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ジャック・ウォラス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ジャック・ウォラス
Jack Walrath
ジャック・ウォラス
基本情報
出生名 Jack Arthur Walrath
生誕 (1946-05-05) 1946年5月5日(78歳)
出身地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 フロリダ州スチュアート
ジャンル ジャズ
職業 ミュージシャン
担当楽器 トランペット
レーベル Stash、SteepleChase、レッド、Muse、ブルーノートメイプルシェイド、Evidence
公式サイト www.jackwalrath.net

ジャック・ウォラス[1]Jack Walrath1946年5月5日 - )は、レイ・チャールズゲイリー・ピーコックチャールズ・ミンガス、グレン・フェリスなどとの仕事で知られる、アメリカポスト・バップジャズ・トランペッター、編曲家[2]

略歴

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ウォラスはフロリダ州スチュアートで生まれた。モンタナ州エドガーの小さな町に住みながら、1955年に9歳でトランペットを始めた。彼の幅広い音楽的評価は「都市によく見られる、ネガティヴな仲間からの圧力の欠如」にあると考えられている[3]

1969年、ウォラスは西海岸に拠点を移し、ロサンゼルスジャズ・シーンで仕事を見つけた。すぐトロンボーン奏者のグレン・フェリスとともに、ウエスト・コースト・モータウンオーケストラにおいて、リバイバル・バンドのメンバーとなった[4]。また、レイ・チャールズと一緒にアメリカをツアーした。1970年、ウォラスはニューヨークに移住。1年半の間、そこにアメリカ部門があった『インターナショナル・ミュージシャン・アンド・レコーディング・ワールド』誌のコラムニストとなった。彼は『ダウン・ビート』誌のライナーノーツや記事も書いている。

ウォラスは次の数年間を、メインストリームやラテンジャズのバンドとの仕事に費やした[4]

1974年、チャールズ・ミンガスと共に、アトランティック・レコードのために『チェンジズ・ワン』と『チェンジズ・トゥー』を録音した。後者のアルバムは、ウォラスの作品「Black Bats and Poles (黒い蝙蝠とポール)」をフィーチャーしている(ミンガスがより暗い名前が必要だと判断するまで、元々は「Rats and Moles (ネズミとモグラ)」と題されていた)[3]

ディスコグラフィ

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リーダー・アルバム

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  • Demons in Pursuit (1979年、Gatemouth)
  • In Montana (1980年、Labor)
  • Revenge of the Fat People (1981年、Stash)
  • In Europe (1982年、SteepleChase)
  • 『ア・プリー・フォー・サニティ』 - A Plea for Sanity (1982年、Stash)
  • Jack Walrath Quintet at Umbria Jazz Festival, Vol. 1 (1983年、Red)
  • Jack Walrath Quintet at Umbria Jazz Festival, Vol. 2 (1983年、Red)
  • Killer Bunnies (1986年、Spotlite)
  • Master of Suspense (1986年、Blue Note)
  • A-Free-K & Jack Walrath (1986年、Justine) ※with ホルヘ・ロッシー、ペリコ・サンビート
  • Wholly Trinity (1988年、Muse) ※1986年録音
  • Neohippus (1988年、Blue Note)
  • Out of the Tradition (1992年、Muse) ※1990年録音
  • 『ジャック・ワルラス・アンド・マスターズ・オブ・サスペンス』 - Gut Feelings (1992年、Muse) ※1990年録音
  • Serious Hang (1992年、Muse)
  • Portraits in Ivory and Brass (1994年、Mapleshade) ※with ラリー・ウィリス、スティーヴ・ノヴォセル
  • Journey, Man! (1995年、Evidence)
  • 『ヒップノーシス』 - Hip Gnosis (1996年、TCB)
  • Solidarity (1996年、ACT)
  • "Vongole!" Live In Ancona (1996年、GoFour)
  • 『ゴジラ・ジャズ』 - Godzilla Jazz (1998年、Paddle Wheel)
  • Sonage by Duplexus (2000年、Rara)
  • Get Hit in Your Soul (2000年、ACT)
  • Invasion of the Booty Shakers (2001年、Savant)
  • Ballroom (2008年、SteepleChase)
  • Heavy Mirth (2008年、SteepleChase)
  • Forsooth (2011年、SteepleChase)
  • To Hellas and Back (2013年、SteepleChase)
  • Montana Wild Cats (2013年、Sweetgrass Music)
  • You Got My Wife, But I Got Your Dog (2014年、ATS) ※with アッパー・オーストリアン・ジャズ・オーケストラ
  • Unsafe at Any Speed (2015年、SteepleChase)

参加アルバム

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  • キング・エリッソン : The King Arrives (1970年、Canyon)
  • チャールズ・ミンガス : 『チェンジズ・ワン』 - Changes One (1974年、Atlantic)
  • チャールズ・ミンガス : 『チェンジズ・トゥー』 - Changes Two (1974年、Atlantic)
  • チャールズ・ミンガス : 『スリー・オア・フォア・シェイズ・オブ・ブルース』 - Three or Four Shades of Blues (1977年、Atlantic)
  • チャールズ・ミンガス : 『ザ・ユニーク〜ザ・ラスト・セッション』 - Lionel Hampton Presents Charles Mingus (1977年、Who's Who in Jazz)
  • チャールズ・ミンガス : 『クンビア&ジャズ・フュージョン』 - Cumbia & Jazz Fusion (1978年、Atlantic)
  • ミンガス・ダイナスティ : 『ライヴ・アット・モントルー』 - Live at Montreux (1980年、Collectables)
  • ダニー・リッチモンド : 『プレイズ・チャールズ・ミンガス』 - Dannie Richmond Plays Charles Mingus (1980年、Timeless)
  • リッキー・フォード : Tenor for the Times (1981年、Muse)
  • チャールズ・ミンガス : 『サムシング・ライク・ア・バード』 - Something Like a Bird (1981年、Atlantic) ※1979年録音
  • ダニー・リッチモンド : The Last Mingus Band A.D. (1981年、Gatemouth)
  • ジェームス・ホワイト : Sax Maniac (1982年、Warner Bros.)
  • ダニー・リッチモンド : Dionysius (1983年、Red)
  • チャーリー・パーシップ・スーパーバンド : In Case You Missed It (1984年、Soul Note)
  • チャーリー・パーシップ・スーパーバンド : No Dummies Allowed (1987年、Soul Note)
  • マイク・クラーク : Give the Drummer Some (1989年、Stash)
  • ムハル・リチャード・エイブラムス : Hearinga Suite (1989年、Black Saint)
  • ルー・ロウルズ : At Last (1989年、Blue Note)
  • ジャズ・トライブ : The Jazz Tribe (1990年、Red)
  • ムハル・リチャード・エイブラムス : Blu Blu Blu (1991年、Black Saint)
  • マイルス・デイヴィス&クインシー・ジョーンズ : 『ライヴ・アット・モントルー』 - Miles & Quincy: Live at Montreux (1991年、Warner Bros.)
  • ジョルジュ・グルンツ・コンサート・ジャズ・バンド : Beyond Another Wall: Live in China (1992年、TCB)
  • スザンナ・ピットソン : Blues and the Abstract Truth (1992年、Vineland)
  • ピー・ウィー・エリス : 『ブルース・ミッション』 - Blues Mission (1992年、Gramavision)
  • ジョン・ヒックス : Single Petal of a Rose (1992年、Mapleshade)
  • ボブ・ネル : Why I Like Coffee (1992年、New World)
  • マンハッタン・ニュー・ミュージック・プロジェクト : Mood Swing (1992年、Soul Note)
  • ミンガス・ビッグ・バンド 93 : Nostalgia In Times Square (1993年、Dreyfus)
  • ジョー・ロヴァーノ : 『ラッシュ・アワー』 - Rush Hour (1994年、Blue Note)
  • ジャズ・トライブ : The Next Step (1999年、Red)
  • ジャズ・トライブ : Everlasting (2009年、Red)
  • ミンガス・ダイナスティ : 『フォーバス知事の寓話』 - Fables Of Faubus (2021年、Timeless) ※1985年録音

脚注

[編集]
  1. ^ ジャック・ワルラス」「ジャック・ウォルラス」の表記もある。
  2. ^ Carr, Ian; Digby Fairweather; Brian Priestley (1995). Jazz: The Rough Guide. The Rough Guides. p. 669. ISBN 1-85828-137-7. https://archive.org/details/jazzroughguide00carr/page/669 
  3. ^ a b Todd S. Jenkins, I Know What I Know: The Music of Charles Mingus (Praeger Press, 2006), ISBN 0-275-98102-9
  4. ^ a b Wynn, Ron. “Jack Walrath: Biography”. Allmusic. 2010年12月11日閲覧。

外部リンク

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