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シーブリーズ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

シーブリーズ英語: SEA BREEZE)とは、1902年アメリカ合衆国で誕生した化粧品ブランドである。2023年現在では、日本を中心に展開しており、発売元はブリストル・マイヤーズ・ジャパン→ファイントゥデイ(旧資生堂ファイントイレタリーエフティ資生堂ファイントゥデイ資生堂)である。ただ、これまでに事業譲渡などの理由により、製造販売元と発売元がともに過去に何度か変更されている。米国では2002年から Idelle Labs, Ltd. (Helen of Troy Limited の子会社)がブランドを展開している[1]

商標

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SEA BREEZE (シーブリーズ) の商標(標準文字および帆の図形)は、 J. W. BROOKS&CO.、シー・ブリーズ・ラボラトリーズ・インコーポレイテッド(米国法人)などから数度の譲渡を経て、現在は、日本及び米国共に株式会社ファイントゥデイが商標権者である[2]

トレードマークは、ヨットの帆(1959年から)[3]

歴史

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  • 1902年:アメリカで誕生。
  • 1960年:日本での試験発売を開始。
  • 1969年:日本での正式発売を開始。
  • 1982年:ブリストル・マイヤーズ社(のちのBMS)に、日本での販売権を譲渡。
  • 1983年:当商品のテレビCMの放映開始。
  • 1993年:ボディーシャンプー(当初は、クール&デオドラントタイプのみ)発売。
  • 1994年:ヘアケア製品発売(1985年、当時シャンプーは存在していた。)
  • 1996年:デオドラント製品(当初は、パウダー入りのローションのみ)発売。
  • 2000年6月15日:BMSの撤退に伴い、資生堂ファイントイレタリーが買収。
  • 2000年10月2日:エフティ資生堂が資生堂ファイントイレタリーを吸収合併。
  • 2001年:サンシリーズ発売。
  • 2002年:誕生100年。
  • 2006年:救援をコンセプトとした製品に大幅改良。
  • 2021年:日本における発売元をファイントゥデイ資生堂へ変更。

主な商品と形状

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  • ローション(1902年に発売開始したアンティセプティック)
    • 薄荷(ハッカ)の香りの独特の殺菌ローション
    • 初期は小容量のプラボトルでの販売であった。
    • 後期には1000ml入りの大型ボトルも発売された。
    • その後容量が900mlに縮小された。
    • 大容量タイプは資生堂になってからパウチボトルで発売されている。
  • ヘアケア(シャンプー・コンディショナー・リンスインシャンプーほか)
    • スクイズボトルとパウチの詰め替え用が販売されている。
  • デオドラント(ローション(デオ&ウォーター)、スーパークールスプレーほか)
    • ピーチクーラー
    • ソープ
    • フローズンシトラス
    • シトラスフルーティ
    • スプラッシュマリン
    • シャイニーアクア
    • クラッシュベリー
    • グリーンアップル
    • シトラスシャーベット
    • フローズンミント
    • 無香性(販売終了)
    • シトラスムスク(販売終了)
    • クールパッション(販売終了)
    • ピンクドリーム(期間限定)(販売終了)
    • ピュアスカイ(期間限定)(販売終了)
    • スーパークールスプレー
    • スプレーボトルタイプ 10種(期間限定)(販売終了)
    • スプレー 10種(コンビニエンスストア限定)
  • フェイス&ボディケア(洗顔料・ボディーシャンプー
  • サンケア(2011年、「UVカット&ジェリー」を発売)
  • パターンズ(1988年頃、シャンプーで洗い流せるカラーリングとスタイリングが同時にできる。)(販売終了)

以前発売されていた商品と付帯情報

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BMS時代までは、美容室ルートでも販売されていたので、整髪料ヘアトニックなども発売されていたと考えられる[4]

資生堂グループに販売権を移管した後は、サンシリーズ(日焼け止め)を始め、固形石鹸(つめたいセッケン)、入浴剤なども一時期発売されていた。現行のカテゴリーでも、以前はスプレー式のアンティセプティック、カラーリング用のリンスインシャンプー、デオ&スプレー(エアゾール式のデオドラント)などが発売されていた。

以前はパッケージにFOR SKIN AND SCULPと掲載があり、頭皮をも含む清涼化粧水という性格だったが、現在ではこの表示はなくなっている。

イメージキャラクターとCMソング

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イメージキャラクター CMソング 備考
1987 成田勝「Into The Night」
1988 成田勝「Summer Breeze」
1990 なし 杉山清貴いつも君を想ってる
1991 なし 杉山清貴「潮風のFreedom」
1992 ZOO ZOO「Gorgeous」
1993 trf trf「EZ DO DANCE
1994 なし 矢沢永吉「SEA BREEZE」
1995 中谷美紀 ZARD愛が見えない
1996 安室奈美恵 安室奈美恵「You're my sunshine avex所属アーティストが起用されたのは、trf以来3年ぶり、
1996年から1998年までavex所属アーティストが起用された。
1997 安室奈美恵「How to be a Girl
1998 持田香織 Every Little ThingFOREVER YOURS
1999 深田恭子 Mr.ChildrenI'll be
2000 dream dream「Private wars」 ブリストルマイヤーズ スクイブ時代
avex所属アーティストが起用されたのは、Every Little Thing以来2年ぶり
dream「reality」 エフティ資生堂へ譲渡後
前作に引き続きdreamが起用された。
2001 星野真里
赤西仁
T.REX「METAL GURU」
2002 倉木麻衣 倉木麻衣「Feel fine! ビーイング所属アーティストの曲が起用されたのは、ZARD以来7年ぶり
2003 倉木麻衣「Kiss」「If I Believe
2004 ケイティ[要曖昧さ回避] CHEMISTRYmirage in blue
2005 新庄剛志 新庄は当時北海道日本ハムファイターズ所属。
2006 成宮寛貴 倖田來未I'll be there 声の出演:北川賢一(ロードオブメジャー
avex所属アーティストの曲が起用されたのは、dream以来6年ぶり
2007 堀北真希 チャットモンチー風吹けば恋
2008 なし
2009 北乃きい
林遣都
Base Ball BearBREEEEZE GIRL
2010 川島海荷 ROCK'A'TRENCH「言葉をきいて」
2011 FUNKY MONKEY BABYSラブレター
2012 GReeeeNオレンジ
2013 三吉彩花 miwaミラクル 2年連続miwaの曲が起用された。
2014 miwa「君に出会えたから
2015 広瀬すず
中川大志
松岡広大(2016年のみ)
北村匠海(2017年のみ)
佳島みさ(2017年のみ)
ナオト・インティライミいつかきっと[5] 2年連続ナオト・インティライミの曲が起用された。
2016 ナオト・インティライミ「together[6]
2017 whiteeeenテトテ with GReeeeN GReeeeNが制作した「テトテ」と「テトテとテントテン」の2曲が起用された。
GReeeeNの曲が起用されたのは、「オレンジ」以来5年ぶり
GReeeeNテトテとテントテン with whiteeeen
2018 池間夏海
古川毅
Little Glee Monster「CLOSE TO YOU」
大原櫻子「泣きたいくらい」
2019 Mrs. GREEN APPLEロマンチシズム
2020 田鍋梨々花
宮世琉弥
井上苑子「近づく恋」
2021 緑黄色社会これからのこと、それからのこと
2022 高橋文哉
吉川愛
曽田陵介
福山絢水
安斉星来
GReeeeN自分革命 5年ぶりにGReeeeNの曲が起用された。
2023 道枝駿佑
長尾謙杜
なにわ男子Blue Story ジャニーズ事務所所属アーティストの曲とイメージキャラクターを起用した初のCM、ジャニーズ事務所所属アーティストをイメージキャラクターに起用した2001年以来のCM
2024 佐野勇斗
畑芽育
M!LKブルーシャワー

脚注

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  1. ^ http://www.seabreezeclean.com/
  2. ^ 米国登録0092041 、72425685ほか、日本登録1378537、4551421ほか
  3. ^ シーブリーズの歴史|SEA BREEZE”. SEA BREEZE. 2019年8月8日閲覧。
  4. ^ [要出典]また、シャンプーも一般的に市販される以前にも、理美容室経由などで販売されていたと考えられる。
  5. ^ ナオト新曲が「SEABREEZE」CMソングに、広瀬すずの恋応援”. 音楽ナタリー (2015年2月10日). 2016年2月18日閲覧。
  6. ^ ナオト・インティライミ「SEA BREEZE」CM曲&京セラドーム映像作品を同日発売”. 音楽ナタリー (2016年2月18日). 2016年2月18日閲覧。

外部リンク

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