シンキングラビット
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有限会社シンキングラビットは、かつて兵庫県宝塚市に存在したパソコンゲーム黎明期のゲームソフト開発会社。日本語では「思考白兎」。1982年にパズルゲーム「倉庫番」発売と同時に会社を設立した。
代表者は「倉庫番」開発者の今林宏行。3万本のヒット作となった「倉庫番」[1]をはじめ、アドベンチャーゲーム(AVG)「鍵穴殺人事件」「道化師殺人事件」「カサブランカに愛を」などを創作。安楽椅子探偵型の手法を用いるなど、意欲的な作品もある。「コンピューターは同じエンターテイメントの一つの表現方法」と考え、ライバルを他のゲームメーカーではなく映画や小説をライバルとした開発方針を取っていた[1]。
パッケージには、毎回今林の友人である米田朗のイラストを使用し、そのゲームの世界観を表している。マスコットは横向きの白兎。なお、現在は今林が関わっているファルコン株式会社が商標権・著作権を保有している。
作品一覧
[編集]自社ブランド
[編集]- 倉庫番
- 倉庫番2
- T.N.T. Bomb Bomb
- 鍵穴殺人事件
- 道化師殺人事件
- カサブランカに愛を 〜殺人者は時空を越えて〜
- 時を超えた手紙(移植時に改題)
- マデリーン 〜亡き王女のためのパヴァーヌ〜
- THE MAN I LOVE(ザ・マン・アイ・ラブ)
- ジャック/ラスベガス連続殺人
告知のみで発売中止
[編集]- 映画「鍵穴殺人事件」殺人事件
- 映画狂殺人事件
他社ブランド
[編集]- 磁界少年メット・マグ(DOG)
- 南方珀堂登場
- エイト・アイズ(セタ)
脚注
[編集]参考文献
[編集]- 『ソフトハウス・イン・ジャパン 1986』マイクロデザイン、1986年、360頁。NDLJP:11941051/183。