ジョン・コプラリオ
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ジョン・コプラリオ(John Cop[e]rario, 1570年ごろ - 1626年)は、16世紀末から17世紀前半に活躍したイングランドの作曲家・弦楽器奏者。本名はジョン・クーパー(John Cooper)というが、イタリア文化への傾倒から、17世紀初頭にイタリア風にジョヴァンニ・コプラリオ(Giovanni Coprario)と名乗った。現在はジョン・コプラリオまたは単にコプラリオとして知られている。宮廷楽師としてヴィオラ・ダ・ガンバやリュートの演奏に携わった。
姓を改めてからイタリアに行ったとしばしば言われてきたものの、そのことを証明する文書は存在していない。1622年から皇太子チャールズに仕えて音楽教師を務めたかもしれない。チャールズ1世が即位してからその任務に就いているからである。長年にわたってハートフォード伯エドワード・セイマーの庇護を受け、セイマーのためにウィリアム・ローズを指導した。
コプラリオの作品のうち、幻想曲、セット、ヴィオラ・ダ・ガンバやヴァイオリンのためのその他の曲集、2冊の歌曲集(《葬儀の涙 Funeral Teares 》(1606年) と《挽歌(皇太子ヘンリーの早世を悼んで) Songs of Mourning: Bewailing the Untimely Death of Prince Henry 》(1613年) が知られる。音楽論文『作曲の法則 Rules how to Compose』も執筆した。