インチ砲の弾薬を積んだ「シュヴァリエ・ポール」はトゥーロンを出港し[2]シリアへ向かった。たが、この動きはイギリス側に知られており6月15日18時15分に偵察機により発見される[3]。それを受けてキプロスからソードフィッシュ雷撃機6機が発進し6月16日3時にシュヴァリエ・ポールを発見[3]。「シュヴァリエ・ポール」はソードフィッシュ1機を撃墜するも被雷し[3]、6時45分に沈没した[4]。生存者は駆逐艦「ゲパール」と「ヴァルミ」によって救助された[4]。
脚注
[編集]- ^ a b c 第二次大戦駆逐艦総覧、41ページ
- ^ The Royal Navy's Revenge and Other Little-Known Encounters of the War at Sea、位置1585/2278
- ^ a b c The Royal Navy's Revenge and Other Little-Known Encounters of the War at Sea、位置1590/2278
- ^ a b The Royal Navy's Revenge and Other Little-Known Encounters of the War at Sea、位置1598/2278
参考文献
[編集]- M.J.ホイットレー、『第二次大戦駆逐艦総覧』、岩重多四郎 訳、大日本絵画、2000年、ISBN 4-499-22710-0
- Vincent P. O'Hara, The Royal Navy's Revenge and Other Little-Known Encounters of the War at Sea, Nimble Books, 2013 (Kindle版)