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ジョウサンズ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ジョーサンズから転送)

ジョウサンズは、女性浪曲漫才トリオ。1962年(昭和37年)3月結成し新世界新花月で初舞台、人気浪曲師の秋水嬢を中心に据えた、若手女性版の宮川左近ショー的な構成だった。活動は1975年(昭和50年)に一度解散した第1期と後に再結成された第2期に大分される。第2期は1995年(平成7年)11月に解散。

テーマ曲は「〽 さぁさぁ 出ました わたしらトリオ 歌って 笑って 朗らかに ト~リオ~ ト~リオ~ ジョウサ~ンーズ!!」。

ジョーサンズと表記される事もある。

トリオ名の由来は三人の嬢という意味でジョウ(嬢)サン(三)ズ。

メンバー

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  • 日吉川秋水嬢(ひよしがわ しゅうすいじょう、本名・黒瀬(旧姓・河知)喜美子、1932年(昭和7年)6月24日 - 2016年(平成28年)11月30日
大阪府大阪市住吉区出身。ギター担当。滑稽物で人気を取った浪曲師・二代目日吉川秋水の娘で、姉と共に浪曲出身。リーダー。1975年(昭和50年)に米国在住の人と結婚しロサンゼルスに移住、ジョウサンズを解散し芸能界から離れていたが、夫と死別して帰国。浪曲師として活動を始めるかたわら、姉のキクコと第2期ジョウサンズを再結成した。
弟子には日吉川みつ子・むつ子(解散)がいる。
  • 日吉川喜久子(ひよしがわ きくこ、本名・千住(旧姓・河知)喜久子、1930年(昭和5年)5月12日 - 1996年(平成8年)4月3日
住吉区出身。三味線担当。秋水嬢の姉で、同様に浪曲の曲師出身。初期の芸名はキク子やキクコや河内喜久子など様々。第1期ジョウサンズ解散後は1975年(昭和50年)1月から島キクコに改名して島ひろしとのコンビで漫才に転じたが、1976年(昭和51年)に浪曲や河内音頭の曲師に復帰、吉本興業の劇場にも出演した事がある、妹の秋水嬢が帰国すると姉妹のみで第2期ジョウサンズを再結成した。
  • 日吉川スミ子(ひよしがわ すみこ、本名・滝井すみ子、1949年(昭和24年) - )
エレキギター担当。滝井すみ子の本名で松竹芸能の女優としてスタート、その後芸人となり1971年(昭和46年)滝井スミ子の名で良子の後任で参加、廃業後スナックを経営した。[要検証]

歴代メンバー

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  • 雲井 千賀子(くもい ちかこ、本名・太野千賀子、1929年(昭和4年) - )
福岡県小倉市(現:北九州市)の生まれ。浪曲の初代京山華千代の門下になる。オリジナルメンバー、程なく脱退。
千賀子の後任で、音痴振りを弄られる役どころ。脱退後は漫才師に転じ、中田みゆき・ゆきみのゆきみを経て、園ひとみの名で夢乃タンゴとのコンビで永年活躍した(松竹芸能所属)。
  • 日吉川 良子(ひよしがわ よしこ、本名・前田(旧姓・前山)志代子、1946年(昭和21年) - )
和歌山県日高郡の生まれ。スミ子の後を承け参加、初期の芸名は日吉川ヨシコ。アコーディオン担当。1970年(昭和45年)10月に落語家二代目桂枝雀と結婚し1971年(昭和46年)8月に脱退、米朝一門のホール落語の下座三味線を担当。第2期ジョウサンズには参加していない。

参考文献

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  • 「現代上方演芸人名鑑」(少年社、1980年