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スコット・シェブラー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
スコット・シェブラー
Scott Schebler
ロサンゼルス・エンゼルス (マイナー)
シンシナティ・レッズ時代
(2016年8月3日)
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地 アイオワ州リン郡シーダーラピッズ
生年月日 (1990-10-06) 1990年10月6日(34歳)
身長
体重
6' 1" =約185.4 cm
208 lb =約94.3 kg
選手情報
投球・打席 右投左打
ポジション 外野手
プロ入り 2010年 MLBドラフト26巡目
初出場 2015年6月5日
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

スコット・アンソニー・シェブラーScott Anthony Schebler, 1990年10月6日 - )は、アメリカ合衆国アイオワ州リン郡シーダーラピッズ出身のプロ野球選手外野手)。右投左打。MLBロサンゼルス・エンゼルス傘下所属。愛称はシャブScheb[1]

経歴

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プロ入りとドジャース時代

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2010年MLBドラフト26巡目(全体802位)でロサンゼルス・ドジャースから指名され、8月16日に契約[2]。契約後、傘下のルーキー級アリゾナリーグ・ドジャースでプロデビュー。5試合に出場して打率.294、1打点、1盗塁を記録した。

2011年パイオニアリーグのルーキー級オグデン・ラプターズ英語版でプレーし、70試合に出場して打率.285、13本塁打、58打点、1盗塁を記録した。

A級グレートレイクス・ルーンズ時代
(2012年4月6日)

2012年はA級グレートレイクス・ルーンズでプレーし、137試合に出場して打率.260、6本塁打、67打点、17盗塁を記録した。

2013年はA+級ランチョクカモンガ・クエークスでプレーし、125試合に出場して打率.296、27本塁打、91打点、16盗塁を記録した。

2014年はAA級チャタヌーガ・ルックアウツでプレーし、135試合に出場して打率.280、28本塁打、73打点、10盗塁を記録した。6月にはサザンリーグのオールスターゲームに選出されている[3]。シーズン終了後からアリゾナ・フォールリーグに参加し、グレンデール・デザートドッグス英語版に加入。23試合の出場で、打率.310、2本塁打、12打点と活躍し、同リーグのオールスターチームに指名打者として選出された[4]。11月20日にはドジャースとメジャー契約を結び[5]40人枠入りした。

2015年はAAA級オクラホマシティ・ドジャースで開幕を迎え、6月5日にメジャー初昇格を果たした[6]。同日のセントルイス・カージナルス戦で7番・左翼手で先発起用されてメジャーデビューし、カルロス・マルティネスから初安打を放った[7]。ロースター拡大に伴って再昇格後の9月4日のサンディエゴ・パドレス戦ではジェームズ・シールズからメジャー初本塁打を放った[8]。メジャーでは19試合で9安打を放ち、うち3本が本塁打で長打率.500をマークしてパワーの片鱗をのぞかせた。なお、AAA級オクラホマシティでは121試合に出場して打率.241、13本塁打、50打点、15盗塁という成績を記録した。

レッズ時代

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2015年12月16日にドジャース、シカゴ・ホワイトソックスシンシナティ・レッズの間の三角トレードで、ホセ・ペラザブランドン・ディクソンと共にレッズへ移籍した[9]

2016年は、ジェイ・ブルースの途中移籍やビリー・ハミルトンの離脱等の影響もあってか、主に右翼手外野手の控えとして起用された。82試合に出場して、打率.265、9本塁打、40打点、2盗塁を記録した。

2017年は正右翼手としてメジャーでシーズンの大半を過ごし、141試合に出場、打率.233、30本塁打、67打点、出塁率.307を記録した。

2018年は107試合で打率.255、17本塁打、49打点だった。

2019年は不振と故障が重なって出場機会が僅か30試合に激減した。

2020年7月19日にDFAとなった[10]

ブレーブス時代

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2020年7月24日に金銭トレードで、アトランタ・ブレーブスへ移籍した[11]。8月6日にDFAとなり[12]、13日にマイナー契約となった[13]。この年は1試合1打席のみの出場だった。

エンゼルス時代

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2020年11月22日にロサンゼルス・エンゼルスとマイナー契約を結んだ。メジャーへ昇格した場合の年俸は90万ドル[14]

2021年4月16日にメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りした[15]。だが11試合で打率.148と振るわず、チームもアンソニー・レンドンが膝を痛めて内野手の補充が必要となってフィル・ゴセリンを昇格させるという理由から5月4日にDFAとなった[16]。その後、5月8日にマイナー契約で傘下のAAA級ソルトレイク・ビーズへ配属された[17]。6月28日に再びメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りした[18]。7月3日に再びDFAとなり[19]、6日にマイナー契約でAAA級ソルトレイクへ配属された[20]

詳細情報

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年度別打撃成績

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O
P
S
2015 LAD 19 40 36 6 9 0 0 3 18 4 2 1 0 0 3 1 1 13 0 .250 .325 .500 .825
2016 CIN 82 282 257 36 68 12 2 9 111 40 2 4 0 0 19 2 6 59 5 .265 .330 .432 .762
2017 141 531 473 63 110 25 2 30 229 67 5 3 0 5 39 5 14 125 7 .233 .307 .484 .791
2018 107 430 380 55 97 19 0 17 167 49 4 2 0 2 39 1 9 99 5 .255 .337 .439 .777
2019 30 95 81 11 10 2 0 2 18 7 0 1 0 0 14 0 0 27 3 .123 .253 .222 .475
2020 ATL 1 1 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 .000 .000 .000 .000
2021 LAA 14 34 34 3 5 3 0 0 8 0 0 0 0 0 0 0 0 17 0 .147 .147 .235 .382
MLB:7年 394 1413 1262 174 299 61 4 61 551 167 13 11 0 7 114 9 30 340 20 .237 .314 .437 .750
  • 2021年度シーズン終了時

年度別守備成績

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左翼(LF) 中堅(CF) 右翼(RF)




































2015 LAD 7 10 0 0 0 1.000 - 6 8 0 0 0 1.000
2016 CIN 13 17 0 1 0 .944 18 30 1 1 0 .969 41 89 4 1 0 .989
2017 - 15 37 0 0 0 1.000 120 188 7 5 2 .975
2018 6 12 0 0 0 1.000 16 37 0 0 0 1.000 86 141 1 6 0 .959
2019 3 2 0 0 0 1.000 24 54 0 1 0 .982 1 1 0 0 0 1.000
2020 ATL - - 1 0 0 0 0 .---
MLB 29 41 0 1 0 .976 73 158 1 2 0 .988 255 427 12 12 0 .973
  • 2020年度シーズン終了時

背番号

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  • 55(2015年 - 同年途中)
  • 30(2015年途中 - 同年終了)
  • 43(2016年 - 2019年)
  • 45(2020年)
  • 44(2021年)

脚注

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  1. ^ Explaining Reds Players Weekend nicknames MLB.com (英語) (2017年8月25日) 2017年9月25日閲覧
  2. ^ "Dodgers sign first-round pick Zach Lee" (Press release) (英語). MLB.com (Los Angeles Dodgers). 17 August 2010. 2016年1月6日閲覧
  3. ^ Sam Dykstra (2014年6月3日). “Southern League reveals 2014 All-Stars” (英語). MiLB.com. 2016年1月6日閲覧。
  4. ^ Vince Lara-Cinisomo (2014年12月10日). “2014 AFL All-Star Team”. Baseball America. 2016年1月6日閲覧。
  5. ^ "Dodgers add Zach Lee, Chris Reed and Scott Schebler to 40-man roster". MLB.com (Press release) (英語). 21 November 2014. 2016年1月6日閲覧
  6. ^ Jeff Johnson (2015年6月5日). “C.R.'s Schebler gets call to the major leagues”. The Gazette. 2016年1月6日閲覧。
  7. ^ Cardinals rally vs. Dodgers to back Martinez”. MLB.com (2015年6月5日). 2016年1月6日閲覧。
  8. ^ Eric Stephen (2015年9月4日). “Dodgers beat Padres in home run derby”. SB Nation. 2016年1月6日閲覧。
  9. ^ Andrew Simon (2015年12月16日). “Reds add coveted Peraza as part of Frazier deal” (英語). MLB.com. 2016年1月6日閲覧。
  10. ^ Mark Sheldon (2020年7月19日). “Notes: Casali vs. Barnhart; Schebler DFA'd” (英語). MLB.com. 2020年7月21日閲覧。
  11. ^ Mark Bowman (2020年7月24日). “Braves acquire Schebler from Reds for cash” (英語). MLB.com. 2020年7月25日閲覧。
  12. ^ Jeff Todd (2020年8月6日). “Braves Activate Will Smith, Designate Scott Schebler” (英語). MLB Trade Rumors. 2020年8月7日閲覧。
  13. ^ Steve Adams (2020年8月13日). “Braves Outright Scott Schebler” (英語). MLB Trade Rumors. 2020年8月14日閲覧。
  14. ^ エンゼルスが17年に30本塁打のシェブラーと合意 - MLB : 日刊スポーツ”. nikkansports.com. 2020年12月10日閲覧。
  15. ^ Connor Byrne (2021年4月16日). “Angels Select Scott Schebler, Designate Jon Jay” (英語). MLB Trade Rumors. 2021年4月28日閲覧。
  16. ^ Connor Byrne (2021年5月4日). “Angels Select Phil Gosselin, Designate Scott Schebler” (英語). MLB Trade Rumors. 2021年5月5日閲覧。
  17. ^ Mark Polishuk (2021年5月8日). “Angels Place Alex Cobb On 10-Day Injured List” (英語). MLB Trade Rumors. 2021年5月10日閲覧。
  18. ^ Anthony Franco (2021年6月28日). “Angels Transfer Mike Trout To 60-Day Injured List” (英語). MLB Trade Rumors. 2021年6月29日閲覧。
  19. ^ Anthony Franco (2021年7月3日). “Angels Option Griffin Canning, Designate Scott Schebler” (英語). MLB Trade Rumors. 2021年7月4日閲覧。
  20. ^ Anthony Franco (2021年7月6日). “Angels Place Anthony Rendon On Injured List” (英語). MLB Trade Rumors. 2021年7月7日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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