ステファン・グラビンスキ
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ステファン・グラビンスキ Stefan Grabiński | |
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ペンネーム | Stefan Żalny |
誕生 |
1887年2月26日 オーストリア=ハンガリー帝国、カミョンカ・ストルミウォーヴァ |
死没 | 1936年11月12日(49歳没) |
職業 | 小説家 |
国籍 | ポーランド |
ジャンル | 幻想小説、怪奇小説 |
ウィキポータル 文学 |
ステファン・グラビンスキ(波:Stefan Grabiński、1887年2月26日 - 1936年11月12日)はポーランド文学史上ほぼ唯一の恐怖小説ジャンルの古典的作家。近年、国内外で再評価が進み「ポーランドのポー」「ポーランドのラヴクラフト」として知られる[1]。
経歴
[編集]1887年、オーストリア=ハンガリー帝国領ガリツィア・ロドメリア王国のカミョンカ・ストルミウォーヴァ(英語: Kamianka-Buzka)に生まれる[1]。1905年に地元の高校を卒業後、ルヴフ大学でポーランド文学と古典文献学を学び、在学中に作家デビューする。卒業後はポーランドのルヴフとプシェムィシルで教師として働いた[2]。1918年に短編集『薔薇の丘』、1919年に連作短編集『動きの悪魔』を発表し注目を浴びる。短編を本領とし、『狂気の巡礼』『不気味な物語』『火の書』『情熱』といった短編集を次々と出版した[1]。1936年に結核で死亡した[2]。
作品
[編集]小説
[編集]- Salamandra (Salamander) (1924)
- Cień Bafometa (Shadow of Baphomet) (1926)
- Klasztor i morze (Cloister and Sea) (1928)
- Wyspa Itongo (Itongo Island) (1936)
短編集
[編集]- Na wgórzu róż (On Rose Hill) (1918)
- Demon ruchu (The Motion Demon) (1919)
邦訳『動きの悪魔』芝田文乃訳、国書刊行会、2015年 - Szalony pątnik (Mad Pilgrim) (1920)
邦訳『狂気の巡礼』芝田文乃訳、国書刊行会、2016年 - Niesamowita opowieść (Incredible Story) (1925)
- Księga ognia (Book of Fire) (1922)
邦訳『火の書』芝田文乃訳、国書刊行会、2017年 - Namiętność (Passion) (1930)
戯曲
[編集]- Willa nad morzem (Ciemne siły) (Dark Forces)
- Zaduszki (All-Souls' Day)
脚注
[編集]- ^ a b c 国書刊行会 著者紹介ページ
- ^ a b www.goodreads.com英語 2018年1月7日閲覧