ジオラ・ガンディーニ
ジオラ・ガンディーニ Giola Gandini | |
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自画像 (1933年) | |
生誕 |
1906年5月19日 イタリア, パルマ |
死没 |
1941年9月 イタリア,ヴェネツィア |
ジオラ・ガンディーニ(Giola Gandini、1906年5月19日 - 1941年9月17日[1])はイタリアの画家である。
略歴
[編集]パルマで生まれた。幼い頃、家族とヴェネツィアに移った。幼少期にポリオに罹患したが、教員資格(licenza magistrale)を取得し、画家としての才能を発揮した。
サン・ジェレミア教会の向いの建物の2階に住み、部屋の窓からカナル・グランデやフォンダコ・デイ・トゥルキ、サンタ・ルチーア駅が見えた。その部屋をスタジオにした。
ヴェネツィア美術アカデミーのヌードコースを受講し、ブルーノ・サエッティ(Bruno Saetti:1902-1984)やヴィンチェンツォ・デ・ステファニ(Vincenzo De Stefani:1859-1937)のスタジオで学んだが、彼女の絵画のスタイルは大部分、独学で作られたとされる。1929年から1941年の間が創作活動が最も活発な期間で、ヴェネツィアの新しい美術を支援する財団(Fondazione Bevilacqua La Masa)の展覧会や1935年の第2回のローマ・クアドレンナーレ、1940年のヴェネツィア・ビエンナーレなどの多くの展覧会に出展した。病気で外出が自由にできなかったので、自分の住む住居の住人などをおもに描いた。
忘れられた存在であったが、20世紀後半に再発見され[2]、2014年にミラノで、マリア・ヴィンカ(Maria Vinca:1878-1939)やエルネスタ・オルトレモンティ(Ernesta Oltremonti:1899-1982)、ガブリエラ・オレフィス(Gabriella Oreffice :1893-1984)らのイタリアの女性画家たちとともに展覧会に作品が展示された[3]。
作品
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『カナル・グランデの街景』
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読書する女性 (1938)
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うずくまる女性(1941)
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静物画 (1940)
脚注
[編集]- ^ Federazione Provinciale Fascista di Venezia (Hrsg.): Le tre Venezie, Venedig 1942, S. 86.
- ^ Rodolfo Pallucchini, Maurizio Rispoli: Una vita per l’arte veneta. Atti della giornata di studio in onore e ricordo di Rodolfo Pallucchini : Auditorium Santa Margherita dell'Università Cà Foscari di Venezia, 10 novembre 1999, Edizioni della Laguna, Venedig 2001, S. 122.
- ^ Gabriella e le altre. Gabriella Oreffice, Maria Vinca, Ernesta Oltremonti, Giola Gandini, Ausstellungskatalog, Mirano 2014, S. 20 f.
参考文献
[編集]- Gabriella e le altre. Gabriella Oreffice, Maria Vinca, Ernesta Oltremonti, Giola Gandini. Ausstellungskatalog, Mirano 2014, S. 20 f.
- Candida: Ricordo di Giola Gandini, in: Emporium 96 (1942), S. 529.