スターメーアーチャー
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スターメー・アーチャー(英: Sturmey-Archer )はイギリスの自転車部品メーカー。現在は台湾に移転。自転車、モーターサイクルの回転部分を製造する。英語では『スターメイ アーチャー』。
概要
[編集]1902年にイギリスのノッティンガムでヘンリー・スターメー(Henry Sturmey)とジェイムズ・アーチャー(James Archer)が創設した。日本では『スタメ』あるいは『スターメー』と、英語では『S-A』と略される。
フリーホイールやハブなどを製造していたが、特にリアハブに内蔵した変速機である内装変速機は名高く、1939年に発表した内部に遊星歯車機構を密封した傑作機『AW-3』は、その後現代まで続く内装3段変速機の原点である。
その後クロスレシオ、ワイドレシオ、4段変速、5段変速モデルなど多数の内装ハブモデルを開発した。2000年に台湾のSun Raceに買収され、2001年にSun Race Sturmey-Archerに改名した。生産拠点は台湾に移り、その後8段の内装変速機を開発している。
AW-3
[編集]AW-3は現在までの内装変速機の原点といっても過言ではない。半世紀以上にわたって生産されており、開発当初はラレー(en:Raleigh Bicycle Company)等の往年のロードスターの上位モデルに搭載された。現在は、日本や日本からの輸入が多い国ではシマノインター3の採用も多いが、パシュリー(en:Pashley Cycles)・モールトン・ブロンプトン等の小径折畳車他、英国自転車ではスターメーアーチャーの内装変速機が使われている。