スティーヴン・ローゼンバーグ
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Steven Rosenberg スティーヴン・ローゼンバーグ | |
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生誕 |
1940年8月2日(84歳) アメリカ合衆国 ブロンクス |
国籍 | アメリカ合衆国 |
研究機関 |
アメリカ国立がん研究所 ジョージ・ワシントン大学 |
出身校 |
ジョンズ・ホプキンズ大学 ハーバード大学 |
博士論文 | The proteins of human erythrocyte membranes (1969) |
プロジェクト:人物伝 |
スティーヴン・アーロン・ローゼンバーグ(Steven Aaron Rosenberg, 1940年8月2日 - )は、アメリカ合衆国の免疫学者、がん研究者。IL-2の抗腫瘍効果を発見し、悪性黒色腫と腎がんに対するがん免疫療法(Tumor Infiltrating Lymphocyte療法)を確立した。
経歴
[編集]ニューヨーク・ブロンクス生まれ。両親ともにポーランド系ユダヤ人移民。ブロンクス科学高等学校で学び、1961年にジョンズ・ホプキンズ大学を卒業、1964年にM.D.を取得した。ハーバード大学医学大学院で研修医となり、1968年に生物物理学のPh.D.を取得、1970年からはアメリカ国立がん研究所(NCI)の臨床助手となり、1974年から現在まで主任外科教授を務める。1988年からジョージ・ワシントン大学外科教授を務める。1985年には、当時のロナルド・レーガン大統領の結腸癌を治療した医療チームのスポークスマンを務めた。
受賞歴
[編集]- 2011年 - ウィリアム・コーリー賞
- 2013年 - 慶應医学賞
- 2014年 - マスリー賞
- 2018年 - オールバニ・メディカルセンター賞
- 2021年 - ダン・デイヴィッド賞
- 2023年 - クラリベイト引用栄誉賞[1]
- 2023年 - アメリカ国家技術賞[2]
著書
[編集]- 『ガンの神秘の扉をひらく―遺伝子治療の最前線から』 村松潔 訳 文芸春秋社 2013年 ISBN 4-16-347800-0
脚注
[編集]- ^ “2023年の「クラリベイト引用栄誉賞」ノーベル賞級の研究成果と23名の受賞者を発表”. クラリベイト・アナリティクス・ジャパン株式会社. PR Times (2023年9月19日). 2023年9月19日閲覧。
- ^ “NIH immunotherapy pioneer Steven Rosenberg awarded nation’s highest honor for technology and innovation”. News Releases. National Institutes of Health (NIH) (2023年10月24日). 2023年10月25日閲覧。
参考文献
[編集]- ニール・キャナヴァン著「がん免疫療法の誕生」河本宏監訳・三枝小夜子訳 メディカル・サイエンス・インターナショナル 2018