ジャニーヌ・ヤンセン
ジャニーヌ・ヤンセン | |
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ユトレヒト国際室内楽フェスティバル (2019年) | |
基本情報 | |
出生名 | Janine Jansen |
生誕 |
1978年1月7日(46歳) オランダ ユトレヒト州ススト |
ジャンル | クラシック |
職業 | ヴァイオリニスト |
担当楽器 | ヴァイオリン |
活動期間 | 2001年 – |
公式サイト | https://www.janinejansen.com/ |
ジャニーヌ・ヤンセン(オランダ語: Janine Jansen、1978年1月7日 - )は、オランダのヴァイオリニスト。
経歴
[編集]1978年、オランダ・ユトレヒト州ススト(Soest)で生まれた。6歳からヴァイオリンをはじめ、ユトレヒト音楽院で学んだ。これまでにヴァイオリンをコーシェ・ヴェイゼンベーク、フィリップ・ヒルシュホーン、ボリス・ベルキンに師事した。
14歳でオランダ放送交響楽団と共演してデビュー。2003年にはデッカと専属録音契約を結んだ。ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、ロンドン交響楽団、フィルハーモニア管弦楽団、ニューヨーク・フィルハーモニック、フィラデルフィア管弦楽団、パリ管弦楽団など世界の主要オーケストラと共演を重ねている。
2000年4月にヴァレリー・ゲルギエフ指揮ロッテルダム・フィルハーモニー管弦楽団の日本ツアーにソリストとして参加し初来日。以後、ミッコ・フランク指揮ベルギー国立管弦楽団(2004年7月)、ロジャー・ノリントン指揮シュトゥットガルト放送交響楽団(2008年1-2月)、パーヴォ・ヤルヴィ指揮ドイツ・カンマーフィルハーモニー・ブレーメン(2010年11月)、シャルル・デュトワ指揮ボストン交響楽団(2014年5月)、サイモン・ラトル指揮ロンドン交響楽団(2018年9月)の各日本公演に帯同している。日本のオーケストラではNHK交響楽団と2005年1月(ウラディーミル・アシュケナージ指揮)、2009年4月(エド・デ・ワールト指揮)、2012年11月(エド・デ・ワールト指揮)、2016年2月(パーヴォ・ヤルヴィ指揮)に共演し、2017年2~3月の同団の欧州ツアー(パーヴォ・ヤルヴィ指揮)にもソリストとして帯同した。また2007年7月には読売日本交響楽団と共演予定であったが、自身の急病により来日はキャンセルされた。この他、2012年11月には日本での初めてのリサイタルを開催し、11月29日にはタワーレコード渋谷店でミニ・コンサートとサイン会も行った。
ソロ活動のほかに室内楽にも積極的に取り組んでおり、2003年ユトレヒトに国際室内楽フェスティバルを創設し、音楽監督を務めている。また1998年からスペクトラム・コンサーツ・ベルリンのメンバーとしても活躍している。
受賞・栄典
[編集]- 2003年:オランダ音楽賞を受賞。
- エディソン・クラシック聴衆賞
- エコー賞
- ドイツ・レコード批評家賞
- NDR音楽賞
楽器
[編集]エリーゼ・マティルデド基金から貸与されている1727年製ストラディヴァリウス「Barrere(バレール)」
ディスコグラフィー
[編集]CD
[編集]- ツィガーヌ~ジャニーヌ・ヤンセン デビュー!(2004年6月、Decca、UCCD-1116)
- ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲集「四季」(2005年1月、Decca、UCCD-1132)
- メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲、ブルッフ:ヴィオラと管弦楽のためのロマンス、ヴァイオリン協奏曲第1番(2006年12月、Decca、UCCD-1178)
- J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番、インヴェンションとシンフォニア(2007年10月、Decca、UCCD-1195)
- ショスタコーヴィチ:ピアノ三重奏曲第1番、2つのヴァイオリンとピアノのための「5つの小品」、ピアノ五重奏曲(2007年10月、Onyx、ONYX-4026)
- チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲、なつかしい土地の思い出(2008年10月録音、Decca、UCCD-1222)
- ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲、ブリテン:ヴァイオリン協奏曲(2009年11月、Decca、UCCD-1253)
- 美しい夕暮れ〜フランス・ヴァイオリン作品集(2010年10月、Decca、UCCD-1274)
- プロコフィエフ:ヴァイオリン協奏曲第2番、2つのヴァイオリンのためのソナタ、ヴァイオリン・ソナタ第1番(2012年11月、Decca、UCCD-1361)
- シェーンベルク:浄夜、シューベルト:弦楽五重奏曲(2012年11月、Decca、UCCD-1362)
- バッハ:ヴァイオリン協奏曲集(2014年1月、Decca、UCCD-1391)
- ブラームス:ヴァイオリン協奏曲、バルトーク:ヴァイオリン協奏曲第1番(2016年1月、Decca、UCCD-1424)
- ミシェル・ファン・デル・アー:ヴァイオリン協奏曲(2016年4月、Disquiet Media、DQM05)
- メシアン:世の終わりのための四重奏曲(2018年5月、Sony Classical、SICC-30482)
- 12のストラディヴァリウス(2021年9月、Decca、UCCD-45001)
- シベリウス:ヴァイオリン協奏曲、プロコフィエフ:ヴァイオリン協奏曲第1番(2024年6月、Decca、UCCD-45028)
DVD/Bru-ray
[編集]- ヴァルトビューネ2006「オリエンタル・ナイト」(2007年6月、Euroarts、2055318)
- ドキュメンタリー「ジャニーヌ・ヤンセン/ストラディヴァリウスに魅せられて~12の伝説のヴァイオリン」(2022年5月、King International、KKC9739)