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ジャコモ・グロッソ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ジャコモ・グロッソ
Giacomo Grosso
自画像
生誕 (1860-05-23) 1860年5月23日
カンビアーノ
死没 1938年1月14日(1938-01-14)(77歳没)
トリノ
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ジャコモ・グロッソ(Giacomo Grosso、1860年5月23日 - 1938年1月14日)は、イタリアの画家である。トリノの美術学校の美術教師を務めた。肖像画や人物画を描いた。

略歴

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トリノ県カンビアーノで大工の家の11人兄弟の9番目の息子に生まれた。ジャヴェーノの神学校で学んだ後、カンビアーノ市の奨学金を得て、1873年にトリノの美術学校(Accademia Albertina)に入学し、アンドレア・ガスタルディ(1826-1889)に学んだ。1882年のトリノの美術振興協会展(Esposizione della Società di Incoraggiamento alle Belle Arti)で画家としてデビューし、1884年のトリノのイタリア総合美術展(Esposizione generale italiana)に参加した。1885年に結婚し、2人の子供をもうけた。 1889年から母校のAccademia Albertinaで教師として働き1905年に教授となった。

肖像画家として、多くの有力者の肖像画を描いた。煽情的な裸婦画を描いたことでも知られており、1895年のヴェネチア・ビエンナーレに出展した作品や 1896年の作品などは論議を呼んだ。1901年に南米に旅した後、アルゼンチンから注文を受けるようになり、1910年にブエノスアイレスで開かれた、アルゼンチン建国百周年記念式典のために、マイプの戦いパノラマ画も制作した[1]

1926年に美術雑誌「 L'arte decorativa moderna 」を創刊した彫刻家のレオナルド・ビストルフィの監修で54点のグロッソの作品を展示した展覧会がミラノで開かれた。ファシズム時代の1929年に上院議員に任命され、国からも多くの注文を受けた[2]。1936年にトリノで開かれた個展には、15日間で12万人の来場者が集まったとされる。

1938年にトリノ没した。グロッソの教えた学生には、カルロ・ガウディーナ(Carlo Gaudina: 1878-1937)やロモロ・ベルナルディ(Romolo Bernardi: 1876-1956)、フェリーチェ・カレーナ(Felice Carena: 1879-1966)、アルテューロ・コンテルノ(Arturo Conterno: 1871-1942) やアルゼンチンからの学生、エルネスト・デ・ラ・カルコヴァ(1866-1927)らがいる。

作品

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脚注

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  1. ^ Lanza Lazcano, Carlos (2012). Catástrofes de Chile: álbum de prensa de antaño. Santiago de Chile: Ril editores. pp. 80–85. ISBN 978-956-284-868-8 
  2. ^ Grundlage war die Kategorie 21, die als mögliche Senatoren Personen nannte, die in drei aufeinander folgenden Jahren über 3.000 Lire direkte Steuern zahlten. Bei Grosso war das sowohl beim Einkommen wie beim Grundbesitz der Fall, wie aus der Bescheinigung des Finanzamtes hervorgeht (Fascicolo personale PDF, S. 5–6).

参考文献

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  • Bernd Curt Kreplin: Grosso, Giacomo. In: Ulrich Thieme, Fred. C. Willis (Hrsg.): Allgemeines Lexikon der Bildenden Künstler von der Antike bis zur Gegenwart. Begründet von Ulrich Thieme und Felix Becker. Band 15: Gresse–Hanselmann. E. A. Seemann, Leipzig 1922, S. 106–108 (Textarchiv – Internet Archive).
  • E. De Amicis: Gli anni della fame di un pittore celebre. La Blouse, Florenz 1906.
  • Tiziana Musi: Grosso, Giacomo. In: Mario Caravale (Hrsg.): Dizionario Biografico degli Italiani (DBI). Band 60: Grosso–Guglielmo da Forlì. Istituto della Enciclopedia Italiana, Rom 2003.
  • Robert Fleck, Die Biennale von Venedig: eine Geschichte des 20. Jahrhunderts, Philo Fine Arts, Hamburg, 2009, S. 28–41. ISBN 978-3-86572-655-1