ジャン=クロード・ルジェ
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ジャン=クロード・ルジェ(Jean-Claude Rouget、1953年 - )は、フランスのポー調教場で厩舎を構える調教師。
出生地はフランス・ノルマンディー。父は調教師で、妻と2人の子がいる。
来歴
[編集]調教師免許取得前は、父の厩舎で働いてからイングランドに渡りポール・コール厩舎やイアン・ボールディング厩舎で経験を積んだ。その後フランスに帰国して、シャンティイ調教場のフレディ・パーマー厩舎で働いた。
1978年、調教師免許を取得し、ポー調教場で厩舎を開業した。開業当初はおもに障害馬の調教を行っていた。
1991年、この年管理馬が191勝しフランスの勝利記録を更新した。さらに1992年は222勝、1993年は230勝、1994年は242勝を記録し自身の持つ勝利記録を4年連続で更新した[1]。また1994年にはミルコムがジャンプラ賞を制し、管理馬がG1競走初勝利を挙げている。
2009年、5月10日にプール・デッセ・デ・プーリッシュをイリューシヴウェイヴで制し、翌週の5月17日に行われたサンタラリ賞(第4競走)をスタセリタで、イスパーン賞(第5競走)をネヴァーオンサンデーでそれぞれ制し、G1競走3連勝を達成した。3頭すべてクリストフ・ルメールの騎乗による勝利だった。
2024年8月8日、2025年1月よりジェロム・レニエ調教師と共同名義で厩舎を運営することが発表された[2]。
おもな管理馬
[編集]- Millkom / ミルコム(1994年ジャンプラ賞、パリ大賞典、マンノウォーステークス、ほか重賞競走2勝)
- Shaka / シャカ(1996年クリテリウムドサンクルー)
- Ask for the Moon / アスクフォーザムーン(2004年サンタラリ賞)
- Germance / ジェルマンス(2006年サンタラリ賞)
- Coquerelle / コケレイエ(2007年サンタラリ賞)
- Literato / リテラト(2007年チャンピオンステークス、ほか重賞競走3勝)
- Elusive Wave / イリューシヴウェイヴ(2009年プール・デッセ・デ・プーリッシュ)
- Stacelita / スタセリタ(2009年サンタラリ賞、ディアヌ賞、ヴェルメイユ賞)
- Never On Sunday / ネヴァーオンサンデー(2009年イスパーン賞、ほか重賞競走1勝)
- Le Havre / ルアーヴル(2009年ジョッケクルブ賞)
- Behkabad / ベーカバド(2010年パリ大賞典、ほか重賞競走3勝)
- Avenir Certain / アヴニールセルタン(2014年プール・デッセ・デ・プーリッシュ、ディアヌ賞、ほか重賞競走1勝)
- La Cressonniere / ラクレソニエール(2016年プール・デッセ・デ・プーリッシュ、ディアヌ賞、ほか重賞競走1勝)
- Sottsass / ソットサス(2019年ジョッケクルブ賞、2020年ガネー賞、凱旋門賞、ほか重賞競走1勝)
- Coeursamba / クールサンバ(2021年プール・デッセ・デ・プーリッシュ)
- Ace Impact / エースインパクト(2023年ジョッケクルブ賞、凱旋門賞)
脚注
[編集]- ^ フランスのリーディングトレーナーは収得賞金順であるため勝利数ではリーディングトレーナーとなれない。
- ^ ソットサス、エースインパクトで凱旋門賞制覇ルジェ師が若手調教師と共同名義の厩舎運営へ日刊スポーツ、2024年8月9日配信・閲覧
関連項目
[編集]- 競馬の調教師一覧
- クリストフ・ルメール - 2007年よりパリ地区での主戦騎手(騎乗契約騎手)。
- イオリッツ・メンディザバル - 2006年までの主戦騎手で現2番手騎手。