サム・グレコ
基本情報 | |
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本名 | サルバトーレ・グレコ(Salvatore Greco) |
通称 |
拳獣 Fist of Beast オセアニアの英雄 |
階級 | スーパーヘビー級 |
身長 | 188cm |
体重 | 111kg |
国籍 | オーストラリア |
誕生日 | 1967年5月3日(57歳) |
出身地 |
オーストラリア ビクトリア州メルボルン |
スタイル | フルコンタクト空手 |
サム・グレコ(Sam Greco、男性、1967年5月3日 - )は、オーストラリア連邦メルボルン出身の空手家、キックボクサー、総合格闘家、プロレスラー。愛称は「拳獣」。1999年のK-1 GRAND PRIX '99では 「人間ICBM・筋肉弾道弾」、2004年以降は「オセアニアの英雄」とも呼ばれた。
元WKA・WAKO PROムエタイ世界スーパーヘビー級王者。
概要
[編集]強烈な打撃が持ち味で「拳獣」の異名を取った。その怒涛のラッシュでK-1歴代王者のブランコ・シカティックやアーネスト・ホーストにKO勝ちを収めている。
右のオーバーハンドフックなど一撃で相手を仕留める強力な打撃もあったが、空手仕込みのキックを交えたコンビネーションなどテクニカルな攻めをみせることも多かった。
来歴
[編集]K-1
[編集]11歳から極真空手を始める。正道会館移籍後、1994年にK-1にて佐竹雅昭との試合でデビューを果たす。
1995年3月3日、K-1 GRAND PRIX '95 開幕戦のGP1回戦でバチェスラブ・スハノブに勝利するも、負傷のために準々決勝を欠場。
1996年3月10日、K-1 GRAND PRIX '96 開幕戦のGP1回戦でペリー・テリグットに判定勝利。5月6日、K-1 GRAND PRIX '96 決勝戦の準々決勝で武蔵と対戦するも、1ラウンド終了後にドクターチェックで右足第2指の骨折が判明しTKO負け。
1997年9月7日、K-1 GRAND PRIX '97 開幕戦のGP1回戦でジャン・クロードにKO勝利。11月9日、K-1 GRAND PRIX '97 決勝戦の準々決勝でフランシスコ・フィリォにKO負け。
1998年9月27日、K-1 GRAND PRIX '98 開幕戦のGP1回戦でマット・スケルトンに判定勝利。12月13日、K-1 GRAND PRIX '98 決勝戦の準々決勝でアーネスト・ホーストと対戦。ホーストが左目の上をカットしたことで2R終了時にセコンドよりタオルが投入されTKO勝利。準決勝でアンディ・フグに判定負けを喫した。
1999年10月3日、K-1 GRAND PRIX '99 開幕戦のGP1回戦でステファン・レコと対戦。レコのローブローを受けグレコが試合続行不能となるが判定勝利。12月5日、K-1 GRAND PRIX '99 決勝戦の準々決勝でレイ・セフォーに判定勝利。準決勝でミルコ・クロコップのローキックで足を負傷して2度ダウンを喫してTKO負け。2年連続ベスト4に終わった。
2000年4月23日、K-1 THE MILLENNIUMでアーネスト・ホーストと対戦。TKO負けを喫し、膝の故障もあって、これ以降長期間のブランクを作った。
2003年10月11日、K-1 WORLD GP 2003 開幕戦のGP1回戦に、持病の発症により止むを得ず欠場したアーネスト・ホーストに代わって2日前オファーで急遽出場。ピーター・グラハムと対戦するも、2Rに足を痛め、セコンドがタオル投入。膝の負傷が完治しておらずTKO負けとなった。
プロレス
[編集]K-1の戦列から離れてからはWCWパワープラントに入門。プロレスラー転向を目指してここでボブ・サップと知り合い、彼にK-1を紹介している。2000年よりNWA加盟団体であるNWAワイルドサイドに参戦。2001年1月にはダン・デバインとタッグを組んでNWAワイルドサイドタッグ王座を2度挑戦するも獲得するに至らなかった。
2002年11月、WRESTLE-1にてサム・グレカラスのリングネームで出場。ロメロ・スペシャルなどを見せて勝利した。
2003年12月、全日本プロレス両国国技館大会にてRO&Dと抗争中であった武藤敬司のスペシャルパートナーとしてアブドーラ・ザ・ブッチャーと共に登場して勝利に貢献している。
2005年10月、WRESTLE-1 GRAND PRIX 2005にてヤン・ノルキヤとのK-1軍タッグでジャイアント・バーナード & ザ・プレデターと対戦するが敗戦。
総合格闘技
[編集]2001年、INOKI BOM-BA-YE 2001で佐竹雅昭と対戦。初の総合ルールながらも善戦し、時間切れ引き分け。
2004年には総合格闘家として再デビューを果たす。総合において非凡な才能を見せ、5月22日に行われたK-1 ROMANEXでは、総合無敗のLYOTOと互角以上に渡り合ったが、1-2の判定負け。
戦績
[編集]キックボクシング
[編集]キックボクシング 戦績 | ||||||
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32 試合 | (T)KO | 判定 | その他 | 引き分け | 無効試合 | |
19 勝 | 11 | 2 | 2 | |||
9 敗 |
勝敗 | 対戦相手 | 試合結果 | 大会名 | 開催年月日 |
× | ピーター・グラハム | 2R 0:30 TKO(タオル投入) | K-1 WORLD GP 2003 開幕戦 ALL STARS 【WORLD GP 1回戦】 |
2003年10月11日 |
× | アーネスト・ホースト | 3R終了時 TKO(タオル投入) | K-1 THE MILLENNIUM | 2000年4月23日 |
× | ミルコ・クロコップ | 2R 2:50 KO(2ノックダウン:左ローキック) | K-1 GRAND PRIX '99 決勝戦 【GRAND PRIX 準決勝】 |
1999年12月5日 |
○ | レイ・セフォー | 3R終了 判定3-0 | K-1 GRAND PRIX '99 決勝戦 【GRAND PRIX 準々決勝】 |
1999年12月5日 |
○ | ステファン・レコ | 3R 2:35 判定2-0 | K-1 GRAND PRIX '99 開幕戦 【GRAND PRIX 1回戦】 |
1999年10月3日 |
× | ピーター・アーツ | 2R 1:38 KO(右ハイキック) | K-1 DREAM '99 | 1999年7月18日 |
○ | マイク・ベルナルド | 5R終了 判定3-0 | K-1 BRAVES'99 | 1999年6月20日 |
- | サミール・ベナゾーズ | 2R終了時 ノーコンテスト(右脛負傷) | K-1 THE CHALLENGE '99 | 1999年3月22日 |
× | アンディ・フグ | 3R終了 判定0-2 | K-1 GRAND PRIX '98 決勝戦 【GRAND PRIX 準決勝】 |
1999年12月13日 |
○ | アーネスト・ホースト | 2R終了時 TKO(タオル投入) | K-1 GRAND PRIX '98 決勝戦 【GRAND PRIX 準々決勝】 |
1999年12月13日 |
○ | マット・スケルトン | 5R終了 判定3-0 | K-1 GRAND PRIX '98 開幕戦 【GRAND PRIX 1回戦】 |
1998年9月27日 |
× | ジェロム・レ・バンナ | 2R 3:07 KO(左ストレート) | K-1 DREAM '98 | 1998年7月18日 |
○ | カール・ベルナルド | 5R TKO | CRASH AT THE CROWN 【WAKO世界スーパーヘビー級王座決定戦】 |
1998年5月24日 |
× | フランシスコ・フィリォ | 1R 0:15 KO(右フック) | K-1 GRAND PRIX '97 決勝戦 【GRAND PRIX 準々決勝】 |
1997年11月9日 |
○ | ジャン・クロード | 2R 1:55 KO(右フック) | K-1 GRAND PRIX '97 開幕戦 【GRAND PRIX 1回戦】 |
1997年9月7日 |
○ | ブランコ・シカティック | 1R 2:58 TKO(右フック) | K-1 DREAM '97 | 1997年7月20日 |
△ | アンディ・フグ | 5R終了 判定1-1 | K-1 BRAVES '97 | 1997年4月29日 |
△ | ジェロム・レ・バンナ | 5R終了 判定1-0 | K-1 HERCULES '96 | 1996年12月8日 |
○ | ジェリー・ハリス | 1R 2:38 TKO(タオル投入) | K-1 STAR WARS '96 | 1996年10月18日 |
- | 武蔵 | 3R 0:22 無効試合 | K-1 REVENGE '96 | 1996年9月1日 |
× | 武蔵 | 1R終了時 TKO(右足指負傷) | K-1 GRAND PRIX '96 決勝戦 【GRAND PRIX 準々決勝】 |
1996年5月6日 |
○ | ペリー・テリグット | 5R終了 判定3-0 | K-1 GRAND PRIX '96 開幕戦 【GRAND PRIX 1回戦】 |
1996年3月10日 |
○ | バンダー・マープ | 1R 1:24 KO(左ミドルキック) | K-1 HERCULES | 1995年12月9日 |
○ | スタン・ザ・マン | 判定 | THE BEST OF THE BEST 【決勝】 |
1995年10月22日 |
○ | スチュアート・グリーン | 判定 | THE BEST OF THE BEST 【準決勝】 |
1995年10月22日 |
○ | サイモン・スウィート | 1R KO | THE BEST OF THE BEST 【1回戦】 |
1995年10月22日 |
× | ピーター・アーツ | 3R終了 判定0-3 | K-1 REVENGE II | 1995年9月3日 |
○ | バチェスラブ・スハノブ | 3R 1:33 KO(右フック) | K-1 GRAND PRIX '95 開幕戦 【GRAND PRIX 1回戦】 |
1995年3月3日 |
○ | 佐竹雅昭 | 2R 1:27 KO(右フック) | K-1 LEGEND 〜乱〜 | 1994年12月10日 |
総合格闘技
[編集]総合格闘技 戦績 | ||||||
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5 試合 | (T)KO | 一本 | 判定 | その他 | 引き分け | 無効試合 |
3 勝 | 2 | 1 | 0 | 0 | 1 | 0 |
1 敗 | 0 | 0 | 1 | 0 |
勝敗 | 対戦相手 | 試合結果 | 大会名 | 開催年月日 |
○ | 大山峻護 | 1R 2:37 KO(右膝蹴り) | HERO'S 2005 ミドル級世界最強王者決定トーナメント準決勝 | 2005年9月7日 |
○ | ヒース・ヒーリング | 1R 2:41 TKO(右膝の負傷) | HERO'S | 2005年3月26日 |
× | LYOTO | 5分3R終了 判定1-2 | ROMANEX 格闘技世界一決定戦 | 2004年5月22日 |
○ | ステファン・ガムリン | 1R 0:25 チョークスリーパー | K-1 BEAST 2004 〜新潟初上陸〜 | 2004年3月14日 |
△ | 佐竹雅昭 | 3分5R終了 時間切れ | INOKI BOM-BA-YE 2001 | 2001年12月31日 |
フルコンタクト空手
[編集]96戦/92勝/4敗(50の一本勝ち)
獲得タイトル
[編集]- コモンウェルス空手道選手権 3連覇
- カラテワールドカップ '94 優勝
- オーストラリア版K-1 優勝
- WKAムエタイ世界スーパーヘビー級王座(1994年)
- WAKO PROムエタイ世界スーパーヘビー級王座(1999年)
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- Sam Greco - I AM A FIGHTER
- Sam Greco (samgrecoofficialpage) - Facebook
- Sam Greco1 (@SamGreco_K1) - X(旧Twitter)