コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

熊谷ジェイコブス晶

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ジェイコブス晶から転送)
熊谷ジェイコブス晶
Akira Jacobs Kumagai
ジェイコブス晶(2022)
ハワイ大学  No.34
ポジション SG / SF
基本情報
国籍 日本の旗 日本
生年月日 (2004-04-13) 2004年4月13日(20歳)
出身地 神奈川県横須賀市
身長 206cm (6 ft 9 in)[1]
体重 93kg (205 lb)
キャリア情報
大学 ハワイ大学マノア校
経歴
2021-2022横浜ビー・コルセアーズ

ジェイコブス 晶こと熊谷 ジェイコブス 晶(くまがい ジェイコブス あきら、2004年4月13日 - )は、日本バスケットボール選手。神奈川県横須賀市出身。ポジションはシューティングガードまたはスモールフォワードハワイ大学に所属している。

来歴

[編集]

神奈川県横須賀市で生まれる。父親はアメリカ人、母親は日本人[2]。家庭の事情で生後間もなく渡米し、バスケットボール好きの母親の影響で4歳ごろから競技を始めた[3]。米国では、ユースや高校のチームでプレーしていたが、新型コロナウイルスの影響により、高校がロックアウトしたことで、バスケットボールを続ける事が難しくなったこともあり、プレーできる環境を求めて、2020年12月に帰国した。祖母の住む神奈川県横浜市戸塚区南舞岡で、東京渋谷にある米ワシントン州私立高校の通信制サポート校に在籍しながら、同地区で活動するBリーグのプロバスケットボールチーム横浜ビー・コルセアーズのトライアウトを受験し、2021年1月に横浜ビー・コルセアーズのU18ユースチームに加入した。2021年8月にはトップチームのトレーニングキャンプに参加し、9月にはトップチームとの特別指定選手契約を交わした[4]。横浜ビー・コルセアーズでの登録名はジェイコブス晶となる。B1リーグ史上最年少17歳5ヶ月11日での入団で、2021-22シーズンはU18ユースチームでの活動も兼任する[4]

2021年11月13日の(宇都宮ブレックス)戦でトップチームで初出場を果たした。17歳7カ月0日でのB1リーグ戦出場はハーパージャンジュニア(当時、琉球)を抜く当時リーグ史上最年少記録であった[5](2021年11月30日に内藤耀悠北海道)が更新)。2022年2月3日の(サンロッカーズ渋谷)戦で初得点。17歳9カ月20日でのB1リーグ戦得点も当時リーグ史上最年少記録であった(2022年12月24日に今西優斗名古屋)が更新)。

2022年2月、横浜ビー・コルセアーズU18チームの一員として出場したB.LEAGUE U18 INTERNATIONAL CUP 2022代替大会で優勝[6]、ジェイコブス晶は大会MIPに選出された。3月、オーストラリアで開催されたNBA Global Academyトライアウトに参加した[7]

2024年パリオリンピックバスケットボール男子日本代表に選出。20歳3カ月での選出は、メンバー中では、最年少の選出となる[2][8][9]

経歴

[編集]

Adams Middle School - Redondo Union Highschool - Dymally Highschool - 東京インターハイスクール(横浜U18) - 横浜ビー・コルセアーズ - オーストラリアNBAグローバルアカデミー - ハワイ大学

人物

[編集]

バスケットボールプレイヤーとしての特徴

[編集]
  • 横浜ビー・コルセアーズユースチーム 白澤卓ヘッドコーチによるコメントでは、サイズがありながらもボールハンドリングの技術もあり、特にアウトサイドシュートを得意とした選手である。[10]

その他

[編集]
  • 横浜ビー・コルセアーズのユースチームトライアウトは、横浜でバスケができるチームをウェブ検索して申し込みを行った。エントリーシートに身長2メートルで、ポジションはポイントガードと記入したところ、ユースチームのコーチは疑ってかかったが、トライアウト当日に本人の体格とプレーを見て、はじめて本当だと驚いた。[11]
  • 横浜ビー・コルセアーズの選手紹介
2021-22 「ピーキーすぎるぜ! Miracle Seventeen! アキラキラッキー Magical Crystal」[注 1]

個人記録

[編集]
略称説明
  GP 出場試合数   GS  先発出場試合数  MPG  平均出場時間
 FG%  フィールドゴール成功率  3P%  スリーポイント成功率  FT%  フリースロー成功率
 RPG  平均リバウンド  APG  平均アシスト  SPG  平均スティール
 BPG  平均ブロック   TO  平均ターンオーバー  PPG  平均得点
 太字  キャリアハイ  *  リーグリーダー  †  優勝シーズン
シーズン チーム GP GS MPG FG% 3P% FT% RPG APG SPG BPG TO PPG
B1 2021-22 横浜 4 0 1.8 .667 .207 1.00 - 0.2 0.0 0.2 0.0 1.2

脚注

[編集]

注釈

[編集]
  1. ^ 大友克洋原作のアニメ映画「AKIRA」の登場人物(金田)のセリフ「ピーキー過ぎてお前にゃ無理だよ」へのオマージュ

出典

[編集]
  1. ^ [1]
  2. ^ a b 【バスケ男子】最年少20歳のジェイコブス晶「五輪出場は私の夢」身長2メートル超えの大器が活躍必ず”. Sponichi Annex. スポーツニッポン (2024年7月8日). 2024年7月9日閲覧。
  3. ^ 南舞岡在住ジェイコブスさんBリーグ最年少選手に”. 株式会社タウンニュース社 (2021年10月27日). 2021年10月27日閲覧。
  4. ^ a b ジェイコブス晶選手 B.LEAGUE2021-22シーズン 特別指定選手登録のお知らせ”. 横浜ビー・コルセアーズ (2021年9月23日). 2021年9月23日閲覧。
  5. ^ 横浜の17歳ジェイコブス晶が最年少プロデビュー、富山が劇的勝利でリーグ戦3連勝/B1第8節”. バスケットボールキング (2021年11月14日). 2021年11月14日閲覧。
  6. ^ 「B.LEAGUE U18 INTERNATIONAL CUP 2022」代替大会決勝…ジェイコブスの活躍もあり横浜が北海道を下して優勝”. バスケットボールキング (2022年2月14日). 2022年2月14日閲覧。
  7. ^ 田中力に次いで2人目…横浜のジェイコブス晶が『NBA Global Academy』のトライアウトに参加”. バスケットボールキング (2022年3月18日). 2022年3月18日閲覧。
  8. ^ Inc, SEESAW GAME (2024年7月8日). “夢の舞台へ…五輪メンバー入りを果たした20歳のジェイコブス晶 「とても興奮し感謝しています」”. バスケットボールキング. 2024年8月2日閲覧。
  9. ^ 「2年前、ホテルをウロウロしてた少年が…」20歳ジェイコブス晶が“飛び級”パリ五輪をつかめた理由「八村選手や渡邊選手はずっとアイドル」(宮地陽子)”. Number Web - ナンバー. 2024年8月2日閲覧。
  10. ^ ジェイコブス晶選手 B.LEAGUE2021-22シーズン 特別指定選手登録のお知らせ”. 横浜ビー・コルセアーズ. 2023年9月4日閲覧。
  11. ^ Bリーグへ彗星のごとく現れた身長2メートルのガード 17歳のジェイコブス晶は“渡邊雄太二世”だ!”. Yahoo!ニュース. 2023年9月4日閲覧。

外部リンク

[編集]