シンプロット
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種類 | 非公開会社 |
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業種 | 食品工業 |
設立 |
1929年[1] アイダホ州デクロ市 |
創業者 | ジョン・リチャード・シンプロット |
本社 | アイダホ州ボイシ市 |
主要人物 |
ジョン・リチャード・シンプロット(創業者) スコット・シンプロット(後継者) |
売上高 | 約60億ドル[2] |
従業員数 | 約10,000人超[2] |
ウェブサイト | http://www.simplot.com |
種類 | 株式会社 |
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本社所在地 |
日本 東京都渋谷区渋谷1-2-5 MFPR渋谷ビル1階 ※2022年1月より移転 |
設立 | 2004年10月 |
法人番号 | 7010001090405 |
事業内容 | 米国産冷凍ポテト、冷凍野菜の輸入販売、市場開拓、商品開発および顧客サービス |
代表者 | 小野弘樹(代表取締役社長) |
従業員数 | 約20人 |
主要株主 | J. R. Simplot Company |
外部リンク | http://www.simplot.jp/ |
シンプロット[1]ことJ.R.シンプロット社[2](英: J. R. Simplot Company)は、アメリカ合衆国アイダホ州に本社を置く世界的なアグリビジネス企業、業務用冷凍フライドポテトメーカー。
1929年創業[1]。1946年に世界で初めて冷凍フライドポテトを製品化し[2]、1960年代から納品先のマクドナルドを通じて普及させた[3][4]。21世紀現代でも世界的なシェアをもつ[1][5]。創業者は「ポテト王」の異名をもつジョン・リチャード・シンプロット[1][6]。
概要
[編集]アイダホ州の名産品であるポテトを中心に[1]、食品製造販売のほか、肥料や品種研究なども手掛ける[7]。ポテト以外にもアボカドやミックスベジタブルも扱う[7]。
同業他社のラムウェストンとマケイン・フーズとともに「3大ポテトメーカー」と呼ばれる[7]。
主な納品先にマクドナルド、バーガーキング、ウェンディーズなどのファーストフードチェーンがある[1]。マクドナルドとは、1960年代のレイ・クロック時代から長らくパートナー関係にあった[3][4]。しかし21世紀に入り、シンプロットが遺伝子組み換えポテトを開発した際は、マクドナルドに拒絶された[8]。
沿革
[編集]- 1929年 - J.R.シンプロット(当時20歳)がポテト栽培を始め創業[2]。
- 1940年 - 缶詰乾燥ポテトの製造を開始[2]。第二次世界大戦中の米軍に納品する[1][6]。また製造過程で出た屑ポテトを家畜飼料に転用するなどして業務を拡大する[6]。
- 1946年 - 世界で初めて冷凍フライドポテトの販売を開始[2]。
- 1963年 - レイ・クロック時代のマクドナルドと業務提携開始[2]。以降マクドナルドとともに世界的な企業となる[3][4]。
- 2008年 - J.R.シンプロット逝去[1][9]。
- 2014年 - アイダホ州コールドウェル市に北米最大級の新工場開設[2]。
日本法人
[編集]日本では、1995年に東京に日本事務所が設立された後[10]、2004年にシンプロット・ジャパン株式会社(英: Simplot Japan K.K.)が設立、米シンプロット社の完全子会社として製品の輸入や販売を行っている[11]。
2014年や2022年に発生した冷凍ポテト輸入不安定化の際は、同業他社とともに対応に追われた[12][13]。
関連書籍
[編集]- エリック・シュローサー 著、楡井浩一 訳『ファストフードが世界を食いつくす』草思社、2001年。ISBN 9784794210715。(第5章「フライドポテトはなぜうまい」)
脚注
[編集]- ^ a b c d e f g h i 「米国の「ポテト王」シンプロット氏、99歳で死去」『Reuters』2008年5月26日。2023年5月27日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i “シンプロットとは | 会社情報 | シンプロット・ジャパン株式会社 (Simplot Japan K.K.)”. www.simplot.jp. 2023年5月27日閲覧。
- ^ a b c 山口, 一臣「アメリカ食品企業の環境戦略 : マクドナルド社, スターキスト社(ハインツ子会社)の事例を中心として」『成城大学経済研究所研究報告』、成城大学経済研究所、1996年、8f、NCID BB20302808。
- ^ a b c 齋藤訓之 (2014年7月29日). “OSIグループ・上海福喜食品の不可解なビデオについて”. FoodWatchJapan. 2023年5月27日閲覧。
- ^ 「アングル:消えた冷凍ポテト、活用されない米国の余剰ジャガイモ」『Reuters』2020年5月1日。2023年5月27日閲覧。
- ^ a b c 脇英世. “アイダホのポテト王からパソコン王へ - @IT自分戦略研究所”. jibun.atmarkit.co.jp. 2023年5月27日閲覧。
- ^ a b c “〈凍菜マンスリー〉中核のポテトは北米産に特化、18年度は欧州干ばつで需給変動に注視/シンプロット・ジャパン”. 食品産業新聞社ニュースWEB (2018年10月22日). 2023年5月27日閲覧。
- ^ “米マクドナルド、新種の遺伝子組み換えジャガイモ拒否”. WSJ Japan. 2023年5月27日閲覧。
- ^ “シンプロット社資材総合カタログ【2023】”. 株式会社ヒューエンタープライズ. p. 2. 2023年5月27日閲覧。
- ^ “米シンプロット社、日本事務所開設 冷凍ポテトなどで顧客開拓へ”. 日本食糧新聞電子版. 2023年5月27日閲覧。
- ^ “会社概要 | 会社情報 | シンプロット・ジャパン株式会社 (Simplot Japan K.K.)”. www.simplot.jp. 2023年5月27日閲覧。
- ^ “冷凍ポテト輸入が物流の混乱で不安定に、コストは大幅増加、企業努力だけでは難しい状態に”. 食品産業新聞社ニュースWEB (2021年11月22日). 2023年5月27日閲覧。
- ^ “水産タイムス 冷食タイムス ~この人に聞きたい~”. www.suisantimes.co.jp. 2023年5月27日閲覧。