ジャン=クロード・リビエール
ジャン=クロード・リビエール(Jean-Claude Leuyer、1970年11月30日 - )は、アメリカ合衆国の男性キックボクサー、プロボクサー。アリゾナ州フェニックス出身。元フェアテックスジム所属。元ISKAフリースタイル世界スーパーヘビー級王者。元ISKAムエタイ世界スーパーヘビー級王者。
最近は俳優、スタントマンとして「スパイダーマン:ホームカミング」や「ローガン」、「ワイルド・スピード ICE BREAK」、「スティール・サンダー」等の作品に出演している。[1]
K-1参戦時にはジャン・クロードのリングネームを使用していた。名前の呼び方については、アメリカ国内で試合をする際は「ジャン・クロード・ロワイエ」または「ジャン・クロード・ルワイエ」と発音され、「リビエール」と呼ばれることはない。これは日本のK-1運営がカナダの格闘家「ジャン・リヴィエール」と混同した可能性がある。
来歴
[編集]1996年3月10日、K-1デビューとなるK-1 GRAND PRIX '96 開幕戦で、ピーター・アーツと対戦。当時連勝中だったが、アーツのハイキックの前に1RKO負けを喫してしまう。また、そのKOシーンは「K-1史上最もインパクトのあるKO負け」と言われている[1]。
6月6日、北アイルランド・ベルファストで行われたISKAインターコンチネンタル世界スーパーウェルタータイトルマッチで、ブランコ・パブロビッチ( イングランド)と対戦。10R判定3-0(98.5-94.5/98.5-97/99-98.5)で下し王座防衛に成功。[2][3]
同年12月8日、K-1 HERCULES '96では、ロブ・カーマンを戦意喪失に追い込み5RKO勝ち。
だが、K-1での勝利には恵まれず、レイ・セフォーやサム・グレコなどといった実力者ファイターに敗れ続ける。
1998年にはK-1ラスベガス大会のトーナメントに出場。1回戦でトーマス・クチャゼウスキーに勝利するが、準決勝の相手はアンディ・フグを苦戦させたカーチス・シュースターだった。クロードはローキックでシュースターの左膝に重傷を負わせ破壊した上にダウンも奪い、この試合はクロードの勝利かと思われたが、最後まで諦めなかったシュースターのパンチラッシュの前に逆転KO負けを喫した。
戦績
[編集]勝敗 | 対戦相手 | 試合結果 | 大会名 | 開催年月日 |
× | デューウィー・クーパー | 3R終了 判定0-3 | K-1 WORLD GP 2002 世界地区予選 USA大会 【1回戦】 |
2002年5月3日 |
○ | ジェフ・フォード | 8R TKO | Strikeforce ISKAフリースタイル世界スーパーヘビー級選手権試合 |
2001年9月29日 |
× | マイケル・マクドナルド | 3R終了 判定1-2 | K-1 WORLD GP 2001 USA大会 【1回戦】 |
2001年5月5日 |
× | カーチス・シュースター | 2R 2:32 TKO(右ストレート) | K-1 THE NEW FIGHTING SPIRIT '98 【USA GP 準決勝】 |
1998年8月7日 |
○ | トーマス・クチャゼウスキー | 1R終了時 TKO(タオル投入) | K-1 THE NEW FIGHTING SPIRIT '98 【USA GP 1回戦】 |
1998年8月7日 |
× | サム・グレコ | 2R 1:55 KO(右フック) | K-1 GRAND PRIX '97 開幕戦 【1回戦】 |
1997年9月7日 |
× | レイ・セフォー | 7R終了 判定0-3 | K-1 DREAM '97 【WKBA世界スーパーヘビー級王座決定戦】 |
1997年7月20日 |
× | ピーター・アーツ | 2R 3:08 TKO(右ハイキック) | K-1 BRAVES '97 | 1997年4月29日 |
○ | ステファン・レヴェヨン | 3R 2:06 TKO(左ローキック) | K-1 KINGS '97 | 1997年3月16日 |
○ | ロブ・カーマン | 5R 0:34 TKO(戦意喪失) | K-1 HERCULES '96【スペシャルワンマッチ】 | 1996年12月8日 |
○ | ブランコ・パブロビッチ | 10R 2:00 判定3-0(98.5-94.5/98.5-97/99-98.5) | 【ISKAインターコンチネンタル世界スーパーヘビー級王座防衛】 | 1996年6月6日 |
× | レネ・ローゼ | 1R 1:50 KO(右膝蹴り) | K-1 GRAND PRIX '96【スペシャルワンマッチ】 | 1996年5月6日 |
× | ピーター・アーツ | 1R 2:43 KO(右ハイキック) | K-1 GRAND PRIX '96 開幕戦【1回戦】 | 1996年3月10日 |
獲得タイトル
[編集]- ISKAフリースタイルインターコンチネンタルスーパーヘビー級王座
- ISKAフリースタイル世界スーパーヘビー級王座
- ISKAムエタイ世界スーパーヘビー級王座
- IFCAムエタイ世界王座
- USHTAヘビー級王座
- USMTAヘビー級王座
関連項目
[編集]脚注
[編集]- ^ 同試合で実況を務めていた青嶋達也が「このキックを見逃した奴は一生後悔するでしょう!」と叫んだほど。
- ^ “Branko Pavlovic v Jean Claude Lauyer ISKA World Superheavyweight Title” (21 November 2017). 2021年4月28日閲覧。
- ^ “Branko Pavlovic v Jean Claude Leuyer ISKA World Superheavyweight Title part 2” (21 November 2017). 2021年4月28日閲覧。
外部リンク
[編集]- K-1 選手データ - ウェイバックマシン(2009年8月8日アーカイブ分)
- ジャン・クロードの戦績 - BoxRec