ジョウザンミドリシジミ
表示
ジョウザンミドリシジミ | ||||||||||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
分類 | ||||||||||||||||||||||||
| ||||||||||||||||||||||||
学名 | ||||||||||||||||||||||||
Favonius taxila or Favonius aurorinus | ||||||||||||||||||||||||
和名 | ||||||||||||||||||||||||
ジョウザンミドリシジミ | ||||||||||||||||||||||||
英名 | ||||||||||||||||||||||||
The Cognatus Green Hairstreak |
ジョウザンミドリシジミ(定山緑小灰蝶 Favonius taxilaまたはFavonius aurorinus)は、チョウ目シジミチョウ科に属するチョウの一つ。ゼフィルスと呼ばれるグループの一種。
概要
[編集]体の大きさに比べて頭部が大きく、前翅先端はやや鋭角気味となり、林内を俊敏に飛翔する青緑色のシジミチョウ。翅裏は灰色地で、暗灰色の縁取りを持つ白帯が縦に走る、ミドリシジミ類では一般的な模様。Favonius属の他のミドリシジミと同様、雄の翅表の光沢は青みが強く、野外での同定は訓練が必要。とくにエゾミドリシジミと似る(本種の方が尾状突起が長く、白帯は後翅肛角にいくにしたがって細くなる)。
ブナ科のミズナラ・コナラ・カシワを食樹とするが、特にミズナラとの結びつきが強い。越冬態は卵。成虫は6月下旬から7月にかけて羽化する。雄の占有飛翔は朝方8時~9時ごろ。
分布
[編集]国内では北海道北東部・本州の東北地方~中国地方の日本海側に分布する。分布域としてはエゾミドリ、メスアカミドリ、ダイセンと近いが、本種は九州にはいない。
日本国外ではロシア極東地域、中国大陸東北部、朝鮮半島に生息する。
関連項目
[編集]参考文献
[編集]- 牧林功解説 『日本の蝶』成美堂出版、1994年、ISBN 4-415-08045-6。
- 日本環境動物昆虫学会編『チョウの調べ方』文教出版、1998年、ISBN 4-938489-11-2。