ジェームス・デゲール
基本情報 | |
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本名 | ジェームス・フレデリック・デゲール |
通称 | Chunky |
階級 | スーパーミドル級 |
身長 | 184cm |
リーチ | 188cm |
国籍 | イギリス |
誕生日 | 1986年2月3日(38歳) |
出身地 |
イングランド ロンドン |
スタイル | サウスポー |
プロボクシング戦績 | |
総試合数 | 29 |
勝ち | 25 |
KO勝ち | 15 |
敗け | 3 |
引き分け | 1 |
獲得メダル | ||
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イギリス | ||
男子 ボクシング | ||
オリンピック | ||
金 | 2008 北京 | ミドル級 |
コモンウェルスゲームズ | ||
銅 | 2006 メルボルン | ミドル級 |
欧州連合ボクシング選手権 | ||
銀 | 2007 ダブリン | ミドル級 |
銀 | 2008 ツェトニエボ | ミドル級 |
ジェームス・デゲール(James DeGale、1986年2月3日 - )はイングランドの元プロボクサー。ロンドン出身。元IBF世界スーパーミドル級王者。北京オリンピックミドル級金メダリスト。フランク・ウォーレンが率いるクイーンズベリー・プロモーションズと契約していた。
来歴
アマチュア時代
10歳でボクシングを始めた。2006年3月、メルボルンで開催されたコモンウェルスゲームズにミドル級 (75 kg) で出場し、準決勝でジャロッド・フレッチャーに敗れたが、銅メダルを獲得した[1]。
2008年8月、北京で開催された北京オリンピックにミドル級 (75 kg) で出場し、金メダルを獲得した[2]。
プロ時代
クイーンズベリー所属時
2008年12月2日、クイーンズベリー・プロモーションズと契約した[3]。
2009年2月28日、バーミンガムのナショナル・インドア・アリーナでプロデビュー戦を行い、4回判定勝ちを収めた[4]。
2010年5月15日、ロンドンのアップトン・パークでサム・ホートンとWBAインターナショナルスーパーミドル級王座決定戦を行い、5回2分6秒TKO勝ちを収め王座獲得に成功した[5]。
2010年9月18日、バーミンガムのリゾーツ・ワールド・アリーナでカール・ディルクスと対戦し、初回2分54秒TKO勝ちを収め初防衛に成功した[6]。
2010年12月11日、リヴァプールのM&S・バンク・アリーナでBBBofC英国スーパーミドル級王者ポール・スミスと対戦し、9回2分8秒TKO勝ちを収め王座獲得に成功した[7]。
2011年5月21日、ロンドンのO2アリーナでコモンウェルスイギリス連邦スーパーミドル級王者ジョージ・グローブスと対戦し、プロ初黒星となる12回0-2(115-115、114-115×2)の判定負けを喫しBBBofC王座の初防衛、コモンウェルス王座獲得に失敗した[8][9]。
2011年10月15日、M&S・バンク・アリーナでEBU欧州スーパーミドル級王者でWBOインターコンチネンタルスーパーミドル級王者のピオトル・ウィルチェウスキと対戦し、12回2-0(115-113×2、114-114)の判定勝ちを収め両王座を獲得した[10]。
2012年4月21日、フレゼリクスハウンのアレーナ・ノルトでクリスチャン・サナビアと対戦し、4回2分58秒TKO勝ちを収めEBU王座の初防衛に成功した[11]。
2012年10月13日、グリーンヒザのブルーウォーターでハディラ・モホマディと対戦し、12回3-0(116-112、119-109、117-111)の判定勝ちを収めEBU王座の2度目の防衛に成功した。
2012年12月8日、キングストン・アポン・ハルのKCスタジアムでフルヘンシオ・スニガとWBC世界スーパーミドル級シルバー王座決定戦を行い、12回3-0(118-109×3)の判定勝ちを収め王座獲得に成功した[12]。
2013年6月8日、ブルーウォーターでステパン・ボジッチと対戦し、ボジッチが4回終了時に棄権した為TKO勝ちを収め初防衛に成功した[13]。
2013年11月16日、ブルーウォーターでダイアー・デイビスと対戦し、12回3-0(118-110×3)の判定勝ちを収め2度目の防衛に成功した[14]。
2014年3月1日、ブリストルでゲボルグ・カーチキアンと対戦し、11回2分58秒TKO勝ちを収め3度目の防衛に成功した[15]。
TGBプロモーションズ所属時
2015年5月23日、アメリカ・ボストンのアガニス・アリーナでアンドレ・ディレルとIBF世界スーパーミドル級王座決定戦を行い、2度のダウンを奪うなどの活躍で12回3-0(114-112×2、117-109)の判定勝ちを収め王座獲得に成功した[16][17]。
2015年7月10日、有力ボクシングマネージャーのアル・ヘイモンと契約した[18]。
2015年11月28日、カナダのケベック・シティーのセンター・ビデオトロンにて元IBF世界スーパーミドル級王者でIBF世界スーパーミドル級9位のルシアン・ブーテと対戦し、12回3-0(2者が117-111、116-111)の判定勝ちを収め、初防衛に成功した[19]。
2016年4月30日、ワシントンD.C.のDCアーモリーでバドゥ・ジャック対ルシアン・ブーテの前座でIBF世界スーパーミドル級4位のロゲリオ・メディナと対戦し、12回3-0(116-112、115-113、117-111)の判定勝ちを収め2度目の防衛に成功した[20][21]。
2017年1月14日、ニューヨークのバークレイズ・センターでWBC世界スーパーミドル級王者のバドゥ・ジャックと王座統一戦を行い、12回1-0(114-112、113-113×2)の判定で引き分けたため、IBF王座は3度目の防衛には成功したが、WBC王座を獲得出来なかった[22][23]。この試合でデゲールは75万ドル(約8600万円)、ジャックは70万ドル(約8000万円)のファイトマネーを稼いだ[24]。
2017年6月8日、肩の手術を受けた[25]。
2017年12月9日、ロンドンのカッパー・ボックスでIBF世界スーパーミドル級15位のカレブ・トルアックスと対戦し、12回0-2(112-115、112-116、114-114)の判定負けを喫し4度目の防衛に失敗、王座から陥落した[26][27]。
2018年4月7日、ザ・ジョイントでカレブ・トルアックスと4ヶ月振りの再戦となるダイレクトリマッチを行い、12回3-0(114-113×2、117-110)の判定勝ちを収め王座返り咲きに成功した[28][29]。
2018年7月4日、IBF世界スーパーミドル級王座を返上した[30]。暫定王者のホセ・ウスカテギとの団体内統一戦の入札が翌日に迫っていた[31]。
クイーンズベリー復帰・引退
2019年2月23日、O2アリーナでクリス・ユーバンク・ジュニアとIBO世界スーパーミドル級王座決定戦を行い、12回0-3(112-114、112-115、109-117)の判定負けを喫し王座獲得に失敗した[32][33]。
獲得タイトル
- WBAインターナショナルスーパーミドル級王座
- BBBofC英国スーパーミドル級王座
- EBU欧州スーパーミドル級王座
- WBOインターコンチネンタルスーパーミドル級王座
- WBC世界スーパーミドル級シルバー王座
- IBF世界スーパーミドル級王座(防衛3)
- IBF世界スーパーミドル級王座(2期目:防衛0=返上)
脚注
- ^ Rewind: Commonwealth Games - James DeGale wins bronze in 2006 MyLondon 2014年7月12日
- ^ Olympics: James DeGale wins gold for Britain in middleweight boxing The Guardian 2008年8月23日
- ^ James DeGale signs professional forms with Frank Warren The Times 2008年12月2日
- ^ Debut success for DeGale Sky Sports 2009年3月1日
- ^ Not so happy Hammer: Kevin Mitchell loses WBO interim lightweight title Daily Mail 2010年5月15日
- ^ World class DeGale such a fast worker as he dispenses in 174 seconds Daily Mail 2010年9月18日
- ^ James DeGale stops Paul Smith to claim first professional title The Guardian 2010年12月12日
- ^ George Groves stuns James DeGale to win British title BBC Sport 2011年5月21日
- ^ 正規王者クレバーリー、急造挑戦者をストップ ボクシングニュース「Box-on!」 2011年5月22日
- ^ Boxing Excitement hits Merseyside: Cleverly defeats Bellew, DeGale Boxing Insider.com 2011年10月15日
- ^ James DeGale retains European title against Cristian Sanavia BBC Sport 2012年4月21日
- ^ Golden boy Degale made to work for points win over Mohoumadi Daily Mail Online 2012年10月13日
- ^ DeGale scores fourth round TKO over Bozic, Eubank, Galahad, Fury also triumph Fightnews.com 2013年6月8日
- ^ James DeGale Easily Decisions Davis, Eyes Periban Boxing Scene.com 2013年11月16日
- ^ DeGale keeps his world title dreams alive after stopping gutsy Khatchikian with dominant display Daily Mail Online 2014年3月2日
- ^ James DeGale can make history against Andre Dirrell... but I don't understand why George Groves won't accept the rematch Daily Mail Online
- ^ デゲール、2度倒し判定勝利 IBF・S・ミドル級決定戦 Boxing News(ボクシングニュース) 2015年5月24日
- ^ James DeGale Signs Advisory Pact With Al Haymon Boxing Scene.com 2015年7月10日
- ^ デゲールがブーテに判定勝ち、来年は統一戦希望 Boxing News(ボクシングニュース) 2015年11月29日
- ^ DeGale retains title against Medina Fightnews.com 2016年4月30日
- ^ デゲールV2成功、メディナに3-0判定勝利 Boxing News(ボクシングニュース) 2016年5月1日
- ^ Jack and DeGale battle to a draw, retain their WBC and IBF 168lb world titles Fightnews.com 2017年1月15日
- ^ ジャックvsデゲール統一戦、ダウン応酬のドロー Boxing News(ボクシングニュース) 2017年1月15日
- ^ Purses: DeGale $750K, Jack $700K Boxing News Results 2017年1月14日
- ^ James DeGale facing months of rehab after doctors discover tear in his shoulder Mirror Online 2017年6月8日
- ^ Truax upsets DeGale, wins IBF supermiddle title Fightnews.com 2017年12月9日
- ^ デゲールまさかの王座陥落、セルビーはV3 Boxing News(ボクシングニュース) 2017年12月10日
- ^ ハードがララに競り勝つ S・ウェルター級王座統一 Boxing News(ボクシングニュース) 2018年4月8日
- ^ DeGale beats Truax to win back IBF super middle title Fightnews.com 2018年4月8日
- ^ “James DeGale vacates IBF title ahead of Thursday's purse bid for fight vs. Jose Uzcategui”. The Ring. (4 July 2018). オリジナルの4 July 2018時点におけるアーカイブ。 4 July 2018閲覧。
- ^ Jose Uzcategui is Now Full Champ, IBF Orders Caleb Plant Fight Boxing Scene.com 2018年7月5日
- ^ Chris Eubank Jr wins IBO title after points win over James DeGale The Argus 2019年2月24日
- ^ WBC・S・ミドル級 ディレル王座返り咲き英国S・ミドル級対決はユーバンクに軍配 Boxing News(ボクシングニュース) 2019年2月24日
- ^ James DeGale announces retirement from boxing Irish Examiner 2019年2月28日
- ^ デゲールが引退表明 英国で元王者の引退相次ぐ Boxing News(ボクシングニュース) 2019年3月1日
関連項目
外部リンク
空位 前タイトル保持者 カール・フローチ |
IBF世界スーパーミドル級王者 2015年5月23日 - 2017年12月9日 |
次王者 カレブ・トルアックス |
前王者 カレブ・トルアックス |
IBF世界スーパーミドル級王者 2018年4月7日 - 2018年7月4日(返上) |
空位 次タイトル獲得者 ホセ・ウスカテギ |