スイユ・ド・ノールーズ
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スイユ・ド・ノールーズまたはコル・ド・ノールーズは、フランス南部のミディ運河の最高地点(海抜190 m)である。この分水界はピエール=ポール・リケがミディ運河を設計建設したときに設けられた。 この地点の西側の水は大西洋に流れ、東側の水は地中海に流れる。オートガロンヌ県とオード県の境界にある[1] [2]。
1827年に[3]、リケの相続人がリケオベリスクを建設した。オベリスクには、「ピエール・ポール・リケ、ボンレポス男爵、ラングドックの二つの海運河の作者へ」の献辞がある。ミディ運河の建設中に作られたバッサン・ド・ノールーズと呼ばれる、かつての八角形の貯水池の近くに建っている。
サン・フェレオール貯水池からの水の流れは、ここで運河に合流する。
スイユ・ド・ノールーズに最も近いロックは、大西洋側のオーシャンロックと地中海側のメディテラニーロックである。
スイユは古代から知られており、ギリシャの地理学者ストラボンはガリッシュ峡谷と呼び、ローマ街道のアキタニア街道はこのスイユを通って、ナルボンヌとトゥールーズを結んだ。
脚注
[編集]- ^ Rolt, L. T. C. (1973). From Sea to Sea. Ohio University Press. ISBN 9780713904710
- ^ Mukerji, Chandra (2009). Impossible Engineering: Technology and Territoriality on the Canal du Midi. Princeton University Press. ISBN 978-0-691-14032-2
- ^ Kiessler, Bernd-Wilfried (2009). The Canal du Midi A Cruiser's Guide. Adlard Coles Nautical. pp. 115–116. ISBN 978-1-4081-1273-1
ギャラリー
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ノールーズの余水吐
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リケオベリスク
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バッサン・ド・ノールーズから運河に水が流れ込む
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リケオベリスク
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リゴル・ド・ラ・プレンヌからバッサン・ド・ノールーズに注ぐ
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分水嶺にあるサミットレベルサイン
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ノールーズにあるミディ運河のロック
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オーシャンロックから両隣のロックまでの距離を示す標識