馬場雄大
アルバルク東京での馬場(2018年) | |
長崎ヴェルカ No.18 | |
---|---|
ポジション | SG/SF |
基本情報 | |
国籍 | 日本 |
生年月日 | 1995年11月7日(29歳) |
出身地 | 富山県富山市 |
血液型 | AB[1] |
身長 | 198cm (6 ft 6 in) |
体重 | 91kg (201 lb) |
足のサイズ | 30.5cm[1] |
キャリア情報 | |
中学校 | 富山市立奥田中学校 |
高校 | 富山第一高校 |
大学 | 筑波大学 |
NBAドラフト | 2017年 / ドラフト外 |
プロ選手期間 | 2017–現在 |
経歴 | |
2017-2019 | アルバルク東京 |
2019-2020 | テキサス・レジェンズ |
2020-2021 | メルボルン・ユナイテッド |
2021-2023 | テキサス・レジェンズ |
2023- | 長崎ヴェルカ |
選手情報 B.LEAGUE.jp | |
Stats Basketball-Reference.com | |
代表歴 | |
キャップ | 日本 2016- |
馬場 雄大(ばば ゆうだい、1995年〈平成7年〉11月7日 - )は、日本のプロバスケットボール選手。富山県出身。B1の長崎ヴェルカに所属している。ポジションはシューティングガード/スモールフォワード。父は三井生命でプレーし、モスクワオリンピック予選日本代表にも選出歴有する元バスケットボール選手で、現在は富山第一高校のコーチである馬場敏春[2]。妻は女優の森カンナ。NBAプレシーズンに出場経験があり。日本人Bリーガー初のNBA契約選手である
来歴
[編集]富山第一高校ではコーチを務める父の下で2年生エースとしてウィンターカップ出場[3]。
筑波大学進学後、全日本大学バスケットボール選手権大会の67回、68回大会2連覇メンバーとなった[3]。
プロキャリア
[編集]アルバルク東京(2017-19)
[編集]在学中の2017年6月、B.LEAGUEのアルバルク東京と契約した[4]。新人の2017-18シーズン、2年目の2018-19シーズンともBリーグ優勝メンバーとなる。2018-19シーズンプレイオフ・ファイナルの千葉ジェッツ戦では12得点、12リバウンド、6アシスト、2スティールを記録してMVPを受賞した[5]。
海外挑戦(2019-23)
[編集]10月17日にダラス傘下のNBAゲータレード・リーグ(Gリーグ(NBA2軍))チーム、テキサス・レジェンズと契約した。コロナウイルス感染症の流行によりシーズンが中止となるまで41試合に出場し、1試合平均19.6分出場、6.3得点、2.6リバウンド、1.3アシスト、1.0スチールを記録した[6]。
2020年7月、オーストラリア・NBLのメルボルン・ユナイテッドと契約した[7][8]。2020-21シーズンは30試合出場で、平均8得点、2.3リバウンド、1.3アシスト[9]。メルボルンのNBL制覇に貢献し、優勝メンバーとなり、チームのディフェンシブプレーヤーオブ・ザ・イヤーに選ばれた[10]。
2021年10月23日、テキサス・レジェンズとの契約が発表された。2年ぶりの復帰となる[12][13][14][15]。
2022年3月23日、オーストラリアNBLのメルボルンに再加入。プレーオフ・セミファイナルまで進出した。
同年夏、ゴールデンステイト・ウォリアーズの一員としてNBAサマーリーグに出場。
長崎ヴェルカ(2023-)
[編集]2023年9月26日、B.LEAGUEの長崎ヴェルカと2023-24シーズンの契約合意を発表した[16]。アルバルク東京に在籍した2018-19シーズン以来のBリーグ復帰で、突然の発表に電撃復帰とも言われた[17]。チームのエースとして[18]55試合に出場。平均14.2pts、4.2リバウンド、3.6アシスト、1.8スチールと活躍した。
シーズン終了後、自由交渉選手リストに登録。再びNBA挑戦に向けて舵を切ることとなった[19]。しかしその後、2024-25シーズンの長崎ヴェルカとの継続を発表した[20]。
経歴
[編集]- 富山市立奥田中学校
- 富山第一高校
- 筑波大学
- アルバルク東京(2017 - 2019)
- テキサス・レジェンズ(2019 - 2020)
- メルボルン・ユナイテッド(2020 - 2021)
- テキサス・レジェンズ(2021 - 2022)
- メルボルン・ユナイテッド(2021 - 2022)
- テキサス・レジェンズ(2022 - 2023)
- 長崎ヴェルカ(2023- )
日本代表歴
[編集]高校1年でU-16アジア選手権3位、2年では飛び級でU-18日本代表に選ばれアジア選手権4位[3]。
大学進学後も、2015年ユニバーシアードに出場し、2年から日本代表候補に選ばれる[3]。
2017年2月[21]、東アジア選手権日本代表に選ばれる[22]。マカオ戦では第2Q開始直後にダンクを披露した[23]。
2019年7月、ワールドカップ中国大会の日本代表に選出。アメリカ戦でチーム内最多の18得点を記録[24]。5試合に出場し、1試合平均25.5分で9.2得点、2.6リバウンド、3アシストを記録した[25]。
2021年7月、東京オリンピックの日本代表に選出された。
2022年8月、東京五輪以来約1年ぶりに日本代表に選出され、ワールドカップ2023予選に出場。
2023年9月、2023年FIBAバスケットボール・ワールドカップでは全試合スタメン出場し、日本代表のパリオリンピック出場権獲得に貢献した[26]。
2024年8月、引きつづき日本代表に選出され、パリオリンピックの3試合全てに出場した[27]。
人物
[編集]2021年7月1日、女優の森矢カンナ(現:森カンナ)との結婚を発表[28]。
個人成績
[編集]略称説明 | |||||
---|---|---|---|---|---|
GP | 出場試合数 | GS | 先発出場試合数 | MPG | 平均出場時間 |
FG% | フィールドゴール成功率 | 3P% | スリーポイント成功率 | FT% | フリースロー成功率 |
RPG | 平均リバウンド数 | APG | 平均アシスト数 | SPG | 平均スティール数 |
BPG | 平均ブロック数 | TO | 平均ターンオーバー数 | PPG | 平均得点 |
太字 | キャリアハイ | * | リーグリーダー | † | 優勝シーズン |
レギュラーシーズン
[編集]シーズン | チーム | GP | GS | MPG | FG% | 3P% | FT% | RPG | APG | SPG | BPG | TO | PPG |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
B1 2017-18 | アルバルク東京 | 40 | 7 | 20:46 | .520 | .347 | .688 | 2.8 | 2.0 | 1.1 | 0.4 | 1.2 | 8.5 |
B1 2018-19 | アルバルク東京 | 59 | 12 | 25:21 | .501 | .235 | .692 | 3.7 | 3.6 | 1.5 | 0.5 | 1.5 | 10.7 |
NBA G 2019-20 | テキサス・レジェンズ | 41 | ? | 19.1 | .503 | .411 | .700 | 2.6 | 1.2 | 1.0 | 0.2 | 1.0 | 6.3 |
NBL 2020-21 | メルボルン・ユナイテッド | 30 | ? | 19.8 | .463 | .324 | .851 | 2.3 | 1.3 | 0.9 | 0.2 | 1.1 | 8.0 |
NBA G 2021-22 | テキサス・レジェンズ | 8 | ? | 31.6 | .547 | .412 | .923 | 5.4 | 1.6 | 1.8 | 0.0 | 1.5 | 12.5 |
NBL 2021-22 | メルボルン・ユナイテッド | 7 | ? | 19.0 | .281 | .200 | .833 | 1.6 | 0.7 | 0.4 | 0.3 | 1.3 | 3.9 |
NBA G 2022-23 | テキサス・レジェンズ | 37 | ? | 33.6 | .535 | .407 | .763 | 4.2 | 2.0 | 1.4 | 0.2 | 1.5 | 11.3 |
B1 2023-24 | 長崎ヴェルカ | 55 | 48 | 27:57 | .466 | .322 | .796 | 4.2 | 3.6 | 1.8 | 0.3 | 2.5 | 14.1 |
※2017-19スタッツ[30] ※2019-23スタッツ [31]
ポストシーズン
[編集]シーズン | チーム | GP | GS | MPG | FG% | 3P% | FT% | RPG | APG | SPG | BPG | TO | PPG |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
B1 2017-18 CS | アルバルク東京 | 5 | 0 | 21:20 | .400 | .250 | .857 | 3.8 | 1.6 | 1.0 | 0.4 | 1.4 | 8.4 |
B1 2018-19 CS | アルバルク東京 | 6 | 6 | 30:51 | .469 | .000 | .600 | 6.3 | 4.3 | 1.8 | 0.8 | 1.3 | 12.0 |
アーリーカップ
[編集]シーズン | チーム | GP | GS | MPG | FG% | 3P% | FT% | RPG | APG | SPG | BPG | TO | PPG |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
EC 2017 | アルバルク東京 | 2 | 0 | 19:29 | .462 | .333 | .667 | 1.5 | 3.0 | 1.0 | 1.0 | 1.5 | 7.5 |
脚注
[編集]- ^ a b “馬場、八村に太鼓判!2年後輩のNBA初陣に刺激「焦らないのがあいつらしい」”. スポニチ Sponichi Annex スポーツ (2019年10月19日). 2024年9月10日閲覧。
- ^ スポーツナビ(2019年12月8日)
- ^ a b c d “やるしかない! 〈男子日本代表候補 馬場 雄大選手〉”. 公益財団法人日本バスケットボール協会 (2016年4月22日). 2017年7月5日閲覧。
- ^ 『馬場雄大選手基本合意のお知らせ』(プレスリリース)トヨタアルバルク東京株式会社、2017年6月29日 。
- ^ “馬場雄大がファイナルMVPを獲得、大一番で12得点12リバウンドの活躍”. バスケットボールキング (2019年5月11日). 2023年9月26日閲覧。
- ^ “Yudai Baba”. NBA G League Stats. 2023年9月26日閲覧。
- ^ “馬場雄大メルボルン移籍、オーストラリアからNBA目指す”. 【SPAIA】スパイア (2020年7月20日). 2020年11月16日閲覧。
- ^ バスケ馬場雄大、豪メルボルン・ユナイテッド移籍日刊スポーツ2020年7月19日
- ^ “Yudai Baba, Basketball Player”. Proballers. 2023年9月27日閲覧。
- ^ “Landale, Baba headline Melbourne United club award winners”. melbourneutd.com.au (2021年6月28日). 2021年8月21日閲覧。
- ^ 『楽天、バスケットボール・馬場 雄大選手のマネジメント活動の支援を開始』(プレスリリース)楽天株式会社、2021年3月16日 。2021年5月20日閲覧。
- ^ “Legends Draft Three, Announce Training Camp Roster” (英語) (2021年10月23日). 2021年10月24日閲覧。
- ^ “Here comes the B衝突マーク衝突マークM!!!”. October 22, 2021閲覧。
- ^ “馬場雄大がテキサス・レジェンズと契約、オーストラリアリーグと東京オリンピックの後はGリーグからのNBA入りに再挑戦”. バスケット・カウント (2021年10月23日). 2021年10月23日閲覧。
- ^ “馬場、環境適応に自信 下部からNBA目指す”. 産経ニュース (2021年11月29日). 2021年11月29日閲覧。
- ^ 『馬場雄大選手 契約基本合意(新規)のお知らせ』(プレスリリース)2023年9月26日 。2023年9月26日閲覧。
- ^ “バスケ・馬場雄大、Bリーグに電撃復帰 今季からB1参戦・長崎ヴェルカに入団”. スポーツ報知 (2023年9月26日). 2023年9月26日閲覧。
- ^ “【1日密着】長崎ヴェルカのエース・日本代表の馬場雄大の素顔に迫る”. NCC長崎文化放送 (2024年4月5日). 2024年5月24日閲覧。
- ^ “馬場雄大がNBA挑戦へ Bリーグ長崎が自由交渉選手リストへ公示 入団当初からの夢を応援”. スポニチ Sponichi Annex スポーツ (2024年5月23日). 2024年5月24日閲覧。
- ^ 『馬場雄大 選手契約基本合意(継続)のお知らせ』(プレスリリース)2024年9月9日 。
- ^ “常識変える「無限」ダンク馬場雄大/Bリーグ連載1”. 日刊スポーツ (2017年9月27日). 2023年7月16日閲覧。
- ^ “「AKATSUKI FIVE」男子日本代表チーム JAPAN”. 公益財団法人日本バスケットボール協会. 2017年7月5日閲覧。
- ^ 柳田博 (2017年6月6日). “まるでNBA 馬場雄大の規格外ダンク 日本バスケに新時代”. スポーツニッポン 2017年7月5日閲覧。
- ^ “日本代表の馬場雄大、NBAマブスから正式オファー! 本格的な海外挑戦がスタート”. バスケットボールキング (2019年9月17日). 2019年9月20日閲覧。
- ^ “選手スタッツ - FIBA バスケットボール ワールドカップ 2019”. FIBA.basketball. 2023年9月29日閲覧。
- ^ “【バスケW杯】日本・馬場雄大「みんな本当にありがとう!」と感謝投稿!今大会は全試合スタメン出場 - スポニチ Sponichi Annex スポーツ”. スポニチ Sponichi Annex. 2023年9月26日閲覧。
- ^ “オリンピックバスケットボール 日程 & 結果”. パリ 2024. 2024年9月10日閲覧。
- ^ “バスケ日本代表・馬場雄大&森カンナが結婚を発表…森は事務所から独立し芸名も本名に”. スポーツ報知 (報知新聞社). (2021年7月1日) 2021年7月1日閲覧。
- ^ “妻夫木聡と窪田正孝、高良健吾らがボクシング観戦”. ねとらぼ (2022年6月8日). 2024年5月24日閲覧。
- ^ “シーズンスタッツ”. アルバルク東京. 2023年9月29日閲覧。
- ^ “Yudai Baba, Basketball Player”. Proballers. 2023年9月27日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- Yudai Baba - メルボルン・ユナイテッド
- Yudai Baba 馬場雄大 (@yudai_baba) - X(旧Twitter)[1]
- Yudai Baba / 馬場雄大 (@yudai_baba) - Instagram
- GATE株式会社
- 馬場雄大OFFICIAL SUPPORTERS CLUB「BABA BOOM」
- 日本の男子バスケットボール選手
- ユニバーシアードバスケットボール日本代表選手
- バスケットボール男子日本代表選手
- FIBAバスケットボール・ワールドカップ日本代表選手
- 2019年FIBAバスケットボール・ワールドカップ出場選手
- オリンピックバスケットボール日本代表選手
- アルバルク東京の選手
- 長崎ヴェルカの選手
- Bリーグオールスターゲーム選出選手
- テキサス・レジェンズの選手
- メルボルン・ユナイテッドの選手
- 在アメリカ合衆国日本人のバスケットボール選手
- 在オーストラリア日本人のスポーツに関する人物
- 楽天グループのスポーツ関係者
- 富山第一高等学校出身の人物
- 筑波大学出身の人物
- 富山県出身の人物
- 2023年FIBAバスケットボール・ワールドカップ出場選手
- 1995年生
- 存命人物