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ジェイレン・ハリス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ジェイレン・ハリス
Jalen Harris
(2017年)
Jiangxi Ganchi
ポジション SG
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
生年月日 1998年8月14日
出身地 テキサス州ダラス
身長 196cm (6 ft 5 in)
体重 88kg (194 lb)
キャリア情報
出身 ルイジアナ工科大学(2016-18)
ネバダ大学(2019-20)
ドラフト 2020年 2巡目 59位 ラプターズ
選手経歴
2020-2021
2020-2021
2021-2022
2022
2022-2023
2023
2023-2024
2024
2024
2024-
トロント・ラプターズ
ラプターズ・905
イタリアの旗 ヴァノリ・クレモナ
カナダの旗 スカーバロー・シューティングスターズ
ウェストチェスター・ニックス
スカーバロー・シューティングスターズ
ウィンディシティ・ブルズ
プエルトリコの旗 レオネス・デ・ポンセ
カナダの旗 サスカチュワン・ラトラーズ
中華人民共和国の旗 Jiangxi Ganchi
受賞歴
・カンファレンスUSA・オール-フレッシュマン・チーム(2017)
・マウンテンウェスト新人王(2020)
・オール-マウンテンウェスト・ファーストチーム(2020)
Stats Basketball-Reference.com
Stats ウィキデータを編集 NBA.com 選手情報 NBA.Rakuten

ジェイレン・ハリス(Jalen Harris、1998年8月14日 - )はアメリカ合衆国テキサス州出身のプロバスケットボール選手。ポジションはシューティングガード[1]

生い立ちと高校時代

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ハリスは、サザンメソジスト大学でバスケットボールをプレーしていたカーリン・ケネディとエリオン・ハリスの息子としてテキサス州ダラスで生まれた。2人の弟と1人の妹がいる。母のカーリンは19歳で彼を生んだ後に、3年生のシーズンにSMUでコートに戻り、得点、リバウンド、ブロック、FG%において同校の歴代最多記録を残して卒業した。[1]また、彼女は2012年に同校の殿堂入りを果たしている。[2]

ハリスはテキサス州ダンカンビルで育ち、バスケットボール、フットボール、野球をして育った。中学生の時の怪我でフットボールを断念し、その後は父親とともにバスケットボール選手になるためのトレーニングを行っていた。父エリオンは彼の当時中学生の息子を中心としてダラス・ヒーローズというチームを設立した。[1]

ダンカンビル高校に入学し、2年生の時には190.5cmまで成長した。[1]3年生で平均15得点4リバウンド2アシストを残し、8地区6A年間最優秀攻撃選手に選ばれた。[3]AAU中に脊椎骨折により、4年生のシーズンの半分を欠場した。それでも、3年生のシーズンにも再度8地区6A年間最優秀攻撃選手に選ばれた。平均23得点7リバウンド4アシスト2スティールを残し、FG%は55%で、スリーポイントについても45%の確率で決めた。ソーダーヒル高校との試合ではキャリアハイの44得点を記録した。大学スポーツの専門サイトであるライバルズにおいては、テキサス州の同学年の選手の中では16番目にランク付けされ、9番目に優れたガードと評価された。[4]ハリスはインディアナ大学カンザス州立大学からもオファーを受けていたが、ルイジアナ工科大学と契約した。[1]

大学時代

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1年目

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ルイジアナ工科大学でキャリアを開始した。新人として27試合に出場、うち2試合に先発した。平均10.9得点3.1リバウンドを記録し、二桁得点を14試合で達成し、20得点以上を3試合で記録した。中でも初先発となったオクラホマ大学戦で16本のショットのうち10本を成功させ24得点を記録した。フリースローはチームトップの88.3%の確率で沈め、シーズンを通して7本しか失敗がなかった。この88.3%というFT%は同校の歴史上6番目の数字であり、18年ぶりの記録である。また、フロリダ・アトランティック大学戦で決めたティップダンクはESPNスポーツセンター・TOP10プレーの第6位に選ばれた。また、シーズン後にはカンファレンスUSA・オール-フレッシュマン・チームに選出された。[4]

2年目

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チームトップの平均15.3得点に加え、4.5リバウンド2.5アシスト1.1スティールを記録した。シーズンの開幕戦でテキサス大学テイラー校と対戦した際には25得点を記録し、サウスイースト・ミズーリ大学との次戦では延長までもつれ込み26得点を記録した。プレーした11試合のうち9試合で二桁得点を記録し、うち3試合では20得点以上を記録した。2018年1月にネバダ大学と契約した。[4]オクラホマ州立大学タルサ大学スティーブンFオースティン州立大学からもオファーを受けていたものの、ボイシ州立大学戦を観戦に訪れた際にエリック・マッセルマンコーチに惹かれ、ネバダ大学を選択した。[5]

3年目

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2018-19シーズンをレッドシャツ制度を用いて全休した。このシーズンもネバダ大学の成績は29勝5敗であった。

迎えた2019-20シーズンを前に、ネバダ大学を選択した要因だったマッセルマンコーチがアーカンソー大学に移った。ゴンザガ大学南メソジスト大学が興味を示したものの、ハリス自身はネバダ大学での残留を決めた。[1]

チームトップの平均21.7得点と6.5リバウンドを記録した。新チームでの二戦目を足の怪我で欠場するなどの不運もあったが、2020年1月中の8試合にわたり、平均27得点5.4リバウンド4.4アシストを記録した。エアフォース戦でキャリアハイの38得点、サンディエゴ州立大学戦で32得点をそれぞれ残した後の2月11日には米国バスケットボール記者協会によるオスカー・ロバートソン週間最優秀選手に選出された。2月12日のネバダ大学ラスベガス校戦では29得点5アシストに加え、キャリアハイの14リバウンドを記録し、ネバダ大学で20得点10リバウンド5アシスト以上を記録した史上11人目の選手となった。また、1シーズン中に4度にわたり30得点以上を残したのは、ネバダ大学では2006年のニック・ファジーカス以来の快挙である。

シーズン終了後、ハリスはオール-マウンテンウェスト・カンファレンス・ファーストチームに選出され、カンファレンスの新人賞を受賞した。また、マウンテンウェスト週間最優秀選手は12月9日、1月27日、2月10日と3度にわたって受賞した。ネバダ大学が優勝したパラダイス・ジャム杯では平均22.3得点6リバウンド6.3アシストを記録し、MVPを受賞した。また、このパラダイス・ジャム杯においては大会を通してのMVPだけでなく、3試合全てにおいて各試合のMVPを受賞した。[4]

シーズン後、2020年NBAドラフトへの参加を表明した。[6]

プロキャリア

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トロント・ラプターズ (2020-2021)

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2020年11月18日に2020年NBAドラフトトロント・ラプターズから全体59位指名を受け、11月28日にツーウェイ契約を結んだ。[7]

2021年1月8日のサクラメント・キングス戦でNBAの試合に初出場を果たし、2分間にわたってプレーした。[8]1月29日にGリーグのラプターズ905に送られ、7試合に出場し平均17.6得点4.3リバウンド2.3アシスト1.1スティールと活躍した。[9]Gリーグからトップチームに戻った後の3月13日のシャーロット・ホーネッツ戦で、NBA3試合目にしてスリーポイントショットを決め初得点を記録した。[8]

2021年7月1日にアンチドラックプログラムの条件に違反したため、解雇され、NBAからの出場停止処分を受けた[10]

イタリアでのキャリア(2021-2022)

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2021年8月14日、レガ・バスケット・セリエAに所属するクレモナ(英語版)との契約が発表された[11]

クレモナでは18試合に出場し、1試合平均27.9分の出場で、13.8得点、3.0リバウンド、2.0アシストという成績を残した[12]。2022年3月16日、契約解除が発表された[13]

個人成績

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大学

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シーズン チーム GP GS MPG FG% 3P% FT% RPG APG SPG BPG TO PPG
2016-17 LTU 27 2 22.9 .447 .319 .883 3.1 1.6 0.8 0.3 1.6 10.9
2017-18 LTU 11 11 25.1 .478 .444 .830 4.4 2.4 1.1 0.3 2.5 15.3
2019-20 UNR 30 30 33.0 .446 .362 .823 6.5 3.9 1.1 0.1 2.4 21.7

[14]

脚注

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  1. ^ a b c d e f Murray, Chris (2020年2月7日). “Born for this: Jalen Harris' path to stardom started early but wasn't easy”. Nevada Sports Net. 2021年4月6日閲覧。
  2. ^ Karlin Kennedy (2012) - Hall of Fame” (英語). SMU Athletics. 2021年4月6日閲覧。
  3. ^ Boys basketball preview: 6A state champion Plano West returns no full-time starters but still boasts experience” (英語). Dallas News (2015年11月15日). 2021年4月6日閲覧。
  4. ^ a b c d Jalen Harris - Men's Basketball” (英語). University of Nevada Athletics. 2021年4月6日閲覧。
  5. ^ Murray, Chris. “Wolf Pack lands Jalen Harris, a high-scoring guard from Louisiana Tech” (英語). Reno Gazette Journal. 2021年4月6日閲覧。
  6. ^ Murray, Chris (2020年7月28日). “Nevada's Jalen Harris makes initial cut for NBA draft combine invitation”. Nevada Sports Net. 2021年4月6日閲覧。
  7. ^ Murray, Chris (2020年11月19日). “Jalen Harris, selected by Raptors, the 16th draft pick in Wolf Pack history”. Nevada Sports Net. 2021年4月6日閲覧。
  8. ^ a b Jalen Harris 2020-21 Game Log” (英語). Basketball-Reference.com. 2021年4月6日閲覧。
  9. ^ Quirante, J. D. (2021年3月8日). “Prospect Report: The Raptors 905 finish on top and prepare for the playoffs” (英語). Raptors HQ. 2021年4月6日閲覧。
  10. ^ ラプターズのジェイレン・ハリス、薬物規定違反でリーグ追放処分”. NBA Japan. 2021年7月2日閲覧。
  11. ^ Vanoli Cremona signs former Raptors Jalen Harris”. Sportando. 2021年8月14日閲覧。
  12. ^ JALEN HARRIS GAME BY GAME 2021-2022 SEASON”. Proballers. 2022年3月9日閲覧。
  13. ^ Rescissione consensuale tra la Vanoli Basket e Jalen Harris”. vanolibasket.com. 2021年3月16日閲覧。
  14. ^ Jalen Harris College Stats” (英語). College Basketball at Sports-Reference.com. 2021年4月6日閲覧。