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ジャボデタベック

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ジャカルタ都市圏

Jabodetabekpunjur
左上から順に:
中央ジャカルタのブンダランHIの空撮, ボゴール市とマウントサラク, デポックのスカイライン, 南タンゲランのアラムSutera CBD, プンチャックの空撮, 夜のブカシのスカイラインと夜の大ジャカルタの衛星写真
Location of ジャカルタ都市圏
インドネシアの旗 インドネシア
都心 ジャカルタ
副都心
面積
 • 都市圏
7,076.31 km2
人口
(2023年中ごろの推計)[1]
 • 都市部
19,078,692人
 • 都市圏
32,594,159人
 • 都市圏密度 4,600人/km2
GDP (2022)
 • 都市圏 IDR 5,977,603 trillion
US$ 402.57 billion (nominal)
US$ 1.232 trillion (PPP)
 • 人口あたり IDR 18,339 million
US$ 12,351 (nominal)
US$ 37,798 (PPP)
等時帯 UTC+7 (Indonesia Western Time)
郵便番号
1xxxx
市外局番 (62)21, (62)251, (62)263
自動車ナンバー A, B, F
左がジャボデタベックで、右が大バンドン。青はジャカルタと4つの区、紅紫色は3つの県、緑は拡大した地域

ジャボデタベックプンジュルインドネシア語Jabodetabekpunjur)またはジャボデタベックインドネシア語Jabodetabek)は、インドネシア首都ジャカルタ周辺の都市圏メガロポリス)を指す用語である。2005年現在の人口は2,360万人で、インドネシア最大の都市圏であり、世界でも10指に入る都市圏となっている。

ジャボデタベック都市圏は、ジャカルタと、西ジャワ州ブカシ(Bekasi)、ボゴール(Bogor)、デポック(Depok)、バンテン州タンゲラン(Tangerang)の4つの都市、西ジャワ州のブカシ地区、ボゴール地区、バンテン州のタンゲラン地区の3つの地区(regency)から構成されている。ジャボデタベックという言葉は、それぞれの都市名から2-3文字を取って構成されている(Jakarta、Bogor、Depok、Tangerang、Bekasi)。

人口データ

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地域別の人口としては、約870万人がジャカルタ、約560万人がボゴール、デポック、タンゲラン、ブカシの4都市、約910万人がそれ以外の3地区に居住している。インドネシア各地からの移住により、この地域の人口は着実に増加を続けている。

行政地区 面積
(Km^2)
人口(2005年) 人口密度
(Km^2あたり)
ジャカルタ 664 8,699,600 13,100
ボゴール 22 844,778 38,399
デポック 200 1,373,860 6,870
タンゲラン 184 1,488,666 8,090
ブカシ 210 1,994,850 9,500
ボゴール地区 3,441 4,100,934 1,192
タンゲラン地区 1,110 3,194,282 2,880
ブカシ地区 1,484 1,953,380 1,316
都市圏合計 7,315 23,650,350 3,233

出典: BPS

インドネシア政府では、2016年までにこの地域の人口は3200万人に達すると推計している。この推計ではジャカルタの人口は1200万人、それ以外の地区が2000万人と見積もっている。

交通機関

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鉄道

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都市圏は、ある都市へ通勤する人がいる地域として定義される場合がある。ジャボデタベック都市圏では、コミューターラインという通勤列車が4路線で運行されている。

ボゴール - ジャカルタコタ間の路線がジャボタベック最大の通勤路線である。ボゴール市にボゴール駅、デポック市にデポック駅、中央ジャカルタ地区に主要乗換駅であるマンガライ駅(Manggarai)、ジュアンダ駅(Juanda)、そしてジャカルタコタ駅(Jakarta Kota)の5つが主要な駅となっている。

ブカシ - ジャカルタコタ間の路線が2番目の路線である。ブカシ市のブカシ駅、東ジャカルタ地区のジャティインガアラ駅(Jatinegara)、中央ジャカルタ地区のバサールスネン駅(Pasar Senen)、ケマヨラン駅、ジャカルタコタ駅を結んでいる。

セルポン - マンガライ路線は、タンゲラン地区のセルポン駅(Serpong)、中央ジャカルタ地区のタナー・アバン駅(Tanah Abang)、スディルマン駅(Sudirman)、マンガライ駅を結んでいる。

タンゲラン - ジャカルタコタ路線は、タンゲラン市のタンゲラン駅とジャカルタコタ駅を結んでいる。

主要なバスターミナル

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ジャボデタベック都市圏には6つの主要なバスターミナルがあり、都市内、都市間を結ぶバスが運行されている。

バスターミナル 場所 都市/地区
Pulo Gadung Pulo Gadung 東ジャカルタ
Kampung Rambutan Pasar Rebo 東ジャカルタ
Lebak Bulus Cilandak 南ジャカルタ
Blok M Kebayoran Baru 南ジャカルタ
Tanjung Priok Tanjung Priok 北ジャカルタ
Grogol Grogol Petamburan 西ジャカルタ
Rawamangun Pulo Gadung 東ジャカルタ
Kampung Melayu Jatinegara 東ジャカルタ
Senen Senen 中央ジャカルタ
Pasar Minggu Pasar Minggu 南ジャカルタ
Manggarai Tebet 南ジャカルタ
Klender Duren Sawit 東ジャカルタ
Baranangsiang Central Bogor ボゴール市
Depok Beji デポック市
Bekasi East Bekasi ブカシ市
Cimone Cimone タンゲラン市
Cikarang Cikarang ブカシ地区

有料道路

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外環状有料道路が現在建設中で、そのうちCilincing - Cakung - Pasar Rebo - Pondok Pinang - Daan Mogot - Cengkarengの区間で開通している。また内環状道路もある。ジャカルタ北西にあるスカルノハッタ国際空港と内環状道路を結ぶ空港道路がある。ジャカルタ-Merak有料道路がMerak - タンゲラン - Tomang(西ジャカルタ地区) - ジャカルタ-Cikampek有料道路を結んでいる。Cipularang有料道路がブカシ、Cibitung、Cikarang、Karawang、CikampekPurwakarta、Bandungを通り東へ伸びている。Jagorawi有料道路がCawang(東ジャカルタ地区)、ボゴール、Ciawiを結んでいる。2006年にSerpong - Bintaro - Tanah Kusir有料道路が開通した。現在ブカシと東ジャカルタのKampung Melayuを結ぶBecakayu有料道路が建設中である。

脚注

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参考文献

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  • Forbes, Dean. "Jakarta: Globalization, economic crisis, and social change," pp. 268-298, in Josef Gugler (ed.) World Cities beyond the West: Globalization, Development and Inequality.