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ジョージ・ケイブルス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ジョージ・ケイブルス
George Cables
基本情報
出生名 George Andrew Cables
生誕 (1944-11-14) 1944年11月14日(80歳)
出身地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 ニューヨーク
ジャンル ジャズ
職業 ミュージシャン
担当楽器 ピアノ
レーベル SteepleChase、コンテンポラリー、Atlas
共同作業者 ザ・クッカーズ
公式サイト www.georgecables.com

ジョージ・ケイブルス[1]George Cables1944年11月14日 - )は、アメリカジャズピアニスト作曲家である。

略歴

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生い立ち

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ケイブルスはアメリカ合衆国ニューヨークで生まれた[2]。当初、母親からピアノを教えられていた[2]。その後、舞台芸術高校で学び、後にマネス音楽大学で学んだ(1963年–1965年)[2]。18歳でジャズ・サマリタンズ (Jazz Samaritans)を結成し、そのバンドにはビリー・コブハムスティーヴ・グロスマンクリント・ヒューストンが在籍していた[2]。初期のケイブルスのピアノに影響を与えたのは、セロニアス・モンクハービー・ハンコックであった[2]

その後の人生とキャリア

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ケイブルスは、アート・ブレイキーソニー・ロリンズデクスター・ゴードンアート・ペッパージョー・ヘンダーソン、およびその他の定評あるジャズ・ミュージシャンたちと共演している[3]

自身のレコードには、フレディ・ハバードとの『ケイブルス・ヴィジョン』(1980年)などがある[4]。1983年から、ケイブルスは「Bebop & Beyond」というプロジェクトで演奏するようになった。1980年代後半に脱退し、1998年に再び参加するようになったが、その前の1990年代初頭に出された2枚のアルバムにもゲストという形で登場している[2]

ディスコグラフィ

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ジョージ・ケイブルス(1984年)

リーダー・アルバム

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  • 『ホワイノット』 - Why Not (1975年、Trio Records)
  • 『ケイブルス・ヴィジョン』 - Cables' Vision (1980年、Contemporary)
  • Someday (1982年、M & K Realtime) ※with ジョー・ファレル、ジョン・デンツ、トニー・デュマス
  • 『ゴーイン・ホーム』 - Goin' Home (1982年、Galaxy) ※with アート・ペッパー
  • 『ダーン・ザット・ドリーム』 - Darn That Dream (1983年、RealTime) ※with アート・ペッパー、ジョー・ファレル
  • 『テテ・ア・テテ』 - Tête-À-Tête (1983年、Galaxy) ※with アート・ペッパー
  • Phantom Of The City (1985年、Contemporary)
  • Nights At The Keystone (1985年、Blue Note) ※with デクスター・ゴードン、ルーファス・リード、エディ・グラッデン
  • Circle (1985年、Contemporary)
  • Dynamics (1985年、Concord Jazz) ※with ブルース・フォアマン
  • 『フォー・シーズンズ』 - Four Seasons (1985年、Timeless) ※with ボビー・ハッチャーソン、ハービー・ルイス、フィリー・ジョー・ジョーンズ
  • 『ビッグ・ジャズ・トリオ』 - The Big Jazz Trio (1985年、Eastworld) ※with スタンリー・クラークピーター・アースキン
  • 『プレイズ・ミュージック・オブ・ガーシュウィン』 - By George: George Cables Plays The Music Of George Gershwin (1987年、Contemporary)
  • Double Image (1987年、Contemporary) ※with フランク・モーガン
  • Dance Of The Sun (1989年、Timeless Records) ※with エディ・マーシャル、ボビー・ハッチャーソン、ジェームズ・リアリー、マニー・ボイド
  • The Jiggs Up (1990年、Capri) ※with ジグス・ウィグハム、バド・シャンク、ジョン・クレイトン、ジェフ・ハミルトン
  • 『ナイト・アンド・デイ』 - Night And Day (1991年、DIW) ※with セシル・マクビービリー・ハート
  • At Maybeck (1994年、Concord Jazz)
  • Quiet Fire (1995年、SteepleChase)
  • Person To Person (1995年、SteepleChase)
  • Shared Secrets (2001年、MuseFX)
  • Looking For The Light (2003年、MuseFX)
  • Autobiography (2004年、Reservoir) ※with ピーター・リーチ、ジェド・レヴィ、ドゥエイン・バーノ、スティーヴ・ジョンズ
  • 『ライヴ・アット・ポート・タウンゼント』 - Live At Port Townsend (2005年、Challenge Jazz) ※with レッド・ミッチェル
  • Raising The Standard - Live At The Jazz Standard Vol. 2 (2005年、HighNote) ※with フランク・モーガン、カーティス・ランディ、ビリー・ハート
  • A Letter To Dexter (2006年、Kind Of Blue) ※with ヴィクター・ルイス、ルーファス・リード
  • Live In Bollate (2006年、Musica Jazz) ※George Cables Quartet名義
  • A Night In The Life - Live At The Jazz Standard Vol. 3 (2007年、HighNote) ※with フランク・モーガン、カーティス・ランディ、ビリー・ハート
  • The Cocktail Hour - Absolutely George (2008年、Sharon O'Connor's MusicCooks) ※with ピーター・バーシェイ、ルイス・ナッシュ
  • Morning Song (2008年、HighNote)
  • You Don't Know Me (2008年、Kind Of Blue)
  • Piano Vs Piano (2011年、Azzurra Music) ※with マッシモ・ファラオ
  • My Muse (2012年、HighNote)
  • King Arthur (2014年、Musica Jazz) ※Pepperlegacy名義。with Gaspare Pasini、Essiet Essiet、Carl Burnett
  • Icons And Influences (2014年、HighNote)
  • in Good Company (2015年、HighNote)
  • Two For Thad - Remembering Thad Jones (2016年、Edition Longplay) ※with Gary Smulyan
  • The George Cables Songbook (2016年、HighNote)
  • Montreal Memories (2018年、HighNote) ※with フランク・モーガン
  • I'm All Smiles (2019年、HighNote)

ジョージ・ケイブルス・トリオ

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  • 『僕の好きな歌』 - Some Of My Favorite Things (1980年、Atlas)
  • 『ウィスパー・ノット』 - Whisper Not (1981年、Atlas)
  • 『オールド・ワイン、ニュー・ボトル』 - Old Wine, New Bottle (1982年、Atlas)
  • 『スリーピング・ビー』 - Sleeping Bee (1983年、Atlas)
  • 『ワンダフル L.A.』 - Wonderful L.A. (1983年、Atlas)
  • Cables' Fables (1991年、SteepleChase)
  • Beyond Forever (1992年、SteepleChase)
  • I Mean You (1994年、SteepleChase)
  • Alone Together (1995年、Groove)
  • Skylark (1996年、SteepleChase)
  • Dark Side, Light Side (1997年、SteepleChase)
  • Bluesology (1998年、SteepleChase)
  • 『アランフェスの恋人』 - Senorita De Anuerez (2001年、MELDAC)
  • 『ニューヨーク・コンチェルト』 - New York Concerto (2001年、MELDAC)
  • 『パリは燃えているか〜Love Songs〜』 - Is Paris Burnning? (2004年、MELDAC)
  • A Letter To Dexter (2006年、Kind Of Blue)
  • 『バット・ビューティフル〜シェイズ・オブ・アート』 - But Beautiful: Shades Of Art (2006年、M&I)
  • The Cocktail Hour (2008年、Sharon O'Connor's MusicCooks)

Bebop & Beyond

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  • Bebop and Beyond (1983年、Concord Jazz)
  • Plays Thelonious Monk (1990年、Bluemoon)
  • Plays Dizzy Gillespie (1991年、Bluemoon)
  • Friends And Mentors (2000年、Quixotic) ※1984年録音。Mel Martin And Bebop & Beyond名義

ザ・クッカーズ

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  • Cast The First Stone (2010年、Plus Loin Music)
  • Warriors (2011年、Jazz Legacy Productions)
  • Believe (2012年、Motéma)
  • Time And Time Again (2014年、Motéma)
  • The Call Of The Wild And Peaceful Heart (2016年、Smoke Sessions)

脚注

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  1. ^ ジョージ・ケイブルズ」「ジョージ・ケーブルス」「ジョージ・ケーブルズ」の表記もある。
  2. ^ a b c d e f Rinzler, Paul; Kernfeld, Barry, Cables, George, Grove Music Online. Oxford Music Online. Oxford University Press, http://www.oxfordmusiconline.com/subscriber/article/grove/music/J071100 December 18, 2014閲覧。 
  3. ^ Biography, AllMusic
  4. ^ Yanow, Scott. “Cables' Vision: Review”. AllMusic. 2010年12月27日閲覧。

外部リンク

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