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スジブトハシリグモ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
スジブトハシリグモ
スジブトハシリグモ
スジブトハシリグモ Dolomedes saganus
分類
: 動物界 Animalia
: 節足動物門 Arthropoda
亜門 : 鋏角亜門 Chelicerata
: クモ綱 Arachnida
: クモ目 Araneae
: キシダグモ科 Pisauridae
: ハシリグモ属 Dolomedes
: スジブトハシリグモ D. saganus
学名
Dolomedes saganus
Bösenberg & Strand, 1906[1][2][3]
シノニム[2]

Dolomedes pallitarsis Dönitz & Strand, in Bösenberg & Strand, 1906
Dolomedes insurgens Chamberlin, 1924

和名
スジブトハシリグモ[3]

スジブトハシリグモ(学名:Dolomedes saganus)は、クモ綱クモ目キシダグモ科ハシリグモ属クモの一種。

特徴

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褐色[4]または緑褐色[5]または黄褐色[6]で、体側に白い帯があり[4]、頭胸部から腹部にかけて黒褐色の幅広い帯が走る[6]イオウイロハシリグモなどと同じ模様だが、スジブトハシリグモは白帯が腹部後方でうねり、腹部に小さな白い斑点をもつことで区別できる[4]。体長はベーゼンベルクシュトラントの原記載(「日本のクモ」、1906年)によるとオスが13 mmで、メスが15 mmだが[7]、一般的にはオスが10.13 - 13.75 mm、メスが13.63 - 18.55 mmで[2]、メスと比較してオスはやや小さい[6]

生息

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この種は日本台湾中国で見られる[1]。日本では北海道本州四国九州に分布し[2]、池や水田などの水辺に生息する[3]

分類

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以前はDolomedes pallitarsisとして知られていたが、スジアカハシリグモの学名とされていたD. saganusが原記載では本種を指していたことが判明し、2008年に学名が変更された[2]

脚注

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出典

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  1. ^ a b Dolomedes saganus Bösenberg & Strand, 1906”. In: World Spider Catalog (2022). World Spider Catalog. Version 23.5. Natural History Museum Bern, online at http://wsc.nmbe.ch, accessed on 16 July 2022. doi:10.24436/2.
  2. ^ a b c d e Akio Tanikawa; Tadashi Miyashita (2008). “A revision of Japanese spiders of the genus Dolomedes (Araneae: Pisauridae) with its phylogeny based on mt-DNA”. Acta Arachnologica 57: 19-35. https://doi.org/10.2476/asjaa.57.19. 
  3. ^ a b c 谷川明男・小野展嗣「キシダグモ科」小野展嗣編著『日本産クモ類』東海大学出版会、2009年、216-220頁。
  4. ^ a b c スジブトハシリグモ”. 昆虫エクスプローラ. 2022年7月15日閲覧。[出典無効]
  5. ^ スジブトハシリグモ”. 自然観察雑記帳. 2022年7月15日閲覧。[出典無効]
  6. ^ a b c スジブトハシリグモ」『ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典』https://kotobank.jp/word/%E3%82%B9%E3%82%B8%E3%83%96%E3%83%88%E3%83%8F%E3%82%B7%E3%83%AA%E3%82%B0%E3%83%A2コトバンクより2022年7月15日閲覧 
  7. ^ W. Bösenberg; Embr. Strand (1906). “Japanische Spinnen”. Abhandlungen der Senckenbergischen Naturforschenden Gesellschaft 30: 93-422. https://www.biodiversitylibrary.org/page/37182881#page/105/mode/1up.