ジクロロジフルオロメタン
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ジクロロジフルオロメタン | |
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Dichlorodifluoromethane | |
別称 Carbon dichloride difluoride, Dichloro-difluoro-methane, Difluorodichloromethane, Freon 12, R-12, CFC-12, P-12, Propellant 12, Halon 122, Arcton 6, Arcton 12, E940 | |
識別情報 | |
CAS登録番号 | 75-71-8 |
PubChem | 6391 |
ChemSpider | 6151 |
UNII | OFM06SG1KO |
EC番号 | 200-893-9 |
E番号 | E940 (その他) |
国連/北米番号 | 1028 |
KEGG | D03789 |
ChEMBL | CHEMBL2106634 |
RTECS番号 | PA8200000 |
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特性 | |
化学式 | CCl2F2 |
モル質量 | 120.91 g mol−1 |
外観 | エーテル様臭の無色気体 |
密度 | 1.486 g/cm³ (−29.8 °C) |
融点 |
−157.7 °C, 115 K, -252 °F |
沸点 |
−29.8 °C, 243 K, -22 °F |
水への溶解度 | 0.286 g/l at 20 °C |
アルコール, エーテル, ベンゼン, 酢酸への溶解度 | 可溶 |
log POW | 2.16 |
蒸気圧 | 568 kPa (20 °C) |
kH | 0.0025 mol kg−1 bar−1 |
危険性 | |
EU Index | Not listed |
主な危険性 | 地球のオゾン層を損傷 |
Rフレーズ | R44 R59[1] |
Sフレーズ | S9 S38[1] |
引火点 | 非可燃性 |
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 |
ジクロロジフルオロメタン(英: Dichlorodifluoromethane、R-12)は、無色の気体であり、ハロメタンフロン類である。Freon-12という商標名で販売されており、冷媒やスプレーに用いられている。オゾン層破壊や二酸化炭素の数千倍も強い温室効果への懸念のため[2]、モントリオール議定書により、1996年に、アメリカ合衆国その他多くの国で製造が禁止された。多くの有機溶媒に可溶である。
また、R-12は、シリーストリングの主要原料の1つである。容器の色は、白色である。
製造
[編集]五塩化アンチモン触媒の存在下で、四塩化炭素とフッ化水素の反応により、生成する。
この反応により、トリクロロフルオロメタン、クロロトリフルオロメタン、テトラフルオロメタンも生成する[3]。
エアロゾルとしての利用
[編集]サルブタモール等の薬品に対してのエアロゾルとしての利用は、アメリカ食品医薬品局によって段階的に廃止された。その代わり、環境に与える悪影響が知られていないハイドロフルオロアルカン等が用いられるようになった[4]。
ギャラリー
[編集]-
大気中のCFC-12濃度の経時変化 (Walker et al., 2000)
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1990年代の海面CFC-12濃度
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1990年代の海洋の鉛直方向のCFC-12濃度
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CFC-12、CFC-11、H-1211、SF6の鉛直方向プロファイル
出典
[編集]- ^ a b “Dichlorodifluoromethane MSDS”. Synquest Labs. 2014年12月2日閲覧。
- ^ The Ozone Hole-The Montreal Protocol on Substances that Deplete the Ozone Layer
- ^ グリーンウッド, ノーマン; アーンショウ, アラン (1997). Chemistry of the Elements (英語) (2nd ed.). バターワース=ハイネマン. p. 304. ISBN 978-0-08-037941-8。
- ^ 'Rescue' asthma inhaler replacements coming to Pa.