コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

ステファーヌ・リドー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ステファン・リドーから転送)
ステファーヌ・リドー
Stéphane Rideau
生年月日 (1976-07-25) 1976年7月25日(48歳)
出生地 フランスの旗 フランスロット=エ=ガロンヌ県アジャン[1]
身長 176 cm[2]
職業 俳優
ジャンル テレビ・映画
活動期間 1994年 -
テンプレートを表示

ステファーヌ・リドーStéphane Rideau1976年7月25日[3] - )はフランスの俳優。ステファン・リドーとも表記される[4]

略歴

[編集]

1976年にロット=エ=ガロンヌ県アジャンで宅配ドライバーの父と専業主婦の母の間に生まれる[1]

1993年にラグビーの試合でプレイしているところをスカウトに見出され、アンドレ・テシネ監督の映画『野性の葦』(1994年)のメインキャストに抜擢される[3]。同作はセザール賞最優秀作品賞を受賞するなど高く評価され、リドーも同賞の有望若手男優賞フランス語版にノミネートされる。

1996年には、『野性の葦』で共演したガエル・モレルの監督作品『フルスピード』に主演する。

2000年に主演した映画『夏の終わり』が国際的に評価されるものの、この作品で演じた同性愛者役のイメージで役柄が固定化することを避けるため、この作品以降、同性愛者役でのオファーを全て断る[3]。それまで同性愛者を演じたのは、実際には数回のみだったにもかかわらず、同性愛俳優のレッテルが貼られていることに疑問を感じ、パリでの生活は快適なものではなくなって行くが、同性愛者役そのものに不満を言う(同性愛者役を否定する)ことはなかった[1]。2001年には再びテシネ監督と組んだ主演映画『Loin』でイメージチェンジをはかるなど、俳優としての仕事を続けるものの、パリでの生活のストレスから逃れるため、故郷アジャンに戻って娘と暮らすようになる[3]と、2000年代半ばには実質的に休業状態となる[2]。数年のブランクの後、2007年ころから仕事を再開する。

なお、2009年に受けた同性愛者向けメディアのインタビューにおいて、「同性愛者の役を演じることをとても自慢に思う (Je suis très fier de mes rôles de gays)」と述べる一方で、自分が同性愛者ではなく、異性愛者であることを明言している[5]

親友ガエル・モレルが監督を務めた2011年の映画Notre Paradis』(英題:Our Paradise)で、若さを失うとともに客を取れなくなった男娼の主人公を演じ、再び同性愛者役に挑んでいる[1]

主な出演作品

[編集]

出典

[編集]
  1. ^ a b c d Jean Baptiste Morain (2011年10月6日). “Stéphane Rideau, gentleman acteur” (フランス語). Les Inrocks. http://www.lesinrocks.com/2011/10/06/cinema/stephane-rideau-gentleman-acteur-119052/ 2013年4月6日閲覧。 
  2. ^ a b Stéphane Rideau” (英語). IMDb. 2013年4月6日閲覧。
  3. ^ a b c d Stéphane Rideau : Sa biographie” (フランス語). AlloCiné. 2013年4月6日閲覧。
  4. ^ 「夏の終わり」 Presque rien (Come Undone)”. 第10回東京国際レズビアン&ゲイ映画祭. 2016年8月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年4月6日閲覧。
  5. ^ Jérôme Gac (2009年9月6日). “Stéphane Rideau: «Je suis très fier de mes rôles de gays»” (フランス語). Têtu. http://www.tetu.com/actualites/culture/stephane-rideau-je-suis-tres-fier-de-mes-roles-de-gays-15398 2013年4月6日閲覧。 

外部リンク

[編集]