シリケートセメント
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この記事のほとんどまたは全てが唯一の出典にのみ基づいています。 (2011年3月) |
シリケートセメントとは、1879年に英国のThomas Fletcherによって紹介され、1904年に製品化された成形歯冠修復材である。 粉末にフルオロアルミノシリケートガラス、液にリン酸を用いる。 審美性があるとともに熱膨張係数が歯質と近似しており、前歯部の歯冠色成形修復に用いられていた。 欠点として、水や酸に溶解性があって耐久性に劣ること、歯質接着性を有していないこと、リン酸による歯髄刺激作用があることが挙げられる。 そのため、現代ではほとんど使用されず、シリケートセメントを改良したグラスアイオノマーセメントが代替材料として活躍している。
参考文献
[編集]西山ほか編著、『スタンダード歯科理工学(改訂版)』、学建書院、1999年。