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ジャン・ニコリ (フェリー)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ジャン・ニコリ
Jean Nicoli
アジャクシオに入港する「ジャン・ニコリ」
基本情報
船種 フェリー
船籍 ギリシャの旗 ギリシャ (1998-2009)
フランスの旗 フランス (2009-)
所有者 ミノアン・ラインズ(1998-2009)
SNCM(2009-2016)
コルシカ・リネア(2016-)
建造所 ブルーセン造船所 (スウェーデンランズクルーナ
母港 イラクリオン (1998-2009)
アジャクシオ (2009-)
船級 BV
信号符字 SYOM (1998-2009)
FNPV (2009-)
IMO番号 9161948
MMSI番号 226280000
改名 パシファエ (1998-2001)
パシファエ・パレス(2001-2009)
ジャン・ニコリ(2009-)
経歴
発注 1996年11月30日
起工 1997年6月2日
進水 1997年12月20日
竣工 1998年6月13日
就航 1998年7月4日
現況 就航中
要目
総トン数 30,010 トン
全長 200.65 m
全幅 25.80 m
喫水 6.60 m
機関方式 ディーゼル
主機関 B&W MAN 8L58/64 4基
推進器 2軸
出力 44,480kW
速力 27ノット
旅客定員 1,500名
乗組員 72名
車両搭載数 トラック100台、乗用車600台
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ジャン・ニコリ(Jean Nicoli)は、フランス海運会社コルシカ・リネアが所有・運航しているフェリー

船歴

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1998年、スウェーデンランズクルーナのブルーセン造船所 にて建造され、ギリシャの海運会社ミノアン・ラインズに引き渡されパシファエ(Pasiphae、ギリシャ語:Πασιφάη、パーシパエー)として、パトラ - アンコーナ航路に就航。その後、パシファエ・パレス(Pasiphae Palace)に改名。2009年にSNCMに売却され、ジャン・ニコリ(Jean Nicoli)と改名された。マルセイユ - アジャクシオ及びマルセイユ - ポルト=ヴェッキオ航路に就航する[1]。SNCMの破綻・清算によって、2016年にコルシカ・リネアに売却された[2]。2020年には、SOxスクラバーを搭載しファンネルが長方形のものに交換された[3]。2022年からはマグリブ各国への航路に就航。

船名

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1943年にOVRA(反ファシズム警戒弾圧機構)に殺害されたコルシカ島フランス・レジスタンスの戦士ジャン・ニコリにちなんで名付けられた。

船内

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8デッキ
  • 特等室(5名×12室)
  • 室(4名×16室)
  • ディスコ
7デッキ
  • レストラン
  • カフェバー
  • ブティック
  • スナックバー
  • プール
6デッキ
  • 室(4名×166室)
  • 座席部屋
5デッキ
  • 室(4名×30室)

ギャラリー

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事故・インシデント

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巨大波との衝突

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2017年3月7日から8日の夜、アジャクシオ - マルセイユ航路で、ジャン・ニコリは巨大波に襲われた。乗組員は遭難信号を発し、トゥーロン港に避難。艦橋の窓が破壊され、航行システムが損傷した。ラ・セーヌ=シュル=メールで修理された[4]

脚注

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外部リンク

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