ジャヴァリ谷
ジャヴァリ谷先住民区域 Terra Indígena do Vale do Javari | |
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愛称: ヴァーレ・ド・ジャヴァリ | |
南緯5度21分32秒 西経70度59分10秒 / 南緯5.35889度 西経70.98611度座標: 南緯5度21分32秒 西経70度59分10秒 / 南緯5.35889度 西経70.98611度 | |
国 | ブラジル |
州 | アマゾナス州 |
面積 | |
• 合計 | 85,444.82 km2 |
ジャヴァリ谷(ヴァーレ・ド・ジャヴァリ、バーレ・ド・ジャバリ、ジャバリ谷) (ポルトガル語:Vale do Javari、英語:Javari Valley)は、ブラジルで最も大きな先住民区域である。その面積は、85,444.82 km 2に及び、オーストリアよりも広い。名称は、 この地域で最も重要な河川である、ジャヴァリ川にちなむ。この川は、1851年以来、ペルーとの国境を形づくっている。ジャヴァリ谷先住民区域は、ジャヴァリ川に加えて、パルド川、キシト川、 Itaquai川、イトゥイ川でも区切られている。この区域には、 アマゾナス州西部の隣接地域およびアタラヤ・ド・ノルテ市の大部分が含まれる。
住民
[編集]ジャヴァリ谷には、マティス族、マツェ族(マヨルナ族)、クリナ族などの、なんらかの方法で接触可能な3,000人のブラジルの先住民が住む。一方、 未接触の先住民も、推定で2,000名以上住んでおり、それらの人々は少なくとも14の部族[1]に属している(Isolados do Rio Quixito、Isolados do Itaquai (コルボ族)、Isolados do Jandiatuba、Isolados do Alto Jutai、Isolados do Sao Jose、Isolados do Rio Branco、Isolados do Medio Javari、Isolados do Jaquirana-Amburusなど)。未接触部族は、保護区の奥深くに住んでいると考えられ、空中から識別された19の村落に居住しているようである。国立先住民保護財団(FUNAI)のファブリシオ・アモリム(Fabricio Amorim)によれば、そこは「世界で最も、隔絶した集団が密集している」[1]地域である。
飛行機事故
[編集]2009年10月、保護地区の中央に飛行機が緊急着陸した[2]。マティス族の人々が、11人のうち9人の生存者を発見し[2][3]、生存者たちはヘリコプターで保護地区から搬送された。
メディア
[編集]ジャヴァリ谷は、ナショナルジオグラフィックのライター・スコット・ウォレスの著作『征服されざる者―アマゾン最後の未接触部族を求めて』(The Unconquered: In Search of the Amazon's Last Uncontacted Tribes)の舞台である。この本には、2002年にSydney Possueloによって率いられた、76日間の探検の詳細が記述されている。この探検によって、ある未接触部族「矢の人々」の状態について知ることができたとされている。
注記
[編集]- ^ a b Phillips, Tom (22 June 2011). “Uncontacted tribe found deep in Amazon rainforest”. The Guardian 22 June 2011閲覧。
- ^ a b Colitt, Raymond (30 October 2009). “Amazon Indians find plane crash survivors”. Reuters 22 June 2011閲覧。
- ^ “ブラジルで軍の小型機が事故、先住民が機体を発見”. AFP. (31 October 2009)